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2024年2月

2024年2月28日 (水)

「天賦の才」と「努力」と「運」

天賦の才をもつ人がさらに努力すると、凡人は絶対に追いつけないっす! Note イトーダーキ  (2023/5/9)

イトーダーキ氏がオリンピックに出るような人と話した時に彼ら彼女らが共通して言っていることは、

「私は運が良かったんだよ」

「自分が人生をかけてやるべきことを、ただ見つけただけなんだから」

らしい。

「天賦の才」という言葉を久しぶりに聞いたので、「天賦の才」を考えている時にこの記事を見つけた。

ネットには、その分野で秀でるには、持って生まれた才能だけではなく、努力や運が必要だとおっしゃる方が多い。
「生まれた才能」「努力」「運」について考えてみた。
ほぼ60年の経験則だから一般的ではないかもしれない。

◯「生まれた才能」と「努力」
才能を持った人が努力すると凡人は敵わないのは、残念ながら事実のようだ。
だから、努力は裏切らないという意見には否定的だ。

◯「努力」と「運」
「運が良かった」という人は、意識せず努力ができる人だと思う。
側から見ると、大層努力しているのに、当の本人は努力を楽しむかのように、大した事はないと言う。
この手の人には、凡人は到底敵わない。

◯「天賦の才」
還暦過ぎのオヤジが、今考えている「天賦の才」は、
天賦の才は誰でも持っているけれど、それだけでは大したことがないレベルだ。
例えば、子供の頃駆けっこしたら他の子より早かったとか、九九を早く覚えられたとか、絵本の中の登場人物の気持ちがなんとなく分かったとか、ごく僅かなもので、凡人が努力すれば容易に逆転できるレベルだと思う。

この僅かな「天賦の才」の分野で努力すると凡人以上になれる可能性は高い。
更に、その分野が好きになったりして、他のことをやらずに集中すると超人レベルになれるのだと思う。

◯自分の「天賦の才」はわからない
ただ困ったことは、自分の天賦の才はなかなかわからないことだ。
だから、気になったことはなんでも、やってみるしか無いと思う。
石の上に3年もいる決心は必要はない。
そのうち、やってみたことにわずかでも天賦の才があって、しかも、気に入って集中が苦にならないという幸運がやってきたら、石の上に3年以上座れるようになる。

◯集中を邪魔する人
もう一つ困ることは、努力や集中を邪魔する世間や大人がいることだ。
「オタク」とか「変人」とか「そんなことをやっている人はいない」などと言われている人は、受け流して(スルーして)おけば良い。
自分の「天賦の才」の分野で凡人以上になった方が、楽しい。

◯自分の天賦の才を考えてみた
(人生の折り返しもとうに過ぎているけど)
自分の「天賦の才」は

  • 好奇心
  • 過集中

かもしれない。
面白そうなこを見つけて没頭して凡人以上になれたことがある。
ところが、好奇心と集中力が持続しないので、達人レベルになれない。orz

60年生きてきて極めたのは「中途半端」だったような気がする。

還暦過ぎて「ほぼ1人情シス」をやっていて、ほとんど困らないのは、これまで中途半端を極めたおかげだと気がついた。
達人レベルの人に頼らなくても、そこそこできてしまう。

ところが、極めた中途半端はた経歴書に書けないんだよぁ。


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2024年2月25日 (日)

定年グライダー

還暦を過ぎて、同年代の働き方を観察すると、グライダー的な生き方の人が結構いるように見える。

グライダー的働き方は、定年や役職定年までの最初のキャリアでなるべく高いポジションまで上がっておいて、(役職)定年後グライダーのように滑空する働き方だ。

※以下「定年」や「役職定年」を単に「定年」と書きます。

グライダーは自ら上昇することはできないから、最初のキャリアでなるべく高い位置まで上がることが必要だ。
そして、その高度を維持したまま次のキャリアに移ろうとする。

定年後の給与は定年前で決まったりする。
だから、定年後は給料が下がるからモチベーションが下がると言う人はいる。(定年前と同じ仕事なら分からなくもない)

定年時の能力を考慮せずに定年後の給与を決める雇用側も、如何なものかと思うが、
定年時の能力を客観視せずに、給与が下がることに不満を口にする非雇用者も、如何なものかと思う。

