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2025年8月

2025年8月30日 (土)

AI利用義務化 <必要なことは終わってる>

LINEヤフー・ソフトバンク、AI利用を義務化 普及に備えノウハウ蓄積 日経  (2025/7/12)

Ai_20250826183201
ソフトバンクが社員に生成AIの使用を義務化したという記事

---
ソフトバンクやLINEヤフーがAI活用を義務化する背景には、「AIを使いこなす社員がどれほどいるかが企業の競争力に直結する」(ソフトバンクの宮川潤一社長)との考えがある。
---

らしい。

生成AI関係の
話題は多く、生成AIを使ってみたことがある人は多いが、仕事で使っている人は少ないようだ。

生成AIの日常使用率、日本は51%で世界平均を大きく下回る MONOlist (2025/7/17)

展示会やセミナーなどで得た見聞では、社員にライセンスを付与するだけでは使うようにならないらしい。
チャットAIの登場で、自然言語でAIが使えるようになったが、「なるはやで、いい感じでヨロ」といったプロンプトでは、思ったような結果は得られない。
ところが、立派なプロンプトが書ける人はわずかだから、製品やサービスに組み込んだり、社内のシステムに組み込んで、プロンプトを考えなくてよい仕組みにしなければ、効果は期待できない。

予想だが
今後も高機能なAIはニュースになるけれど、日本ではAIは使えないという認識が広まってブームが終わるのではないかと思う。

コンピュータシステムを簡単にいうと、入力されたデータをコンピュータが処理して出力する仕組みだ。
この仕組みを、データ、コンピュータ(H/W)、処理(アルゴリズム)という要素に分けると、AIは、処理(アルゴリズム)の部分だ。

今時は、コンピュータのH/Wはクラウドにあるので、安価にCPUパワーが使える。
AIの重い処理もクラウド上の計算能力を使用することで、実用になった。

ところが、データは誰も面倒は見てくれないため、必要なデータを集めて、クレンジングして正規化して、AIで処理できるようにする、前処理が必要だ。

今後AIブームが去っても、AI技術やAIを使用するための環境は残るだろう。
その時に、AIを業務に組み込んでいる企業と、AIで処理できるデータがない企業とでは、大きな差がつくのだろう。
今の日本のAIの普及率、使用状況を見ると、日本の多くの企業は後者になる可能性が高い。
それは、日本の国際競争力が低下するということだ。

5年前くらいに
RPA(Robotics Process Automation) がブームになった時に、活用できたという事例は少なく、AIを使用する、RPA level2になると使えるようになるという意見も多かった。
ところが、RPA level2が使えるようになったのに、活用事例は少ない。

RPA活用の"キモ"は、AIではなく、
・自動化の前の業務の見直し、かっこよく言えばBPR(Business Process Restructuring)
・RPAで使いやすいような、データを収集、保存
という、地味で面倒な部分だ。

そもそも、不必要な作業を自動化することに意味はないのだ。
ところが、地味で面倒な作業をやらず、RPAという処理の仕組みを取り入れようとするから、効果は上がらず、RPAブームは去った。

当時
RPAの少ない活用事例はソフトバンクの活用事例だった。
RPAが流行る前から、業務とデータの整理を行なっていたのだろう。
そして、AIが実用になった時点で、レベル2のRPA(AIエージェント)に移行できたのだろう。

それより、注目すべきは、AIは社員全員が使うべきものという考え方だ。
今時、多くの会社では、PCは使うべきものになっている。それと同じ考え方だ。


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2025年8月29日 (金)

ForbesJAPAN 2025/10 <表紙はスターの原石さん>

ForbesJAPAN「世界を変える30歳未満30人」2025年10月号

Img_5357

紹介された30人に共通していることは「固定観念を超える存在」ということだ。

【VTuberのトップランナー】
表紙を飾った、星街すいせいさんは、Youtubeのチャンネル登録者数も多く、Youtube以外での知名度も高い。
The First Take出演や武道館ライブなど、「VTuber初」の企画も多いから、Vtuber界のトップランナーとして紹介されることが多い。

