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2024年7月19日 (金)

続・技術者への転職のススメ

続・技術者への転職のススメ、人月商売からの脱出に向け勇気を出せる話をしよう
木村 岳史 日経クロステック/日経コンピュータ (2024/06/24)

木村岳志氏から若い技術者に向けたエール。

木村岳志氏は

人月商売のITベンダーが手掛けるシステム開発や保守運用の仕事、つまりIT業界の大勢の技術者が取り組んでいる仕事の多くは、社会的に無意味、あるいは無価値なものである。

と容赦無い。

〇保守運用

保守運用を仕事にしている人は、自分の仕事に価値が無いと言われたら、カチンと来るだろう。
それでも、ちょっと冷静になって、自分の仕事は価値を生み出しているのか、もっと大きい価値を生み出す方法はないのか、客観的に考えてみるとよいと思う。

今現在は需要があるかもしれないが、昭和99年を維持する仕事に価値は無い。
昭和99年を維持する仕事は、大企業の古いITシステム以外にも結構ある。

再雇用や定年延長したような年寄りは「価値のない仕事」が無くなっても路頭に迷うことはないだろう。
しかし、「価値の無い仕事」をやっている若い人は、かなり大きなリスクを抱えている。

特に「価値の無い仕事」をあたかも価値があるかの如く刷り込まれた人は危ない。
「価値の無い仕事」をしている年寄りは、新しい技術を習得しようとしないだけではなく、新しい技術を習得しようとする人の邪魔をするから、新しい技術が習得できない体質になっている可能性がある。

昭和99年を維持する経営者や管理職が真っ当な経営者や真っ当な管理職に代わったら、もっと大きな価値を生み出す方法を選ぶだろう。
そうなった時にには、もっと大きな価値を生み出すための能力を持っていない者の仕事は無くなる。

若い人は、いつ辞めてもいいような年寄りと同じマインドで働いてはいけない。

〇1人情シス

情シス部門が置けないような職場では、低レイヤから高いレイヤまで何でもそこそここなせる人材は貴重だ。
つまり、需要がある。

ところが、新しい価値を創造していない仕事も多い。
そこそこできる情シスがいなければ、効率化や合理化を考えるだろう。
そこそこできる情シスがいるために、新しい価値を創造しない仕事が続いているという見方もできる。

「ほぼ1人情シス」を3年やってそんなことを思うようになった。


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