人材育成
AWS summit TOKYO 2023で人材育成のセッションを聴きながら考えて、終わってからも考えた。
長年人材育成に携わっていて、最初は機能していた仕組みが途中で機能しなくなった経験がある。
その時の人材育成の内製化手法とほぼ同じだった。
スピーカーの株式会社コーセー進藤 広輔 氏は
- 機会平等でなくて良い
- 阻害要因は「和をもって貴しとす」
とおっしゃる。
機能しなくなった頃から、
- 機会平等
- 横並び
を求めるようになった気がする。
そして、人材育成で最も重要な
- 研修は手段であって目的ではない
という意識が薄れていったことではないかと思う。
そして、教育、研修が目的になり、研修を受けることが目的になっていたのだろう。
なぜ手段であるべき教育が目的になったのか?
それは、「目的」が迷走していたからだろう。
「目的」が迷走して研修内容と目的が一致しないことが増えると、目先の評価を上げることが目的になる。
研修を受けたことをきっかけに、自ら学ぶことが重要だが、研修の評価を目的としていれば、研修内容は終了と共に忘れてしまう。
研修が目的化した時になぜ元に戻せなかったのか、今でも時々考える。
最近の投稿
【Yoshiのよしなしごと】【Yoshiのブログ】【よしなしごと】
« IT素人を説得する技術 <ヘルプデスクはコミュニケーションの仕事> | トップページ | 「変わりはいくらでもいる」 »
「よしなしごと」カテゴリの記事
- Japan IT Week 2024秋(2024.11.03)
- 帝国ホテルと人材育成(2024.10.21)
- VTuber学(2024.10.03)
- 広島平和記念式典(2024.09.27)
- プログラミングと「写経」 <バグ対応経験が重要>(2024.10.06)
« IT素人を説得する技術 <ヘルプデスクはコミュニケーションの仕事> | トップページ | 「変わりはいくらでもいる」 »
コメント