2023年1月に出演したThe First Takeの動画公開後の配信で、
「自分より歌が上手な人はたくさんいて、まだ発見されていないだけ」
のようなことを言っていた。
謙虚さからの言葉ではなく本音だと思う。

VTuberに限ったことではないが、バズっている人は皆バズるだけの努力をしている。
努力をすれば必ずバズるわけではなく、バズるのは運かもしれない。
しかし、単に運だけでバズるわけではないようだ。

星街すいせいさんも、バーチャル空間以外で見つけてもらうための努力をしていたし、Singerとして楽曲を発表していた。
だから、The First Take出演という幸運が訪れたときに、多くの視聴者に知られることになったのだろう。

【VTuberに対する固定観念】
多くの人に知られる存在になれば、バーチャル空間以外で活動を快く思わない人にも見つかりやすくなり、アンチコメントも増えるようだ。

星街すいせいさんがNHKの対談番組に出演した際に、まだVTuberに対する偏見が多いと言っていた。
その番組に出演した若者が言っていたことは「〇〇なのに~」という前置きが多いことだった。
つまり、多くの人はVTuberの外見からアニメ声でアニソンを歌うという固定観念に縛られているから、そのような反応になるのだろう。

星街すいせいさんのアンチに限らず、古い固定観念に縛られている人は多い。
FrobesJapanに取り上げられた30人だけでなく、若者は、古い秩序や固定観念に縛られず、自分の感性で、好き嫌いを決めたらよいと思う。

還暦を過ぎたおやじは、しみじみとそう思う。



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2025年8月27日 (水)

生成AIで作成された文章を検出するアプリ

AIに文章を作成させると意見が先鋭化する? (2025/05/28) で、
AI生成にはもうウンザリ ハテナブログ (2025/05/12) 
を読んだ感想を書いた。
Aiai
生成AIと生成AIの使用に反対する人の対立を表す、シンプルで漫画風のイラスト」by gemini

この文章は、生成AIに批判的な意見が述べられている文章で、最後に「この文章はChatGTP3.5によって作成しました」というオチがある。

これを、生成AIで作成された文章を検出するアプリで調べてみた。
結果は

アプリ AI
User Locker 25% 75%
isgen.ai 0% 96%
Smodin 73% 27%

のような結果だった。
検出アプリを信じるならば、人間が書いた文章らしい。

では、同じような内容を生成AIに作らせて検出アプリで調べてみた。
Copilotに与えたプロンプト↓

---
以下の内容の文章を作成してください。
論旨:生成AIの使用に反対
構成:
・生成AIが代替できない、伝統的な技能が必要な、具体的な例を3点挙げ
・それぞれの具体例について、200字程度で説明・最後に、結論として、論旨を述べる。
文体:
・ですます調
・断定しない。
・読者に共感を求めるような語尾
・文科系の知識人風
---

出力された文章を

・タイトルを追加
・見出しを削除
・文章の最後に、「この文章はCopilotにより生成しました。」の1文を追加した。

して、AI文章検出アプリで調べてみた。
その結果は、

アプリ AI
User Locker 20% 80%
isgen.ai 30% 70%
Smodin 77% 23%


結論は、
う~ん...良くわららないなあ...

閑話休題

生成AIを使用して文章を作ることについては否定的な意見が多いようだ。

実用文については
論旨が読者に受け入れられるなら良いと思う。
陶器の製造に例えると、轆轤で作っても、機械で作っても、それぞれ価値がある。
普段使いの陶器のように、機械で作った陶器が使う人にとって価値があるならそれでよいのと同じだ。
つまり、情報を伝える目的ならば、文章の内容が事実で、読者が誤認しないなら、人が書いてもAIが作成しても良い。
生成AIを使って、読者に受け入れられる文章を作成できる、技能を評価するような社会になれば良いと思う。

創造や思考を伝える文章については
その主体が人であることが、最低条件になると思う。
だから、生成AIで論文を作成することには反対だ。

芸術分野は門外漢だが、創造手法としての生成AIの使用には肯定的な立場だ。
創造する人にとって生成AIは自らの価値を低下させる脅威だが、それを鑑賞する側は、人による創造でも、AIによる生成でも関係ない、どう感じるかは鑑賞する人次第だから。