定年が目前に迫ると、このような不満や愚痴を声高にいう年寄りがいる。
そのような職場は閉塞感が満ちているように感じる。
定年まで恵まれていた年寄りの愚痴を、若者達はどういう気持ちで聞いているのだろうか?
歳を取るとそのような想像もできなくなり、若い世代を思いやることもできなくなるのは哀しい。
歳は取りたくないねぇ

閑話休題

歳を取っているけどエンジンを吹かして自由に飛び回るように働きたいものだ。
ガタがきているからエンジンが止まって墜落するかもしれないけど。


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2024年2月22日 (木)

新人VTuber 儒烏風亭らでん

最近VTuberにはまってしまって、有名動画勢を中心にまとめて見た。
配信勢は、生配信を追いかけるのは大変なのと、1本の時間が長いのでアーカイブもあまり見ていない。
配信勢は2つのプロダクションが寡占状態で、ライバーも飽和状態で活動休止(引退)するライバーも多い。

オヤジて的には、
美少女+ちょい歌うま+面白い話
という基本フォーマットの中で個性を出そうとしているように見える。
オヤジには似たようなアバターに見えるのだけれど、それぞれファンがついている。
ファンはリアルなアイドルより追いかけるのは簡単だ。

人数が多いアイドルグループのビジネスモデルに似ている。
才能を見つけてプロデュースするのはリスクが大きいので、多数デビューさせてあとは市場と本人に任せるという戦略だろう。

そんな中、大手プロダクションに大型新人?が現れたようだ。

酒カス、ヤニカス、スロカスを公言し、歌は苦手、美術オタクを公言する、儒烏風亭らでん氏(初配信日2023/9/10)だ。

儒烏風亭らでん氏はアイドル路線から距離を取ろうとしているように見える。
学芸員の資格を持っていて、美術・工芸の知識は豊富で、文化財や美術館をテーマに1時間喋り続けられる。

プロダクションも社長自ら、多様性の象徴としてメディアで紹介※1したり、
日経エンターテインメントにインタビュー記事※2が掲載されたりと、
プロダクションが力をいれているように見える。

美術分野は潜在的なニーズはあるから、儒烏風亭らでん氏はプロダクションが多く抱えているアイドルVTuberとは別の視聴者層をターゲットにすることができる。
新しい視聴者層を開拓してVtuber界隈の飽和状態を打開できる可能性がある。

うまく売れると、さかなクン氏のようになるかもしれない。
見守ろう。



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2024年2月19日 (月)

表計算「作った本人が退職」会社で起きる大混乱

表計算「作った本人が退職」会社で起きる大混乱 東洋経済 鈴木 純二 (2024/02/08)

東洋経済らしく読者層を考慮して、表計算ソフトの利用を例に会社のデジタル化を説明しておられる。

※どれか1つにでもチェックが入れば初期段階。改善が必要です
□ 定例業務を回すためには表計算ソフトの使用が必須である
□ 社内で紙の伝票が回っている
□ お客さまから対応の遅さを指摘されている
□ お客さまに紙やファックスで帳票を送っていただくようお願いしている
□ 同じ仕事をしている担当者間で仕事のやり方が違う・作業効率が違う
□ 事務職の社員が「テレワークはできない」と言っている

らしい。

鈴木 純二 氏はデジタル化の初期段階を、電卓仕事からパソコンを使った仕事に切り替わった段階で、

「会社に1つ以上のメールアドレスがあり、ホームページも業者に作ってもらった。簡単な計算は表計算ソフトでやっている。パソコンはネットワークに接続されており、ファイルやプリンターの共有ができている」といった状態

とおっしゃる。
感覚的には25年くらい前だろうか。

表計算ソフト(Excel)の進化は著しい。
機能も増えたし、データベースや統計用の関数も増えた。
初期のExcelは扱えるデータ量に制限があったから個人的に使用する便利ツールだった。

表計算ソフトが実用になった頃から作業効率が格段に良くなった。
そして、いつしか
 パソコンが使える=Excelが使える
のようになっ多様な気がする。

「Excelが使える」から「Excelの関数が使える」の壁は大きいようだ。
便利な関数を使うと、更に作業効率が上がる。
他人が作ったExcelシートは手を入れないで使えるなら便利だが、変更しようとしたり、不具合を治そうとすると、心が折れることが多い。

一般的に、コンピュータを使って入力データを処理して結果を出力するには
 処理を分析→アルゴリズム検討→コーディング→実行
というステップを踏む。
逆の流れをたどるのは大変だ。
便利な関数が使われたExcelシートはコード(プログラム)が書いてあるだけだから、アルゴリズムや作者の意図がわからない。
Excelで業務が効率化したとしても、それは業務ソフトではなく使い捨てツールだと思ったほうが良い。
この問題はExcelシートだけではなく、今流行のRPAで作成したアプリにも当てはまる。

因みに、冒頭の記事には解決方策が無い。記事で紹介された本を買えということか?

