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2025年11月

2025年11月28日 (金)

生成AIでスライド作成 <生成AIの前を走る>

毎年講演している、オンライン講座を収録した。
今年は、大部分のスライドをPowerPointのCopilotで作った。
作業効率は上がったのだが、講師の存在価値を考えることになった。
Ai_20251128111801

【結論を先に】
生成AIを使用すると、作業効率を上げることができたが、自分の存在価値に対する脅威だった。
存在価値を守るためには生成AIの先を走り続けるしかない。

【生成AIで作成】
講座の基礎や概論のプレゼンは後から使い回すことを考えて、PowerPointから動画を生成し、テキスト読み上げ機能でナレーションも入れておいた。
基礎や概論の読み上げ原稿をCopilotが作ると、過去に作成したスライドやドキュメントを参照してくれるので、大ハズレの文章は出てこない。新たに2つ用意したトピックの重要な部分は自分で書いた。

作業効率が格段に良くなったのは、生成AIを使うスキルが上がったのか、生成AIの能力が上がったのか?
おそらく両方だと思うが、生成AIの能力向上の方が大きくて速いと思う。

【間違いではないが、薄い】
Copilotが書いた原稿を読むと、間違いではないし、自分が書いたことがある内容だから、そこそこ良いのだけれど...
なんとなく...薄い。
自分が過去に書いた薄いドキュメントを、生成AIが参照した可能性はあるのだけれど、「薄く」感じる。
本当に伝えたいことは、自分で書いたので、そう感じるのかもしれない。

【講師の存在価値】
今回の収録はオンライン講座用だから、動画で公開される。
ならば、人間が喋らなくても、生成AIでスライドから動画を、ノートからナレーションを作成すれば良いのではないだろうか。
ナレーションだけでは寂しいならば、アバターに口パクさせたり、生成AIで写真から喋る動画を生成できる。

聴衆を前にして講演するならば、聴衆に合わせて内容や言葉を変えたり、脱線したりできる。
しかし、オンライン講座の動画コンテンツやEラーニングのコンテンツは、その場の空気に合わせて、変えることはできない。
とすれば、人間の講師の存在価値は何だろうか?

【生成AIでの文章作成】
生成AIでの文章作成を、入力となる基礎データの収集と、出力となる文章の生成に分けると、文章の生成には差はないから、差別化するならば、入力データだ。

入力データを、自動的に収集できるデータと、生成AIを使用する人(作成者)が入力するデータに分けると、作成者が変えられるのは、自ら入力するデータだ。

自分が書いた文章でも公開すれば、自動的に収集される。
公開しなくても、共有フォルダにあれば、生成AIは勝手に収集する。
つまり、データとして出力した知見は、生成Aに利用されるということだ。

【AIに学習される「過去の自分」】
逆に、基礎や概論の説明でも自分の経験や見解を含めることで、生成AIを使用しても他人には作成できない文章になる。
自分の体験や見解を含んだ文章でも公開されると、生成AIの収集対象、学習対象になることは、前述のとおりだ。
しかし、
過去に文章を書いたときから、今現在までに、新たな体験や新たな見解を持っているだろう。
それを、含めることで、生成AIを使用しても、他の人には作れない文章になると思う。

もし、それが無いなら、生成AIに代替される運命だ。

【生成AIに追われる】
コンテンツを公開すれば、生成AIの収集対象、学習対象になる。
講師の存在価値を守るためには、常に自分の体験や見解を含んだコンテンツを作り続けなくてはならない。
それは、生成AIに後ろから追いかけられているような感覚だ。
AIに淘汰されないためには、AIの先を走るしかないことを改めて実感した。


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2025年11月25日 (火)

計算機科学の終焉 <技術は残るし、製品も残る>

計算機科学の終焉 和田英一 「情報処理」 (2025/10/15)

Photo_20251101234401
和田英一氏は、

50年前には想像できなかった便利な生活環境を実現させた.その推進力が計算機科学だったことを世の中は知らないだろうが,元計算機科学者の諸氏は失業に落胆せず,成就したことを大いに自慢してよい.

とおっしゃる。
自虐的と感じるのは自分だけだろうか?