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2025年8月24日 (日)

公平理論 <自分にとって貴重な報酬は何か>

公平理論(エクイティ理論)日本の人事部 (2023/05/26)

「公平理論」はモチベーション理論の一つで、「投入量(Input)」に対して得られる「報酬(Outcome)」に他者と比べて不公平を感じたとき、その程度が大きいほど、不公平感を解消して公平に近づくような行動をとるという考え方です。

らしい。
注意が必要なのは、「投入量(Input)」は労働時間だけではなく、「報酬(Outcome)」は給与だけではないということ。

・横並び文化
が強い職場で働いていたことがある。
その職場では、目に見える投入量や、目に見える報酬を横並びにしようとしていた。
目に見える投入量は、例えば労働時間(残業時間)や汗の量 で、
目に見える報酬は、給料やポストなどだ。

目に見える投入量と報酬を公平にすると、仕事がデキル人とデキナイ人どちらも不満を持つことになる。
同じ仕事を与えられたときに、デキル人は短時間で結果を出すから生産性は高いが、デキナイ人は同じ結果を出すために長時間が必要だ。

どちらも、目に見える報酬が同じ場合に、
デキナイ人は、長時間働いた(投入量が多い)のに報酬が同じだと、不公平感を持つ。
デキル人は、生産性が高いのに、報酬が同じだと、不公平感を持つ。
ともすれば、デキナイ人には残業手当が支給されて、デキナイ人の方が目に見える報酬が多くなったりする。

・40年以上働いた経験では
目に見えない投入量や報酬のことを教えてくれる人は、ごくごくわずかだった。
目に見える投入量や報酬の価値は組織風土に直結するから、長い間硬直した価値観に縛られていたような気がする。

技術職だったので、新しい技術に関する知識や技能を習得するために金銭的、時間的なリソースを投入したけれど、これらの投入量は評価されることはなかった。
習得した知識・技能を活用すると成果は表れて、目に見える報酬があった。
それは、事務仕事への配置換えだったり、理不尽な異動だったりした。

技術を目指す者にとって事務仕事は報酬ではなくペナルティに等しい。
ところが、技術より事務の方が評価が高い組織風土では、それがペナルティと思っている技術者の不公平感に気がつかない。(フリをしている?)

・報酬について考えた
そして、あるとき横並びの報酬を求めることを止めて、投入量や報酬を自分で定義してみたら、少しは楽に働くことができた。
(職場の価値観の否定と感じる人にとっては不愉快だったようだ...)

この記事では、目に見えない投入量や報酬に気づくことが重要という主張のようだ。
しかし、経験では、気づくだけでは不公平感は払拭されない。
目に見えない投入量や目に見えない報酬を含めて、自分の価値観でバランスしていることが重要だと思う。

目に見える投入量としての超過勤務を考えると
時間は多くの人にとって貴重なリソースだから価値は大きい。
貴重な時間を投入しているのだから、それに見合う報酬が必要になる。

目に見えない報酬として「成長」を考えると、
「成長」には、技術者としての成長、管理職としての成長、経営者としての成長、人としての成長など様々な「成長」があるが、その価値は人それぞれだ。

例えば、通常業務の後に勉強会があるとする。
成長に価値を認めない人、時間に大きな価値を持っている人は、バランスしないので、勉強が業務ならば残業代を支払うべきと主張する。
一方で、成長や成長機会に価値を認める人は、残業代が出なくても積極的に参加する。投入量と報酬がバランスしているのだ。

どちらかが正しいわけではない。
どちらか一方が唯一の価値観とすることや、自分の価値観が唯一絶対だと思わないことが重要だと思う。

###
目に見えない報酬についてはこの本から多くのことを学んだ。
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2025年8月21日 (木)

Old HackerはQuick Hackでやっつける

「ほぼ1人情シス」をやっているといろいろなオーダーがくる。
最近あったオーダーは、SharePointのドキュメントライブラリをツリー構造で見たいというもの。
Dos