解決方策
「ほぼ1人情シス」が考える解決法作は、
 知識と技能に投資すること

ICTに関して設備やソフトに投資しただけで、デジタル化するのは無理で、知識と技能が必要だ。
知識と技能を持った人(技術者)を雇用しても良いし、社内で素養を持った人を教育してもよい。

必要なのは、設備やソフトと知識と技能だ。

最近、豊川悦司がCMでやっている「俺文系管理職なのに~」を信じてはいけない。


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2024年2月14日 (水)

情シス頑張ったことアンケート 2022 <他人のやりかを変えることは難しい>

情シス頑張ったことアンケート 2022

IIJが毎年「情シス頑張ったことアンケート」を公開している。

『最も「イラッと」したこと』の中に、↓のような回答があった。

MS365の導入で、完全にTeamsというWeb会議システムになってしまっていること。例えば、チャット機能の利用を推進しようとして経営層が出席している会議で説明を行ったが、鼻で笑われて相手にされなかった。
また、チームやOneDriveを利用して、Excelでの情報共有をリアルタイムに行う方法も現場に指導してみたが、結果的には使われておらず、今まで通りファイルサーバ上に置いてあるExcelファイルで共有しているため、時々、誰も使っていないのに使われていることになるOSのバグが発生し続けている。どのようにすれば、Web会議以外の機能を業務に有効活用できるかを悩んでいる。(100~500人/機械・電気製品)

目に浮かぶようだ。

Excel+NASから離れられない人は多いようだ。
だから、SharePointをNAS代わりに使う。(わかりやすいから)

SharePointに置いてあるファイルはロールバックできるけれど、その機能を知らないから古いバージョンのファイルがたくさん置いてあったりする。
でも、バージョン管理は意識していないようだ。

SharePointのリンクを送って編集すれば共同編集できるのだが、わざわざダウンロードしてメールに添付して送る(白ヤギさん黒ヤギさん方式だ)から、コピーが増える。
そして、どのファイルのデータも最新でない状態になる。

今や業務チャットは不可欠だ。
ところが、「メールで送ってほしい」という人がいたりする。
どうしてもメールで受けたければ、チャットでメンションされたら自動的にメールに転送するようにすればよいと思うのだが...

他人に労力を強いるのは、Exceでなく算盤、メールでなく電話の使用を強要する構造と同じだ。
古いやり方に固執し、他人に労力を強いる人がいると、今時のシステムを導入しても効果は 無い 限定的だ。

情シスをやっていると、「ああ゙~率化できるのに...」と思うことはたくさんある。
ところが、他人のやりかを変えることはとても^2難しい。
業務改善はボトムアップだけでは無理だ。


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2024年2月11日 (日)

なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか

なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか
〝ゆるい職場〟時代の人材育成の科学
古屋星斗
日経BP

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今時の若者に対して感じていることとをアンケートを基にしたデータで検証している。
今の若者を世間はZ世代と一括りにするが、到底一括りにはできない多様性があるようだ。

これまでの日本の社会構造は世代の一様性を前提にしてきたように思う。
年寄りたちは、本当は存在しない一様性を前提にZ世代を理解しようとしているため、これまでにない世代ギャップを感じているのではないだろうか。

古屋星斗氏は

「やりたいこと」や本人の希望を尊重しそれを過剰なほどに求める現代の学校教育に始まる状況は、それが〝ある〟若者にとっては最高の環境になりうるが、それが〝ない〟若者には辛く苦しく、〝ある〟若者との差が広がる一方である

とおっしゃる。

◯やりたいこと
進学や就職の際に「やりたいこと」を求められる。
そして、娘が就職する際に「やりたいことは何?」と訊いた。
それは、自分が子供の頃から「職人」になりたいと思い、就職してからも「技能者」に拘っていたから、「やりたこと」が無いことがよくわからなかった。
だから、悪気なく「やりたいこと」をつい訊ねたのだと思う。

