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2024年4月 3日 (水)

抽象的概念

 

篠原信氏は具体的な体験を積み重ねることで抽象的概念を獲得できるとおっしゃる。

畑村洋太郎先生は、「わかる」とは知識の抽象化といわれる。
佐伯胖先生は、「わかる」とは既に知っていることの体系化だといわれる。
(「わかる」 ということ )
抽象的概念が獲得できることは、つまり「わかる」ということだろう。

篠原信氏の投稿もさることながら、投稿のリプライでの辻元氏と論争は興味深い。

篠原信氏は帰納的アプローチのようだ。
予備知識になしに一般的な法則を発見(抽象化)するには、多くの事実や事例を得る必要があるから体験は重要だ。
ところが、興味がなければ体験しようとは思わない。
特に子供の頃は体験することに義務感はないから面白くないと思うことは体験できない。

篠原信氏が驚きが必要とおっしゃるのは、驚くことで興味を持続でき、体験が増え、抽象的概念の獲得につながるという、「わかる」ためのプロセスができるからだろう。

今の教育は演繹的アプローチが主だと思う。
まず、法則や公式があって、その公式から新たな理解を得るというプロセスだ。

ところが、子供の頃は、最初に教えられる法則や公式「〇〇だと思いねえ」から始まると、胡散臭いと思ってしまう子供だった。
法則や公式を説明してくれるけれど、ほぼ理解できなかった。
理解できなくても覚えるというアプローチはあるが、記憶が苦手なのですぐに覚えるべきことが溢れてしまう。

帰納的アプローチは車輪の再発見を続けることだから、なかなか高等教育のレベルに到達できない。
偉大な先人の発見を完全に理解できなくてもとりあえず受け入れることができれば、演繹的アプローチで先人のレベルに近づくことができる。

元氏のいう抽象化の閾値は、どのレベルにも存在すると思う。
数学オリンピックのチャンピオンから数学者への「閾値」もある。
もっと身近に、二次関数から三角関数や微積分への「閾値」もある。
この「閾値」を超えるか超えられないかで「理系」と「文系」に分類されたりする。

最近は、学歴だけで一生食っていくことは難しくなってきたから自学自習が重要だ。
教師がいなくても一人で学んで理解しなければならないことも多い。
その時に役立つのは、篠原信氏のいう、
 驚く→体験を増やす→抽象化する
というアプローチだろう。


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