ドキュメントライブラリをネットワークストレージのように使っていると、階層が深くなったり、ファイルが散逸したりする。
最初の頃は1日の半分以上ファイルを探していたような気がする。

使用頻度が高いファイルには簡単なアクションでアクセスしたい。
そのためには、まず、構造を知らなければならない。

考えられる方法は、

〇SharePointからエクスポートする

SharePointでフォルダーを表示すると、メニューバーのメニューにExcelエクスポートする機能がある。
フォルダー毎にエクスポートしなければならないし、エクスポートした後からツリー構造が見えるようにしなければならないので、現実的ではない。

〇SharePoint管理センター

SharePoint管理センターで見られるんじゃないのと思ったが管理センターにはそのような機能は無いようだ。

〇Powershell+SharePoint Onlin API

PoweshellでSharePoint Onlin APIを使うとファイルのリストが取れそうだ。しかし、ツリー構造で表示する部分は自分で書かなくてはならない。
ツリー構造を表示するコードは昔書いたことがあって、結構楽しいけれど、時間がかかりそうだ。

〇tree.exe

「ほぼ1人情シス」としてはQuick Hackでちょこちょこっと済ませたいところだ。

DOSの頃から、ディレクトリ構造のツリー構造を、キャラクターで表示してくれる、tree.exeというコマンドがある。
SharePointのドキュメントライブラリには「同期」という機能があって、同期の設定を行うと、エクスプローラーから、SharePointのドキュメントライブラリにアクセスできるようになる。
つまり、ユーザディレクトリにSharePointがマウントされて、フォルダーとして認識されているので、tree コマンドも使える。

ところが、サイト毎に同期の設定が必要だ。
SharePointのサイトはTeamsのチーム毎に作られるので、チームが多いと面倒だ。
「ほぼ1人情シス」はマウスでカチカチやっていると仕事が終わらない。

〇net.exe

スクリプトやバッチでnetコマンドを使ってマウント/アンマウントすると自動化できるだろうと考えた。

「同期」するとWindowsのファイルシステムにマウントしてあるように見えるのでnetコマンドで見たら、表示されない。
ネットワークドライブとして認識していないようだ。

SharePointのドキュメントライブラリはWebdavを使っているらしい。
Webdavクライアントが必要なのかと思って調べたら、なんと netコマンドはWevdavをサポートしているらしい。知らなかった。

WebdavのURLをWindowsのUNC風に変えると接続できる。

https://hoge-sharepoint.com/sites/honyarara

\\hoge-sharepoint.com@SSL\sites\sites\honyarara

ネットワークドライブとして接続できると、Treeコマンドが使える。

ネットワークドライブ接続
Tree表示
ネットワークドライブ切断
は↓のようなコマンドで実現できるから、バッチファイルを書いたらよさそうだ。

net use “\\hoge-sharepoint.com@ssl\sites\sites\honyarara”
tree “\\hoge-sharepoint.com@ssl\sites\sites\honyarara”
net use “\\hoge-sharepoint.com@ssl\sites\sites\honyarara” /d

SharePointのドキュメントライブラリは、テナントのルートディレクトリは無くて、それぞれのサイトのドキュメントライブラリ毎にツリー表示しなければならない。

アクティブなサイトの一覧はSharePoint管理センターの表示画面からcsvでダウンロードできるので、そのcsvファイルを読んで、サイト毎に↑の処理を実行するBatファイルを書いた。

Old Hackerはコードをゴリゴリ書かないでQuick Hackでやっつけるのだ。


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2025年8月18日 (月)

君と夏が、鉄塔の上 <忘れられること>

君と夏が、鉄塔の上 賽助 ディスカバー・トゥエンティワン

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「鉄塔」に引っかかり読んだ。
著者の賽助氏はあとがきで自身は鉄塔マニアだと書いておられる。
中学生の主人公3人の中で1人が鉄塔マニアだ。

