フォト

ウェブページ

無料ブログはココログ

MyList

« もうすぐ消滅するという人間の翻訳について | トップページ | 現場の業務改善 <省力化できるけど保守作業は無くならない> »

2025年2月21日 (金)

鈴波アミを探しています <喪失感は誰でも共感できる>

鈴波アミをまっています 塗田一帆 早川書房
Photo_20250211105001

推しのVTuberが失踪した、オタク君が主人公のお話。
主人公の行動がキモいという書評は多いのだが、結末を読むと丁度良いバランスなのかもしれない。

「推し」がリアルの場合は、失踪しても捜し出して復活するよう説得することは現実的ではないから、時間の経過とともに思い出コレクションとなる。
この物語は、「推し」がVTuberだからだろうか、リアルでは到底できそうにない物語が現実味を帯びてしまう。

オヤジが若かったころには「推し」という言葉なかったけれど、ファンだったアイドルが引退したり、追っていたバンドが解散したり、毎週聞いていた深夜放送のパーソナリティが交代したりした時の喪失感と同じではないかと思う。
おそらく「推し」がいなくなったときの喪失感は、VTuberでもリアルでも変わらないのではないかと思う。


最近の投稿
Yoshiのよしなしごと】【Yoshiのブログ】【よしなしごと】【Vtuber】【雑誌・書籍

« もうすぐ消滅するという人間の翻訳について | トップページ | 現場の業務改善 <省力化できるけど保守作業は無くならない> »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

よしなしごと」カテゴリの記事

Vtuber」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« もうすぐ消滅するという人間の翻訳について | トップページ | 現場の業務改善 <省力化できるけど保守作業は無くならない> »