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2024年6月

2024年6月28日 (金)

一字あけ <NET時代の文章の書き方>

一文字空けるか、空けないか…「紙に文字を書く」のが「ふつう」ではなくなった今、揺れ始めている「日本語の表記」
堀井 憲一郎 現代ビジネス (2024.06.08)

堀井 憲一郎 氏は

文の先頭を1字空けるのは、縦書き書籍を前提とした習慣だから、ネットに公開する文書では従わなくても良いのではないか

とおっしゃる。

最近ネットで話題になっているマル(句点)が普及したのは明治後期なので、高々100年そこそこだ。
モリサワ note編集部さんによると、文先頭の1字空けも同じ時期に普及した可能性があるらしい。

昔と違って、記録媒体、表示デバイスが多様だから、統一して基準を示すことは難しくなっている。
スマホなど、表示できる文字数が少ない場合は、読点の代わりに改行、句点の代わりに1行空けが読みやすいことがある。
一方で、SNSに長文の投稿は、句読点、先頭1字空けの方が読みやすいこともある。

Webで公開されるHTMLの場合は書き手が、表示を完全に制御することは難しい。
しかし、分かりやすい表現や文章の構成は書き手が制御できるので、
まずは、文章そのもの書き方を考えるのが良いと思う。


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2024年6月25日 (火)

昭和99年のデジタル小作人

昭和99年のデジタル小作人:日経の見出しを吹き飛ばすべく野心とゲームチェインジの視点で成長のために貪欲に行動していこう!
note 森 浩昭 / Hiroaki MORI (2024/1/16)

刺激的なワード×2だ

昭和99年

昭和が終わって、バブルが弾けたのを機会に
コペ転すれば良かったのだろうが、思考停止してしまった。
これまで働いていた期間のほとんどが右肩下がりだったと思うと、忸怩 たるものがある。
これからでも遅くない。

デジタル小作人

嫌な言葉だ。
似たような言葉で「デジタル土方」という言葉がある。
「デジタル土方」は、多重請負の末端で働くIT技術者を、建築・土木業界で無くてはならいが評価されない土方に喩えた言葉だ。

「デジタル小作人」は、
耕作地を地主から借りて農作業をおこない、借地の対価として収穫の一部(大部分)を年貢として提供する農家のことだ。
地主は小作人の年貢で働くことなく裕福な生活ができるが、小作人は年貢が負担になるので生活に余裕がない。

「小作人」は搾取の代名詞として使われる。
「デジタル小作人」はIT業界でBigTechに搾取される人たちの意味で使っているのだろう。

これまでIT変革を拒んできたSIerや経営者は、IT技術者を「デジタル土方」にして搾取し、使い捨てにしてきた。
そして、気が付けば「デジタル地主」に搾取される「デジタル小作人」になっていたわけだ。

小作人を止めるには、耕作地を開墾するか、農地開放で社会構造を破壊するしかない。
経営者ができるのは、イノベーションを起こすことだろう。
しかし、昭和99年を生きている経営者にそれを期待することは無理かもしれない。


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2024年6月22日 (土)

AWS summit 2024 <もはやインフラ>

AWS summit 2024 を見に行った。
Awssummit2024
感想など
・熱気がある。先週のInterop2024とは熱気が格段に違う。
・若者が多い。オヤジはほとんどいない。
・今年のトレンドは「生成AI」
・AWSは社会インフラになる
・グローバル企業は、自社の製品ではなくビジョンを語る。

〇生成AI
業務システムに組み込むにはもう少し足りないところはある。
先進的な人(Early Adapotr)が興味を持っている時期を過ぎて、様子を見ていた人たち(Early Majority)に広がったのだろう。

〇AWSはインフラ
ICT分野の「インフラ」は、
 PC/OS→InterNet→クラウド
と高いレイヤに移ってきた。

インフラになると付加価値が高くなって、それより低いレイヤの付加価値は相対的に低くなり「社会インフラ」(普通にある)になる。

例えば、Inter Netがインフラになったとき、それまでインフラだった回線網は「社会インフラ」になって付加価値は低下した。
そして、回線関係の仕事は「土管屋」などと呼ばれるまでになった。
回線の障害が発生すると業務が止まる人がたくさんいるのに、評価されない。