惜しいのは、「高圧電流が絶えず流れていて」という表現だ。
素人なら仕方のないことだけど、自称鉄塔マニアなのに「高圧電流」は無いだろう。

閑話休題

「忘れられること」が重要なテーマだ。
主人公らは中学生だから、将来多くの人と出会い、進学や就職で世界が広がると忘れてしまうことも多いだろうし、自分自身が忘れられることもあるだろう。

それは仕方のないことだけど、大切な人に忘れられるのは辛いものだ。

60年生きてきて、たくさん忘れてきて、たくさんの人から忘れられてきたのだろう。
そう考えると、忘れられることの恐怖は感じなくなっているような気がする。


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2025年8月15日 (金)

失敗経験と信用 <失敗談を語れる人、語れない人>

仕事で失敗した経験やその後始末をした経験がない人を無条件で信用しないようにしている。
※信用というのは、仕事に対してであって、人間性が信用できないという意味ではありません。
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以前、オフサイトミーティングを主宰していた際に、自分語りのネタに、失敗経験を使っていたことがある。
失敗経験が無い(思い付かない)という人や、他人の失敗談を話す人がいた。
心理的安全性が確保できていなかった可能性はあるのだが、30年近く働いていて、失敗経験が無いというのはちょっと信じられない。

失敗経験を語れない理由を考えてみた。

  1. 失敗しているけれど自分の失敗だと考えていない
  2. 失敗しているけれど、恥ずかしくて話せない
  3. 本当に失敗していない 大門未知子か?

もう少し言語化してみる。

  1. 失敗しているけれど自分の失敗と考えていない
    部下や業者など他者の失敗を語る人はこのタイプか?
    他者の失敗で自分が迷惑を被ったという内容なのだけれど、その失敗に関わっていたのなら、未然に防止することはできなかったのだろうか。
     
  2. 失敗しているけれど、恥ずかしくて話せない
    まだ失敗経験が整理できていない人はこのタイプか?
    反省せず後悔すると、失敗は汚点であり消し去りたい過去だ。
    失敗経験が語れない人は、その失敗で成長できなかったのではないだろうか。
      
  3. 本当に失敗していない 大門未知子?
    大門未知子ではなく、リスクを負わなかった人かもしれない。
     
  4. 失敗が語れる人
    失敗したときに、後悔せず反省すると、失敗の要因が明確になり、対策が分かり、行動が変わる。つまり、成長する。
    反省すると、失敗経験の痛みは時間と共に薄れて、自分の成長が実感できたときに過去の失敗経験を語れるようになるのだろう。

失敗経験が語れない人はその失敗から学んでいない可能性が高いか、あるいは失敗に懲りてリスクを負わない人なのかのしれない。
そのため、仕事を依頼する際にはフォローが必要だ。

閑話休題

いきなり「失敗経験がありますか」と尋ねると警戒されるのがオチだけど、行動を観察していると、失敗から学んでいるか分かる。
失敗経験があると、意思決定する際に恐れがよぎるので、僅かではあるが「間」ができる。

意思決定の時に恐れを感じさせない人がいて、失敗経験が無い人かもしれないと感じたら、その意思決定を検証するようにしている。


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2025年8月12日 (火)

サポート業務で信頼を得る方法 <技術より重要なこと>

長年保守業務やサポート業務をやってきて、再就職して今は情シスをやっている。
「ほぼ1人情シス」だから、保守以外にヘルプデスクもやっている。
保守の仕事は、ユーザから見えない仕事だが、へルプデスクはユーザからよく見える仕事だ。
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(AIさんに作ってもらったけど、HELP DESKより校長先生だな)

サポート業務で、どうすれば信頼を得られるのだろうかと考えてみた。

  • 愛想よくする
  • 些細な配慮でも、付け加える
  • 要望に応えられないときに、評価を上げる

これらは、まあありきたりで、どこかのノウハウ本で見たような内容だ。
もう少し言語化してみる。

・愛想よくする
機嫌が良くも悪くもない普通の状態のときは、努めて愛想よくする。
機嫌の状態を、{機嫌が良い:普通:機嫌が悪い} に分類すると、その割合は、1:8:1くらいだろう。
つまり、多くの時間は機嫌が良くも悪くもない普通の状態だ。

