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2025年2月10日 (月)

成功事例 <学べることは少ない>


FaseBookの篠原信氏の投稿を読んで考えた。

結論を先に、
◯他人の成功事例を真似ただけでは成功することは難しい。
◯失敗事例は成功事例より学びやすいが、テクニックが必要だ。


成功事例を無批判に真似る人が結構いるが、真似て成功した事例は聞かない。
その理由を考えてみた。

成功の要因が3つ(S1,S2,S3)、失敗の要因が3つ(L1,L2,L3)あったとする。
成功の条件は、成功の要因3つを全てクリアし、失敗の要因3つ全てを回避すること。
論理式で表すと、
S1・S2・S3・L1L2L3
(S1 && S2 && S3 && !(L1 || L2 || L3 ))←C言語風


成功事例は、
成功の要因が全て明らかになっていないことが多い。
上の例ではS1,S2,S3,L1,L2,L3が明らかになっていないということ。
さらに、知ってか知らずか回避した失敗の要因は語られるはない。
つまり、成功要因S1だけが説明されて、そのほかの要因は説明されないということ。
だから、成功事例を真似ただけでは成功する可能性は低いし、要因が多いから学ぶことが難しい。

「勝ちに不思議な勝ちかあり」だが、勝ったことでヨシとする人は多い。

失敗事例は、
L1,L2,L3いずれかの要因を踏んだら失敗するが、直接的な失敗の要因(例えばL1)が判るので、検証しやすく、多くの学びを得ることができる。
しかし、本当の失敗の要因を明らかにするには、「なぜを5回繰り返す」のようなテクニックが必要だ。

失敗すると少なからずダメージを受ける。
そこから更に失敗の要因を暴く作業は辛いので、本当の失敗の要因は明らかされないことが多い。

だから、直接的な失敗の要因(L1)を回避しても、違う失敗の要因(L2,L3)を踏んでしまう。

「成功の秘訣は成功するまで諦めないこと」は正しい。
失敗の要因を1つづつ潰すと最後には成功するけれど、最初の失敗の時にちゃんと検証すれば失敗の回数を減らすことができる。

本当の失敗の要因を明らかにするためには心理的安全性が重要だ。
失敗が叱責されたりペナルティが与えられる環境では、本当の失敗の要因を明らかにできないから、また失敗してしまう。

結論
◯他人の成功事例を真似ただけでは成功することは難しい。
◯失敗事例は成功事例より学びやすいが、テクニックが必要だ。

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