もうすぐ消滅するという人間の翻訳について
もうすぐ消滅するという人間の翻訳について 平野暁人 note (2025/1/1)
翻訳という仕事がAIに取って代わられることは以前から指摘されていた。
平野暁人氏は、機械化が難しいであろうと考えられていた、芸術分野の翻訳に関してもAIに取って代わられたとおっしゃる。
原因は、日本経済の低迷により、顧客がコストを重視した結果、翻訳の精度を求めなくなりAI翻訳が使用されたことを指摘しておられる。
平野暁人氏の投稿は多くの論点があるので、AIと専門家の能力、その能力に対する需要について考えてみる。
芸術は門外漢だが、芸術作品が伝えようとしている非言語の部分まで含めての翻訳は、経験を積んだ人でなければ困難かもしれないと思う。
そのような領域の翻訳作業は、特定分野の専門知識機と経験を積む必要があるのだから、対価は高額にならざるをえない。
高い能力→高クオリティのアウトプット→高額の対価
このロジックは当然のように感じるだろう。
平野氏の指摘は、顧客が高クオリティのアウトプットを求めなくなったその結果、高額の対価を得ることができなくなった ということのようだ。
しかし、求めなくなったのだろうか?
もともと、顧客はそこそこのクオリティを求めていたが、高クオリティの翻訳家しかいなかった。
最近、そこそこのクオリティの翻訳をAIが提供したという可能性は無いのだろうか?
高い技能を持った人は、すべての顧客が高いクオリティを求めていると思いがちだが、実際は高いクオリティを求めているケースは少ない。
顧客が言う「いくら金額がかかっても良いものを!」はほとんどの場合勢いだから本気にしてはいけない。
マネジメントしていた時に思ったことだけど、高いクオリティで売っていこうと考えるなら、そのような仕事を取ってこなければならないし、需要を開拓しなければならない。
個人事業者は能力の維持・向上の他にセルフ・マネジメント、セルフ・ブランディングが必要だ。
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