技術は、イノベーションにより一夜にして陳腐化する。
今時はイノベーションのサイクルが早くなっているから、技術者はいつも次に習得する技術を考えておかなければならない。

学問領域は技術より長期間続くから、学問領域が消えたら学者としての人生も終わってしまうと感じるだろうか。

一般人が科学の恩恵を受けるには、
科学者→技術者→一般人
の流れが必要だ。
一旦、一般人まで行き渡ると、技能者や一般人が、改良し、普及させる。

科学的に大きな転換が無いなら、
科学者の研究の速度より、改良、普及の速度の方が速くなって、科学者が制御出来なくなる。

アインシュタインら科学者が核エネルギーを解放し、それを兵器に使う者が現れ、科学者が制御できなくなったのと同じだ。

それを嘆くもよし、レジェンドになるのもよし、Hackし続けるも良しだが、パンドラの箱を開けたのは、科学者だ。

和田英一氏が懸念するように、AIもこの轍をたどるのかもしれない。


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2025年11月22日 (土)

画像生成AIと倫理について考えた <利便性、二次創作、倫理>

Chatgpt_
(ちゃっぴーに描いてもらった。)

【画像生成AI】
最近画像生成AIを使う事が多くなった、
資料を作成する際に使用するイラストは、「いらすと屋」を彷徨うより生成AIで作成した方が早い。
絵心が無いので、イメージどおりにならないことは多いのだが、意図が伝わるなら良いと割り切っている。
そのうち、麗しい呪文が書けるようになるか、AIがもっと賢くなって、意を汲んでくれることを期待している。😅

【二次創作】
元絵があると、プロンプトで細かな指示をしなくて良いので、イメージに近い出力を得ることができるが、あくまで創造ではなく改変や二次創作だ。

これまで、絵心が無いので手作業での二次創作物は人様にお見せするレベルにはならなかった。
しかし、生成AIを使用すると、簡単にそれなりのクオリティの出力が得られるようになった。
さらに、SNSなどでインターネットに簡単に公開できるから、意図せず二次創作物が拡散する可能性も出てきた。

【権利と搾取】
自分が権利をもっている画像を元絵にするならば問題は無いが、著作権を持っていない画像を元絵にする際には、権利や許諾などのライセンスに配慮する必要があることは知っている。

また、長く技術を志向して働いてきたから、技術を搾取されたくないし、搾取したくないと考えている。
それは、技術に限らず創作物でも同じことだ。

意図せず、他人の創作物の価値を搾取しないようにしよう。


※イラストはちゃっぴーに、「内容をイメージする画像」で描いてもらった。
イメージしていた抽象的な図とはちがう。プロンプトは入力したけれどこれは、創作なのか?
実は、CopilotさんとGeminiさんにも書いてもらったのだが、三者三様で、ちゃっぴーは文体を意識しているのかもしれない。

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2025年11月19日 (水)

「AIで作りました」には価値がない <価値があるのは創造力>

悲報:「AIで作りました」には、価値がありません。 note (2025/10/24)

道具ではなく出力の評価が重要というお話。

結論を先に
まだ「AIで作りました」に価値があると考えている人もいるのは事実だ。
「AIで作りました」に価値は無いという考え方が一般的になるまでに、「創造力」で評価されるようになる必要がある。
それは、芸術分野には限らない。

Gemini_ai

この投稿で取り上げているのは芸術作品だから、それを評価するのは視聴者だ。
例えば、Pixarとジブリスタジオは作品の作り方は違うけれど、多くの視聴者は作り方ではなく、作品を評価する。
これと同じだ。

逆の観点では、手間をかけたり、手作りだから価値があるわけではないとも言える。
日本人は「手間ひまかけて」や「手作り」と聞くと無条件に価値があると思ってしまいがちだから、「手間ひまかけて」作ったもの、「手作り」で作ったもの、の真の価値を評価していないのではないかと思う。

