情シス業務に必要なこと <40年前に教えてもらった>
情シスを(保守、監視、セキュリティ担当)4年くらいやって分かったことがある。
この仕事に重要なことは、
40年前の通信設備の保守・運用の仕事で得たものだということ。
現在の保守対象は情報システムで、40年前は通信(無線や電話)設備の保守だから機器やシステムは違うのだが、保守の考え方は同じだと思う。
保守業務を経験していない人と、考え方が違うと感じるのは、リスク管理の考え方だ。
基本的な考え方は、リスクが顕在化したときに、
- 自分の知識・技能と時間、使用できる機器などの保有リソースで対応できるようにする。
- 顧客(サービスを提供しているユーザ)のダウンタイムを最小限にすること
だ。
リスクを管理するには、リスクが認識・評価できることが大前提だが、リスクが認識・評価できない人は、そのリスクが顕在化しなければ対応はできないから「トラブルが起きた時に対応を考えれば良い」と考えているようだ。
なぜ、自分はリスクを管理しようとしているのか考えてみた。
おそらく、
失敗の経験によるものだろう。
歳をとっているから失敗も多い(自慢にはならない)のだが、考え方が違う人は、失敗経験がない大門未知子なのかもしれない。
自分だけでは回復できないくらいの失敗や、多数のユーザに影響が出るような失敗を経験すると、失敗の原因を考えて、同じ失敗をしないように対策するものだ。
つまり、失敗したことで、リスクを認識し、失敗の後始末をすることで、リスクが顕在化したときの影響が評価できるようになった。
正直なところ、
失敗経験に由来する考え方の違いは埋めようが無いと思う。
しかし、考え方が違う人主流の環境で仕事をするのはストレスが溜まる。
閑話休題
組織的には、
経験が少ないメンバーの失敗経験をコントールすることで、リスクが管理できるようにな人材になり、リスクコントロールできる組織になる。
40年前に失敗が経験できる職場で働けたことに感謝している。
蛇足
先日もETCシステムの大規模障害があったが、保守の現場で失敗をコントロールする余裕がなくなっているのではないかと懸念している。
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