AWS summit 2024 を見に行った。
感想など
・熱気がある。先週のInterop2024とは熱気が格段に違う。
・若者が多い。オヤジはほとんどいない。
・今年のトレンドは「生成AI」
・AWSは社会インフラになる
・グローバル企業は、自社の製品ではなくビジョンを語る。
〇生成AI
業務システムに組み込むにはもう少し足りないところはある。
先進的な人(Early Adapotr)が興味を持っている時期を過ぎて、様子を見ていた人たち(Early Majority)に広がったのだろう。
〇AWSはインフラ
ICT分野の「インフラ」は、
PC/OS→InterNet→クラウド
と高いレイヤに移ってきた。
インフラになると付加価値が高くなって、それより低いレイヤの付加価値は相対的に低くなり「社会インフラ」(普通にある)になる。
例えば、Inter Netがインフラになったとき、それまでインフラだった回線網は「社会インフラ」になって付加価値は低下した。
そして、回線関係の仕事は「土管屋」などと呼ばれるまでになった。
回線の障害が発生すると業務が止まる人がたくさんいるのに、評価されない。
近い将来AIがインフラになると、下位レイヤのクラウドは社会インフラになって、付加価値が低下するだろう。
そうなったときにAWSが何を売っているのか楽しみだ。
〇セッション
戸田建設の「プログラムを書けないゼネコン社員が、3 年でどこまでやれるのか ~戸田建設の技術的自立と現場力の向上~」が面白かった。
建設や事務の現場にいた、ITが専門ではない社員で業務支援システムを作った事例の紹介だった。
タイトルはシステム構築例のようだが、DX人材育成の成功例事例のようだ。
現場のニーズ、現場にあるデータは現場にいる人がよく知っている。
現場の課題を解決するには、現場の社員による内製化が良いとの判断だ。
彼らは、ネットワーク構築やサーバー構築の知見はないので、サーバレスで構築したそうだ。
オンプレから移行する場合や、後からクラウドを変えられるようにと考えると、IaaS上の仮想マシンにコンテナで構築すると融通が効くし、これまでの知見が使える。
しかし、ネットワークやサーバー構築の知見を持たない人・組織にとっては知見を獲得しなければならないから、人材育成には時間がかかり、内製化は難しい。
サバーレスにすると、アプリの知識・技能を獲得すればよいから、短期間で人材育成できて、内製化が可能になる。
さすがに基幹システムではないらしい。
〇基調講演
早期申し込みだったらしく、クッション付きの指定席で聞けた。
基調講演でAWS、SONY、ISpace、セッションでHONDAの講演を聴いた。
グローバル企業は自社の製品紹介ではなく、ビジョンを語っていた。
グローバル企業だからビジョンを語っているのか、ビジョンを語っていたからグローバル企業になれたのか?
〇若者が多い
オヤジが少なかった。
先週セミナーを聞いたときに冷房で寒かったのでスーツを着ていったら浮いていた。(^^:
オジサンたちトレンドをキャッチアップしなくていいのかな?
IBM方言やMS方言を知っているだけでは、若者が話すAWS方言が理解できないと思う。
最近の投稿
【Yoshiのよしなしごと】【Yoshiのブログ】【よしなしごと】【展示会】
最近のコメント