閑話休題

道具としてのAI
最近、画像を編集したり、作ったりしている。
絵心がないので、手作業で作るのは難しいから、AIを使うことが多くなった。

例えば、2つのがオブジェクトが重なった画像で、前のオブジェクトだけを削除した画像が欲しい場合には、画像編集アプリを使用すると、比較的簡単に、削除することはできる。
昔は、画像編集アプリの消しゴムツールを使って、力技で消していたけれど、最近の画像編集アプリには、自動的に領域を判定して削除できる、便利な機能がある。

ところが、削除した跡を埋めることができない。
画像編集アプリを使用して、描く技術がないから、いかにも つぎはぎ したような絵になる。
画像を評価する立場で見ると、評価以前の出来栄えだ。

AIを使用すると、オブジェクトを消して、消されたオブジェクトに隠れていた部分を生成してくれる。
絵心が無くても、AIという道具を使用することで、評価に耐える画像を生成できる可能性が生まれた。

とはいえ、今のところAIを使用して出力を思いどおりにコントロールできないので、AIを描画ツールとして使えていない。

何に価値があるのか?
絵心がある人、絵の職人さんは、頭の中に明瞭な出来上がりのイメージがあって、それを、道具(絵の具と筆、描画アプリ、AIなどを使って、出力しているのではないかと思う。

素人は、出来上がりのイメージがぼんやりしていて、道具を使う能力が無いから、出力できなかったけれど、AIを使用すると何かしら出力を得ることができるようになった。

その出力は、頭の中のイメージを超えた出来栄えのこともあるし、頭の中のイメージと全く違うこともある。
頭の中のイメージがはっきりしていれば、AIの出力をイメージに近づけるための操作方法を習得して、AIを道具として使用することができる。

今後、AIは操作方法を習得するためのハードルが下がり、道具として使いやすくなるだろう。
しかし、頭の中のイメージがはっきりしていなければ、道具が良くても、評価に値する出力を得ることはできない。

つまり、
本当に価値があるのは、頭の中に明瞭な出来上がりをイメージできること、そして、そのイメージを具体的な形にできることだ。
つまり、それは創造力ではないだろうか。

結論
まだ「AIで作りました」に価値があると考えている人もいるのは事実だ。
「AIで作りました」に価値は無いという考え方が一般的になるまでに、「創造力」で評価されるようになる必要がある。
それは、芸術分野には限らない。


イラストの画像は生成AIで作成した。
「AIが絵を描いているイメージのイラスト風画像を生成」を与えると最初に出力された。
頭の中のぼんやりしたイメージは、もう少しポンコツ風のロボットが登場する、コミカルなタッチだったのだが、これはこれでまあいいか...💦
このあたりが作画ツールとして使えていないところだと思う。

「もう少しポンコツ風のロボット。コミカルなタッチで。」を追加すると↓が出力された。
「そういうんじゃないんですぅ~」
Gemini_ai__


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2025年11月16日 (日)

Hukyu <諸星めぐる氏が帰属しているバーチャルとは?>

Hukyu  編 諸星めぐる GOMABOOKS
Hukyu
編集長の 諸星わたる氏によると、民俗学の定義は、

様々ある民俗学の考え方の中で諸星は「歴史からこぼれ落ちそうなあたり前の文化を今と昔でつなぐまなざし」であると定義しています。

らしい。

VTuber学(2024/10/03)は、より根源的、哲学的に「VTuberとは何か」を問う内容だ。
この本は、民俗学の観点から、VTuberの存在を記録し未来につなぐ(「今を」留める)ことを目的としているようだ。

多くのVTuberへのインタビューが掲載されている。
対象は、アイドルだけでなく、様々な分野で活動しているVTuberや絵師、Live2Dモデラー、リスナー、VTuber学の著者など、アイドルVTuberに限らずインタビューを収集している。

諸星めぐる氏は、VTuberの定義について、

「魂」がバーチャルに帰属しているのであれば、アバターは関係ないのかもしれないと思っています。

とおっしゃる。

「バーチャルに帰属」がよくわからないのだけれど、
現実のリアル空間に対比される、仮想的な空間(バーチャル空間)として、VR空間はわかりやすい例だ。
その他に、VTuberが行う配信や
ライブを行う空間が考えられる。
また、仮想空間はディスプレイを通して2Dや3Dのアバターが動く配信環境でははなく、立ち絵と文字で活動する場もまた仮想空間なのだろう。
そして、活動者がその空間を自分の居場所と認識していることと理解した。