ところが、他人の機嫌を判断しようとすると、機嫌が良い/機嫌が悪い しかない。
サポートを求めている人はネガティブになっているから、相手の機嫌が良くない場合も普通のときでさえも、機嫌が悪いと思ってしまう。
だから、努めて愛想よくしていないと、いつも怒っていると思われる。
知識や技能の前にいつも機嫌が悪い、取っ付きにくいと思われると、解決できるトラブルも解決できなくなってしまう。

1人情シスで1人黙々と作業していると、つい愛想よくすることを忘れてしまうので注意が必要だ。

・些細な配慮でも、付け加える
保守作業は、ユーザの手間を減らしたり、ダウンタイムを減らす可能性がある作業はやっておく。
保守業務は、ユーザには見えない作業や配慮は感謝されることも褒められることもない。
しかし、ヘルプデスクなど人間相手の作業では、些細は配慮でも大層感謝されることがある。

些細な配慮は、狙うとあざといので、習慣にしておく。
そのために、1人の作業や機械相手の作業でも些細な配慮を付け加えることを習慣にすると良い。

・要望に応えられないときに、評価を上げる
トラブルが解決しないこともあるし、サポート要望に応えられないことはある。結構ある。
サポート業務は、要望に応えて当然だから、トラブルを解決しても±0なので、解決できなければマイナス評価になる...と考えがちだが、評価を上げることができる。

  • 代替案を提示する←当然
  • 言い訳でなく出来ない理由を説明する
  • 実施した作業を説明する

ことが重要だと思う。

ユーザは自分が遭遇したトラブルが解決しないことよりも、そのトラブルに十分な対応がなされないときに、怒りや失望を覚えて、評価を下げる。

だから、十分な対応がなされたことが分かれば評価は下がらない。(ことが多い)
そして、別のトラブル発生した際には、きっと解決してくれるのではという期待感が生まれたら、評価は上がる。

###
評価や信頼が得られるとしても、一度に1000ポイント増えるわけではない。
1ポイントずつ、信頼ポイントを積み上げたらようやく信頼されるようになる。
(失うときにには一度でマイナスになる...)

サポート業務はそんな仕事だ。


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2025年8月 9日 (土)

DMARCポリシーの設定 <reject設定推進派の人>

結論:DMARCのreject推進派の人は、とりあえず自組織の経営層やシステム担当を説得してみてはいかがだろうか?
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DMARCについては政府やセキュリティ団体が導入を推進していたが、なかなか受け入れられなかった。
ところが、googleがDMARCの導入を決めて、対応する企業・団体が増えてきた。
さらに、メールサービスを提供する事業者は、Rejectに設定する事業者も増えてきた。
これに気を良くしたのか推進派はRejectに設定することを勧めているようだ。

DMARCは
なりすましメールを防止する枠組みで、なりすましを検知したときに、詐称されたドメインの設定を見て処理を決める仕組みだ。
処理のレベルは、
・none: 何もしない(レポートだけ)
・quarantine: 隔離(多くの場合迷惑メール判定)
・reject: 配送しない
が設定できる。

導入時は noneに設定する。
この設定では配送に影響を与えないので、DMARCレポートを確認して、正規のメールが認証エラーになっていないか確認する。

問題がなければ reject に設定する。
認証エラーがあると、たいてい迷惑メールフォルダに配送されるので、届くはずのメールが届かない場合は迷惑メールフォルダを探すことで対応できる。

次に、rejectに設定すると、
認証エラーのメールは配送されなくなる。

設定は、DNSの知識があり、管理していていれば難しくないし費用も発生しない。

誘導型の詐欺メールは
有名な企業や組織を騙った、なりすましメールで送られることが多く社会問題になっている。
Reject設定を推進する人たちは、犯罪対策をしている人たちやセキュリティ村の人たちが多いようだ。

