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2025年2月24日 (月)

現場の業務改善 <省力化できるけど保守作業は無くならない>

Xで↓こんなポストを見つけた

よくある話だろう、共感する人も多くいるようだ。

ほぼ1人情シスをやっている職場で、M365ではExcelマクロは使いにくいので、LISTと PowerAutomateにしましょうと提案したら、
Excelマクロは分かる人がいるけど、LISTやPowerAutomateは分かる人がいないからだめと言われたことがある。

「作った人が退職したら保守できなくなる」という心配は分かるので、
「保守できないなら、昔みたいに手作業に戻したらよいのでは?」と提案すると、
「一度便利になると、元に戻れない」とおっしゃる。

つまり、「一度便利になると、元に戻れない」から、今便利にしないというロジックらしい。(?_?

閑話休題

結局、情シスで使うデータはPowerAutomateで自動的に収集・更新するようにしてLISTで管理するようにした。
そのデータをExcelで使いたいなら、LISTから Excel形式でエクスポートすることにした。

Excelを使う→Excelマクロを使う→RPAなどで作業を自動化すると、作業量が減るけれど、それらを保守する作業は必要だ。
保守作業はそれを使う作業より高い能力が必要になることが多い。
だから、

減った業務量 × 作業者の単価 > 保守の業務量 × 保守者の単価

ならばペイするはずだ。

経営者や管理者は、作業を自動化してそれを保守している人が、

減った業務量 × 作業者の単価

の価値を生み出していることに気付いていないのではないか。
さらに、
保守に必要な能力、その能力を持った人の単価を知らない(評価できない)
作成・保守する人の能力は高いから、当然労働単価も高いのだが、正当に評価できない経営者や管理者は、手作業(人海戦術)でやろうとする。
この判断をする人は、人件費≒ゼロと考えているから、手作業の方が単価が低いと考えるのだろう。

蛇足
作業を自動化してそれを保守している人は、

保守の業務量 × 保守者の単価

のコストを負担していることを認識していないのではないだろうか?
このコストは結構大きいから、自動化した人がいなくなると保守できなくなってしまう。

自動化した人の不満は、自分がいなくなると保守されないことではなく、自分が負担していた保守のコストを評価されないことではないだろうか?


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