近い将来AIがインフラになると、下位レイヤのクラウドは社会インフラになって、付加価値が低下するだろう。
そうなったときにAWSが何を売っているのか楽しみだ。

〇セッション
戸田建設の「プログラムを書けないゼネコン社員が、3 年でどこまでやれるのか ~戸田建設の技術的自立と現場力の向上~」が面白かった。
建設や事務の現場にいた、ITが専門ではない社員で業務支援システムを作った事例の紹介だった。
タイトルはシステム構築例のようだが、DX人材育成の成功例事例のようだ。

現場のニーズ、現場にあるデータは現場にいる人がよく知っている。
現場の課題を解決するには、現場の社員による内製化が良いとの判断だ。

彼らは、ネットワーク構築やサーバー構築の知見はないので、サーバレスで構築したそうだ。
オンプレから移行する場合や、後からクラウドを変えられるようにと考えると、IaaS上の仮想マシンにコンテナで構築すると融通が効くし、これまでの知見が使える。

しかし、ネットワークやサーバー構築の知見を持たない人・組織にとっては知見を獲得しなければならないから、人材育成には時間がかかり、内製化は難しい。

サバーレスにすると、アプリの知識・技能を獲得すればよいから、短期間で人材育成できて、内製化が可能になる。
さすがに基幹システムではないらしい。

〇基調講演
早期申し込みだったらしく、クッション付きの指定席で聞けた。
Aws Awssummit2024ticket
基調講演でAWS、SONY、ISpace、セッションでHONDAの講演を聴いた。
グローバル企業は自社の製品紹介ではなく、ビジョンを語っていた。

グローバル企業だからビジョンを語っているのか、ビジョンを語っていたからグローバル企業になれたのか?

〇若者が多い
オヤジが少なかった。
先週セミナーを聞いたときに冷房で寒かったのでスーツを着ていったら浮いていた。(^^:

オジサンたちトレンドをキャッチアップしなくていいのかな?
IBM方言やMS方言を知っているだけでは、若者が話すAWS方言が理解できないと思う。



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2024年6月12日 (水)

昭和歌謡の世界観 <松永依織の赤いスイートピー>

人様の歌を批評する知識も感性もないので、ただの感想です。

松永依織さんは Blitz Wing所属のVSingerで、第2回VTuber歌唱王の後くらいから聴き始めた。
その松永依織さんが歌姫ソング歌枠配信で「赤いスイートピー」と「川の流れのように」を歌っているのを聞いたら、違和感を感じた。
第2回VTuber歌唱王で準優勝されたくらいだから、歌唱技術の問題ではないだろう。

なぜ違和感を感じたのか考えてみた。

松永依織さんの「赤いスイートピー」は、オヤジが聞いていた松田聖子さんの「赤いスイートピー」とは、世界観がかなり違っていた。
ちょうど良い言葉が見つからないので「世界観の違い」というあいまいな言葉になるのだけれど、「世界観の違い」が違和感の元ではないかと思う。

昔々、アイドル松田聖子が歌う「赤いスイートピー」は毎日のようにテレビやラジオで流れていたが、当時、聖子ちゃん推しではなかったので、その世界観に浸っていたわけではなかった。
それなのに、なぜ世界観に違和感を感じたのだろうか?

おそらく、松田聖子さんの「赤いスイートピー」を聞くことで、その歌が流れていた頃の記憶が蘇っているのではないだろうか。
つまり、松田聖子さん歌唱は昔の記憶が蘇るためのトリガーだ。

松永依織さんは若そうだから、若い頃の松田聖子さんの歌を聞いたことはないだろうし、あえてオリジナルに寄せる歌い方をせず、歌詞と曲を自分の解釈で歌ったのだと思う。
だから、松永依織さんの「赤いスイートピー」ではトリガーがかからなかったのだろう。

つまり、違和感の正体は世界観が違うのではなく「あのころの記憶」が蘇らなかったことだろう。

若い頃、年寄りはなぜ懐メロが好きなのだろう?と思っていた。
年寄りは、昔の記憶に浸るために昔の歌(懐メロ)を聞くのではないだろうか。

とすると、「赤いスイートピー」は懐メロかぁ


「世界観」というあいまいな表現を使っていますが、「世界観」は「その楽曲と歌唱の印象、歌唱から想起される情景および主人公の感情」くらいの意味で使っています。



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