経営層の人たちは
メリットとデメリットを考えるはずだが、DMARCのメリットとデメリットは明確でない。

推進派の人たちは、
「設定しないことで、セキュリティに関心がない組織だと認知される」のような、間接的なデメリットを強調するのだが、ちょっと胡散臭いなぁ。

システム担当としては、
設定の不備で正規のメールが届かないトラブルが発生した場合の対応が難しいので心配だ。
メールが届かないことは、そもそも検出できないから、トラブルが発生してしていても気がつかないことがある。
「noneやquarantineに設定している間に対策しているだろう」という指摘もあるだろう。
原理的には、おっしゃる通りだが、現実は理論通りにならないことはある。

DMARCに関連して、受信側のシステム管理担当としてトラブルを認知したことがあるが、先方のシステム管理者に伝えるルートがない。
たいていは、ユーザが別の方法で回避するので、送信側のシステム管理者は設定の不備に気が付かないままだ。

つまり、自組織の設定の不備は気付かない可能性が高い。

だからだろうか、rejectに設定している政府機関や団体は少ないようだ。

推進派の人は、とりあえず自組織の経営層やシステム担当を説得してみてはいかがだろうか?
なぜ、 多くの組織が rejectに設定しないか分かるかもしれない。


DMARC関係で、トラブルを認知した例

  1. DMARCレポートが届かない
    大手IT企業で、メールサービス事業も展開しているドメイン名からのDMARCレポートがDMARCの認証エラーで届かない。
    DMARCレポートを送るホストがsfpリスト含まれていないので、迷惑メールフォルダに配送されていた。
    そのドメインがDMARCポリシーをrejectに変えたら届かなくなった。
     
  2. ファイルを添付するとメールが届かない
    金融系企業からのメールで、ファイルが添付されていると、迷惑メール判定される。
    PPAPのパスワードは送られれくるが、添付ファイルのメールが送られてこないというトラブル。
    添付ファイルがあると、外部のメールセキュリティサービスでチェックするようになっていた。
    添付ファイルをチェックしたことを示すキーワードを Subject に追加する設定なっていたため、DKIMのシグネチャが変わり、DKIMの認証エラーになっていた。
    内部向けならば、Subjectを変えても問題はないのだけれど。

これらのトラブルはメールを受信する側のシステム管理者として気ついたのだが、先方のシステム管理者に伝えるルートがない。
また、ユーザが別の方法で回避するので、先方のシステム管理者は気が付かないままだ。


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2025年8月 7日 (木)

平和宣言 <理想について考える>

広島に生まれ、県外での生活が長くなった広島県人の感想だが、
まず、8月6日の平和祈念式の意義は第一に犠牲者の鎮魂であるべきだ。

平和祈念式で発表される平和宣言は理想であり、実効性に疑問を感じる人も多いだろう。
それは、広島に住む人も昔から感じていることである。

理想について考えてみた。

最初は国による被害者の救済を求める運動が、思想を持った活動家、団体と結びついて、核兵器廃絶⇒世界平和のロジックがイデオロギー化し、2つの平和団体と政府がそれぞれ対立した歴史がある。
当時小学生の子供でも矛盾を感じていたが、今でも、広島にはこのイデオロギーに対して声高に異を唱えられない雰囲気がある。

被害者やその親族、平和団体、政府の人だけでなく、多くの人も平和を願っているだろう。
しかし、平和を実現するために行動を起こす人は決して多くない。
また、そのための具体的な行動は様々であり、自分のやり方で実践すれば良い。
少なくとも、何も行動しない人に批判される筋合いではない。しかし、政治的イデオロギーなどが垣間見えると、賛成できない人が現れて、対立が生まれる。

多くの人が反対しないであろう行動として「理想を語ること」や「記憶を受け継ぐこと」がある。
また、今年のキーワードであった「対話」も多くの人が反対しないであろう行動だ。

広島は80年の歴史の中で、対立しないことの重要性を学んだのではないだろうか。

「平和について考えること」はすぐにできる行動だ。
平和について考える日は、メディアでよく取り上げられる3月10日、6月23日、8月6日、 8月9日、 8月15日である必要はない。
先の戦争では日本各地で空襲があり多くの人が犠牲になった、その慰霊の日が各地にある。
自分事としてとらえられる日を「平和について考える日」にすればよいのだと思う。重要なことは行動することだからだ。




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2025年8月 6日 (水)

