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2023年5月 3日 (水)

人材育成

AWS summit TOKYO 2023で人材育成のセッションを聴きながら考えて、終わってからも考えた。

長年人材育成に携わっていて、最初は機能していた仕組みが途中で機能しなくなった経験がある。
その時の人材育成の内製化手法とほぼ同じだった。

スピーカーの株式会社コーセー進藤 広輔 氏は

  • 機会平等でなくて良い
  • 阻害要因は「和をもって貴しとす」

とおっしゃる。
機能しなくなった頃から、

  • 機会平等
  • 横並び

を求めるようになった気がする。
そして、人材育成で最も重要な

  • 研修は手段であって目的ではない

という意識が薄れていったことではないかと思う。
そして、教育、研修が目的になり、研修を受けることが目的になっていたのだろう。

なぜ手段であるべき教育が目的になったのか?
それは、「目的」が迷走していたからだろう。

「目的」が迷走して研修内容と目的が一致しないことが増えると、目先の評価を上げることが目的になる。

研修を受けたことをきっかけに、自ら学ぶことが重要だが、研修の評価を目的としていれば、研修内容は終了と共に忘れてしまう。

研修が目的化した時になぜ元に戻せなかったのか、今でも時々考える。


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