新人VTuber 儒烏風亭らでん
最近VTuberにはまってしまって、有名動画勢を中心にまとめて見た。
配信勢は、生配信を追いかけるのは大変なのと、1本の時間が長いのでアーカイブもあまり見ていない。
配信勢は2つのプロダクションが寡占状態で、ライバーも飽和状態で活動休止(引退)するライバーも多い。
オヤジて的には、
美少女+ちょい歌うま+面白い話
という基本フォーマットの中で個性を出そうとしているように見える。
オヤジには似たようなアバターに見えるのだけれど、それぞれファンがついている。
ファンはリアルなアイドルより追いかけるのは簡単だ。
人数が多いアイドルグループのビジネスモデルに似ている。
才能を見つけてプロデュースするのはリスクが大きいので、多数デビューさせてあとは市場と本人に任せるという戦略だろう。
そんな中、大手プロダクションに大型新人?が現れたようだ。
酒カス、ヤニカス、スロカスを公言し、歌は苦手、美術オタクを公言する、儒烏風亭らでん氏(初配信日2023/9/10)だ。
儒烏風亭らでん氏はアイドル路線から距離を取ろうとしているように見える。
学芸員の資格を持っていて、美術・工芸の知識は豊富で、文化財や美術館をテーマに1時間喋り続けられる。
プロダクションも社長自ら、多様性の象徴としてメディアで紹介※1したり、
日経エンターテインメントにインタビュー記事※2が掲載されたりと、
プロダクションが力をいれているように見える。
美術分野は潜在的なニーズはあるから、儒烏風亭らでん氏はプロダクションが多く抱えているアイドルVTuberとは別の視聴者層をターゲットにすることができる。
新しい視聴者層を開拓してVtuber界隈の飽和状態を打開できる可能性がある。
うまく売れると、さかなクン氏のようになるかもしれない。
見守ろう。
- ※1 「ホロライブ」カバー谷郷社長が語ったVTuberビジネス--成長の背景や運営の考え方 CNET japan (2024/2/1)
- ※2 儒烏風亭らでん 文化・美術への愛と知識があふれるV系噺家 日経XTREND (2024/01/17)
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