広島平和祈念式典

今年の広島平和記念式典はYoutubeライブで見た。
平和宣言全文(https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20250806/4000030598.html)

若い頃は、見ると辛い気持ちになるので見ないようにしていた時期もあったのだが、
歳を取ってからは、どこでも見れる環境があるので、努めて見るようにしている。
辛い気持ちは変わらないけれど。

閑話休題 
イスラエルとパレスチナの戦争は終わりそうにない。
80年前にホロコーストの対象となった民族が、今は他民族に対して同じような行為をおこなっている。
80年という年月は、過去の教訓を忘れ去るのに十分な時間なのだろう。
同様に、核兵器使用の結果も忘れるには十分な時間ということだ。

少なくとも忘れないように。


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2025年8月 3日 (日)

固定IPアドレスの設定 <特殊技能になってるのか?>

先日、出先から、インターネットに接続できないという電話がかかってきた。
研修サービスで使用するネットワークがインターネットに繋がらないという内容だった。
今回が初めてではないのだが、そのシステムを構築したわけでもないので、一般的な知識で対応せざるを得ない。
しかも、電話では、設定画面や状況が見えない中でのサポートは結構大変だったりする。

It

ルーターはDHCPのLANに接続することを前提に設定してあるのだが、場所によっては固定IPで使っているところがあって、設定に手間取っているようだ。

前回対応したときは
固定IPで使用できるIPアドレスを、払い出してもらったのだが、IPアドレスだけを設定して、デフォルトG/Wを設定せず手間取っていた。

今回は
前回と同じ失敗をしないように、IPアドレスとデフォルトG/Wを聞いて設定したようだった。
大手ITベンダーのSEが設定しているらしいので、grksと思ったが...
「ルータのLAN側に有線LANで接続して、ルータの管理画面で8.8.8.8にpingを打ってください」
は話が通じて、ルータからインターネットに繋がっていることが確認できた。

ルータのLAN側に接続したPCからインターネットに繋がらないため、ルータのDHCPサーバー機能の設定を確認してもらったら、DHCPサーバー機能の設定には問題は無く、LAN側に接続したPCも設定した範囲のIPアドレスが付与されていることが確認できた。

ここで、現状を把握するために、こちらが想定している事実を確認した。
電話で対応すると相手の画面が見えないため、思い込みがあるものだ。

確認していると、
LAN側に接続したPCから8.8.8.8にpingは通るが、ブラウザでインターネットのWebサーバーにつながらないということが分かった。
DNSが設定されていない可能性が高いため、PCの設定を見てもらったら、DNSが設定されてい。
ルーターの設定を確認してもらったら、DNSが設定されていなかったため、8.8.8.8を設定して解決した。

IPアドレスを払い出してもらうときに、DNSも一緒に聞いておけば良かったが、LAN側のアドレス(大抵デフォルトG/Wのアドレス)を教えてもった場合、ルータを接続するLANが変わるとDNS変えなければならないから、8.8.8.8と覚えておく方が良いだろうという配慮だ。

今回のサポートで学んだこと
・大手ITベンダーのSEだからと言っても、固定IPアドレスの設定ができるわけではない。
 今時はDHCPが普及したため、固定IPアドレスを設定することが無くなった。
 年寄りの技術者ならば、固定IPアドレスを設定したことはあるだろう。
 しかし、若くて上流工程の技術者は固定IPアドレスを設定したことがないのだろう。
 今時は、IT業界にいても、インフラ技術者、ネットワーク技術者でなければ、固定IPアドレスの設定ができないと考えた方がよさそうだ。

・年寄りの固定観念
 固定IPアドレスを設定する場合には、IPアドレス、サブネットマスク、G/W、DNSの情報が必要だ。
 先方のネットワーク管理者も、明言しないと、サブネットマスク、G/W、DNSを教えてくれない...
 年寄りは「固定IPアドレスを設定する」は、これらの情報を設定するという固定観念があるから、「固定IPアドレスを設定しました」と聞けばこれらの情報は設定されているはずと思い込んでしまう。

 年は取りたくないねえ...


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