インタビューの対象のVTuberは活動歴が長い人が多い。
最近は、VTuberの活動形態が増えるにつれて、学術系や音楽系など現実空間での職業や専門知識を広める目的で、VTuberとして活動している人も多くなってきた。

リアルな姿でも活動しているVTuberや、学術系や音楽系など本業があるVTuberのインタビューも読んでみたい。
Hukyu Vol2に期待しよう。

はて、書店員VTuberを自称しておられる諸星めぐる氏の「バーチャルへの帰属」とは何なのだろうか?



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2025年11月13日 (木)

生成AIは創造の価値を低下させるのか 

結論を先に、
・生成AIが代替するのは人が持つ技能であり、創造活動は代替できない。
・生成AIを使用することで、意図せず、創造活動の価値を低下させる可能性がある。
Ai_20251112152601
(↑geminiさんに描いてもらった、図の意図を聞いてみた

【技術の価値】
45年くらい技術を志向して働いてきて思うのだが、
知識や技術は持っているだけでは、価値がない。
潜在的価値を認める人もいるけれど、持っている知識や技術を誰かに提供した結果に価値が生まれるのだろうと思う。
そして、その価値を評価するのは、自分ではなく、提供した相手だ。

だから、知識や技術を提供して価値を生み出したいと考えているが、搾取はされたくないとも考えている。
さらに、誰かの知識や技術から生まれる価値を搾取したくないと考えている。

日本の社会は、知識や技術を評価しなくなってしまった。(何も生み出さない偏差値は評価するけれど...)
しかし、自分の知識や技術が、「100円貸してレベル」に評価されないように働きたいと思っている。

技術をたかる <たかる奴より厄介な奴> - Yoshiのブログ
で取り上げた、投稿主さんのような漫画家やイラストレータなども搾取されやすい職業のようだ。

【生成AIの影響】
生成AIに反対する人は、クリエーター界隈に多いようだ。

技能が技術革新で淘汰される定めは、クリエータ界隈でも同じだ。
生成AIという技術革新により、人間でなくてもできる作業は無くなるから、職業が無くなったり、従事者が減少したりする。
だから、職業が無くなるのは死活問題という人は反対する。

創造活動は生成AIで代替されないのだが、評価されていなかったり、搾取されやすいという背景があるのではないかと思う。
生成AIを使用することで、搾取のコストが下がり、創造活動の経済的な価値が低下することが、予想できる。
創造活動の経済的側面しか評価しない人は多いから、創造活動の社会的評価はさらに低下する。

【生成AIは創作の価値を低下させるのか】
2025/09/30にSora2が公開された際に、日本の著作物から生成されたコンテンツがSNSに大量に投稿された。
投稿した人の多くの人は搾取を意図したものではなく、興味本位ではないだろうか。

ユーザの興味本位程度の動機でも、生成AIを使用することにより、その行為を容易にするため、意図せず創作物の価値を下げる結果を招く。
人が持つ技能が技術革新により、機械(コンピュータ)に代替されることは止めようがないが、人しかできない創作の価値が低下するのは、社会にとって利益はないと思う。

技術を評価しなくなったことは、日本が30年を失った一因だろう。
創作の価値を評価しなくなると、何を失うことになるのだろうか? 

【結論】
生成AIが代替するのは人が持つ技能であり、創造活動は代替できない。
生成AIを使用することで、意図せず、創造活動の価値を低下させる可能性がある。


  • 「100円貸してレベル」:技術や専門的なサービスの価値を低く見積もることの比喩
  • この図は、AIという技術自体が悪いのではなく、その大量かつ容易な使用(特に興味本位による拡散)が、創造活動の価値を圧迫し、社会全体の評価を低下させる可能性があるという、あなたの論旨を視覚化したものです。

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2025年11月10日 (月)