特に「やりたいこと」がない人に対して「やりたいことは何」という質問がつらいならば、「とりあえず興味があることをやってみたら」というアドバイスを思い付く。

◯まずは行動してみたら
ところが、古屋星斗氏は、今時のマネジャーは「まずは行動してみたら」「やればわかるよ」と伝えるよりも「行動のための言い訳」を提供することを提案しておられる。

◯マネジャーの成功体験
「行動のための言い訳」としてマネジャーの成功体験は有効ではない可能性は高い。
昔の成功体験に普遍性はないから。

マネジャー自身に「やりたこと」があったか、なかったによらず、マネジャー自身の成功体験、失敗体験に拘らず、「行動のための言い訳」になりそうなネタを見つけて提供することが必要なのだろう。


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2024年2月 8日 (木)

NHKで新しいテレビ2024 <◯◯なのに>

NHKで新しいテレビ2024を見た。

番組の中で若い世代のクリエータ5人による座談会【ダイヤモンドトーク】をやっていた。
参加者は
 漫画家・魚豊氏
 小説家・日比野コレコ氏
 Gacharic Spinのアンジェリーナ1/3氏
 ダウ90000の蓮見翔氏
 映画監督・今井環氏
の5名

彼らは所謂「Z世代」と呼ばれるが、「Z世代」として一括りにされることに違和感があるという。
個々はそれぞれ性格もバックグラウンドも価値観は異なっていて、共通項も少ないにもかかわらずオジサン世代は一括りにしようとするという。

40年くらい前、彼らと同じくらいの年齢の時に「新人類世代」とか「シラケ世代」と呼ばれていた。
「焼け跡世代」や「全共闘世代」からみるとやる気が無いように見えたのだろう。

でも、個々はそれぞれ性格もバックグラウンドも価値観は異なっていて、共通は同じ頃に生まれ、同じような義務教育を受けたころぐらいだ。ところが、20年も同じ職場で働いていると、没個性で、同じ価値観になっていたような気がする。

学校の同調圧力にも馴染めなかったが、職場の同調圧力にも馴染めなかった。
社会は多様性に対する許容範囲が狭いので、同質性から逸脱すると、異端児扱いされるのは、今も昔も同じだろう。

40年前の「シラケ世代」と現在の「Z世代」が異なるのは、「一括りにされたくない」と主張できること、社会からの同調圧力に容易に同調しないことだろう。

番組の中で「○○なのにという前置きがある」という発言があった。
今井環氏は「小学生なのに」、
星街すいせい氏は「Vtuberなのに」と言われるらしい。
映画やパフォーマンスなどを評価する前にある、固定観念が鬱陶しいのだろう。


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2024年2月 4日 (日)

DMARCレポート

◯DMARC
Googleがメール送信者のガイドライン(https://support.google.com/a/answer/81126?hl=ja)を発表してから、あちらこちらに影響が出ている。

メールを大量送信するユーザでなくてもDMARC対応を求められている。
たとえば、SAKURA internetはレンタルサーバから送信されるメールのDKIM,DMARCに対応したようだ。
【さくらのレンタルサーバ / マネージドサーバ】DKIMおよびDMARC対応に関するお知らせ

「ほぼ1人情シス」をやっているサイトでは1年くらい前にDMARCに対応した。
DMARCに対応すると毎日DMARCレポートが送られてくる。まじめに見ると結構な負担だ。

◯ところで、
CISCOさんのDMARCレポートは迷惑メールフォルダーに配送されていた。

冗談みたいなはなしだけど、DMARCレポートのメールヘッダーを見たら、dmarc=fail になっている。
これまでCISCOのDMARCポリシーは none だったから迷惑メールフォルダーに配送されていたが、最近ポリシーを rejectに変えたようで、リジェクトされるようになった。
cisco.comを使っているユーザのメールは dmarc=pass なのでユーザには影響はないようだ。

◯情シスは気がつくのか?
情シスはDMARCレポートがリジェクトされていることに気がつくのか考えてみた。
ユーザのメールはリジェクトされていないので、ユーザからの申告はない。
DMARCレポートを受け取っている組織の情シスは気が付くけれど、CISCOに知り合いがいないとなかなか連絡しにくい。

CISCOの情シスさんは、DMARCレポートを見ていれば気が付くけれど、CISCOさんくらい大きなサイトだとDMARCレポートも多いだろうからツールを使わないと難しいのではないかと思う。

◯DMARCの説明
Eメール認証のベストプラクティス – SPF、DKIM、およびDMARCを導入する最適な方法


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