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2025年9月 4日 (木)

Fラン大学は人生の終わりか?

Fラン大に進学してから学歴の重要性に気がつきました。もう人生の取り返しはつかないのでしょうか」。学歴は人生のどこにまで影響を及ぼすのか
びーやま: wakatte.TV DIAMOND online (2025/8/13)

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書籍の広告記事が、たくさん流れてくる。

著者のびーやま氏は

その努力は「大学受験成功」のようにわかりやすい成果として表現できなければ意味がありません。努力を数値化する術は「成果」しかないですからね。

ですので、資格でもなんでもいいですから、説明がいらない成果をひとつつくってみましょう。それだけで、皆さんの評価はガラッと変わります。

とおっしゃる。

綺麗ごとではないので説得力があるのだが、破綻しかかっている教育現場や、国際競争力の低下が続く日本の疲弊した枠組が前提の論理のように感じる。
少なくとも、未来のために今何をやるべきかではなく、今の枠組みの中でうまく立ち回るための方法だと思う。

40年以上働いてきた経験で分かったことは、
低学歴でも「仕事ができる」人は一定数いる⇔低学歴で「仕事ができない」人は結構いる
高学歴でも「仕事ができる」人は一定数いる⇔高学歴で「仕事ができない」人は結構いる
ということ。

学歴は大学の序列ではなく、高卒、専門学校、高専、大学、大学院などで、
ここで言う「仕事ができる」は業務上の「問題が解決できる」くらいの意味だ。

なぜ、高学歴の人が優遇されるか、について以前考えたことがある。

短期間で「仕事ができる人」を選ぶのはかなり難しい。
「仕事ができない人」を選ぶ可能性はあるし、選んだあとで、「仕事ができなくなる人」や伸び悩む人も一定数いる。

仕事に必要なことは、学校で教えてくれないことが多いから、学歴だけでは「仕事ができる人」を選べないのは当然で、人事や採用に関わる人なら誰でも知っていることだ。

こうした前提で、高学歴の人を選ぶメリットを考えてみると、
不運にも「仕事ができない人」を選んだ場合、高学歴の人は、
・論理的思考能力が高い、
・指示、命令を理解する能力が高い
・会社など組織の命令に従う可能性が高い

つまり、組織の歯車としての能力が高い。

特に大きな会社では、ほとんどの社員が歯車だから、少ない「仕事ができる人」をコストをかけて選ぶよりも、低コストで「優秀な歯車候補」を選んだ方がリスクが少ない。

「Fラン大学でも地頭が良い人がいる」は真実だろう。
しかし、Fラン大学に在籍している事実は変えることはできないし、会社の採用基準を直ちに変えることはできない。
であれば、ランクの高い大学に入り直すか、学歴に依らない戦略を考えるのが良いと思う。

びーやま氏がおっしゃるとおり、実績として資格を取得するのも、一つの方法だ。
しかし、資格はその分野について学んだことの証明にはなるが、資格があるから「仕事ができる」わけではない。
そういう意味では、学歴と同じようなものだ。

若い人たちは「幸福」について考える機会が少ないのではないかと思う。
「幸福」は人それぞれ違っていて、「幸福」は他人が決めるものではなく、自分が見つけるものだ。

ところが、日本の社会は
・高学歴の方が幸福になれる
・高収入の方が幸福になれる
・組織内の地位が高い方が幸福になれる
・回り道をしない方が幸福になれる
という固定観念がある。
そして親や教師など大人は、この固定観念の中で生きているから、子供にもこの固定観念を刷り込む。
だから、Fラン大学に入学したことで人生が終わったように感じるのだろう。

Fラン大学に入学したのならば、学歴社会の枠組みや固定観念にとらわれないで、幸福について考えてみると良いと思う。
少なくとも、Fラン大学に進学するだけの経済力はある。生活のために働かなくても勉強できるという恵まれた環境にあるのだから。


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