UNICODEの互換文字 <知らぬ間に紛れ込んでいる>

ダウンロードしたPDFファイルをツールで読上げると、特定の文字を読み飛ばすことに気が付いた。

Photo_20251016135101

問題のファイルは総務省が公開している

 クラウドサービス提供における情報セキュリティ対策ガイドライン(第3班)
 https://www.soumu.go.jp/main_content/000771515.pdf

で、Chromeで読上げているときに、特定の文字を読み飛ばすことに気が付いた。
他の読上げツールでも同様に読み飛ばすので、ツールの問題ではないだろうと考え、文字コードを調べてみたら

大 (U+5927) が
⼤ (U+FDEC) で

記録されていることが分かった。

「⼤」(U+FDEC)は「大」 (U+5927)の互換文字で、異なる文字コード(CP932など)から変換した際に変換されることがあるらしい。

見た目には分からないのだが、文字コードが異なるので、検索でヒットしないし、読上げツールも読めない。
公開した人もそこまでチェックしなかったのだろう。

ということで、このドキュメントの互換文字をすべてチェックしたら

文字 Unicodeコードポイント UTF-8 バイト列 Unicode 名称
U+FDEC EF B7 AC FULLWIDTH CJK IDEOGRAPH-5927 (全角 大)
U+FDEC EF B7 AC FULLWIDTH CJK IDEOGRAPH-652F (全角 支)
U+FDEC EF B7 AC FULLWIDTH CJK IDEOGRAPH-6BD4 (全角 比)
U+FDEC EF B7 AC FULLWIDTH CJK IDEOGRAPH-6B20 (全角 欠)
U+FDEC EF B7 AC FULLWIDTH CJK IDEOGRAPH-793A (全角 示)
U+FDEC EF B7 AC FULLWIDTH CJK IDEOGRAPH-5FC3 (全角 心)
U+FDEC EF B7 AC FULLWIDTH CJK IDEOGRAPH-5C0F (全角 小)

が使われているようだ。
どのアプリで変換されたかは不明だが、CP932から変換されたドキュメントは注意が必要だ。


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2025年11月 6日 (木)

東京国立博物館がクラウドファンディング <儒烏風亭らでんの目標>

東京国立博物館「源氏物語図屏風」修復のためにクラウドファンディングを行っている。
目標額は3,000万円で100%を超えて、10/5現在で4,100万円の寄付が集まっている。

(https://donation.tnm.jp/wp-content/uploads/2025/09/report01.png)

美術系VTuberの儒烏風亭らでん
2025/10/23の配信で、このクラウドファンディングを紹介したところ、2025/11/3に無事100%の寄付を達成されたとのことだ。

CFサイトの最近のコメント欄を見ると、儒烏風亭らでん氏の配信を見たというコメントが多い。
チャンネル登録者数118万人(2025/10/5)のVTuberの影響力は絶大だ。

儒烏風亭らでん氏は2025/10/23の配信で最初に紹介し、次に2025/10/31の配信で紹介したときには、80%くらいだったらしいから、すべてがファンによる寄付というわけではないが、その後の金額の増加に貢献した。

儒烏風亭らでん氏が所属するホロライブはアイドル活動を主とするVTuberが多く所属する、業界最大手のVTuber事務所だ。
美術に関する知見を活かして活動し、これまでとは違う視聴者層を開拓している。
そして、今回は自身のファンが、推しの活動を後押しするという形で、ファンによる文化財保護という社会貢献に結び付いた。

文化財保護の現状
2023年の国立科学博物館によるクラウドファンディングでは9億円集まったのだが、国が予算措置すべきではないかという議論があった。

今回のケースでは、所有者から寄贈される「源氏物語図屏風」が国宝や、重要文化財に指定されていないため、修復費用はもとより運送費用の捻出にも困難な状況だったらしい。

儒烏風亭らでん氏は、クラウドファンディングの成功の他に、文化財保護の現状や文化財の修復について、多くの人に知ってもらいたいという目標も達成したようだ。

返礼品
下世話だが、寄付金額500万円の返礼品に修復見学ツアーに3回参加がある。(寄付した人が1人いる)
修復の記録は、NHKなどで既存のメディアで記録・放送されるのだろうが、儒烏風亭らでん氏には、新しいメディアを代表して取材動画を配信してほしいものだ。
###
取材できたようだ。(20261/5追記)
【東京国立博物館】クラファン達成おめでとう!な源氏物語図屛風の修理現場を取材してきました!【儒烏風亭らでん /きら子/北白川かかぽ】(https://www.youtube.com/watch?v=wSF4QODdZnk)



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2025年11月 5日 (水)

社員全員にAI <意思決定している人が使うことが肝要>

「全社員にAI秘書」なんて発想が古い? ホワイトカラー消滅の時代にAIエージェントは何に使うべきか?
横山信弘経営コラムニスト Yahoo news (2025/9/23)

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横山信弘氏は

AIエージェントに任せるべきことは、もっと高次元の業務だ。戦略立案、創造的な課題解決である。つまり、従来の発想で「秘書」が必要な人(経営陣など)には有用だ、ということである。全従業員に「秘書」は要らない。

とおっしゃる。なるほどである。
秘書が必要でない人にAIの秘書を付けても効果は低いという、考え方は正しいと思う。

ところで、ソフトバンクは、社員全員に生成AIの使用を義務付けたようだ。
 SB C&S、社員自身でAIエージェントを作成する機能を全社員に提供 (2025/09/11)横山信弘氏の論によると、ソフトバンクの取り組みは愚行ということだろうか?

考えてみた。

横山信弘氏のいう
従来の発想で「秘書」が必要な人(経営陣など)は、「階層的官僚的組織において、経営判断を行う人」という意味だろう。
ピラミッドに例えられる、階層的官僚組織は小数の上位層が意思決定し、多数の下位層がそれを実行する組織だ。
上位層の判断を組織全体で実行するので、上位層がAIを使うことで組織全体に効果が波及する。

ソフトバンクは、おそらく階層的官僚組織ではなく、フラットな組織なのだろう。
全員では無いだろうが、多くの社員が意思決定を行う組織なのだろう。(実態は分かりません。想像です)

例えば、上層部はお飾りで、実質はその下の層による合議で意思決定している組織では、中間層がAIを使うと効率的だ。
また、下位層が企画して、管理職はハンコを押すだけの組織では、下位層がAIを使うと効率的だ。

つまり、組織の形態に応じて、意思決定をおこなっている、人や層が使えるようにすることが、必要なのだろうと思う。


※横山信弘氏は「AIエージェントを使う」という観点で、ソフトバンクは「AIエージェントを作成する」という観点だから単純に対比できない。


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2025年11月 2日 (日)

Japan IT Week 2025秋 <AIブームが終わろうとしている?>

Japan IT Week 2025秋に参加してきた。
今年は、午後から出かけたので会場を全て回れなかった。

展示会は同じようなサービスが多く、もう「AI」では差別化できなくなっている。
ブームが去る前兆のような気がするので、出展者の人に聞いてみたかったのだが、時間が足りなかった。

セミナー
【ゼロ情シスの激増:ひとり情シスかゼロ情シスか?情シス担当の責任範囲を考える】 一人情シス協会 清水博氏

スーパーひとり情シスがいたとしても、引継ぎは無理ではないかとのこと。
離職しないような配慮はもちろんだけど、ひとり情シスさんが定年間近の場合は60歳以降の雇用形態の確認が必要らしい。

【東大松尾研発スタートアップが語る ー 汎用生成AIの限界とエキスパートAI】 (株)ACES 田村浩一郎氏
一般的な内容だった。
説明の中で「知能」や「賢い」という言葉が出てくるのだが、定義してくれないとモヤモヤしてしまう。
「AIってなに?」という人に向けては良いのかもしれないのだが...

展示会
情シスのぼや木
「まずCopilotに聞いてほしい。 大体の事が解決するよ」
Photo_20251101142101

これは、たぶん正しいのだけれど、プロンプトを考えて、Copilotの回答を解釈するより、情シスさんに聞いた方が早いと考える人は多いよね。
おそらく、これを書いた情シスさんは、相談しやすい人なのだろう。
情シスがヘルプデスクをやっていることは多いのだけれど、ヘルプデスクとしての評価が上がれば上がるほどCopilot案件が増える。(^^;


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