LINEヤフーの宮澤弦氏へのインタビュー <AI使用義務化の向こう側>
生成AI活用義務化でLINEヤフーはどう変わったか グループAI推進担当の宮澤弦氏が語る CNET Japan (2026/1/28)
Yahooという会社は、インターネット黎明期のADSLの普及(Yahoo BB)や、スマホへの移行(Yahoo Mobile)など、予定調和を求めない強さがあると感じる。

(↑ChatGTPさんのちょっと過激な表現、YahooBBとYahooMobileが対立しているわけではないのだけれど)
最近、LINEヤフーは、全社員にAIの使用を義務付けて話題となった。(AI利用義務化 <必要なことは終わってる> (2025/8/30))
そんなLINEヤフーの宮澤弦氏へのインタビュー記事で、気になったところを考えてみた。
因みに、LINEヤフーさんとは公私ともに関係はないので、メディアを通じて知っているだけで、内部の事情は知らない。
【現状認識と行動力】
宮澤弦氏は
AIが普及した今、AIのない時代に戻ることは絶対にありません。運送会社を営むために運転免許が必要なのと同じで、世の中は馬車には決して戻りません。
とおっしゃる。
イノベーション前の世界に戻ることはないことは、歴史が証明している。
誰でもわかっているのだが、行動できる人は少ない。 経営者も例外ではない。
インターネットが普及した際にも世界が変わったが、AIによる変化は、それよりはるかに速いと感じる。
周りをみると、まだ、様子見を決め込んでいる人は多いような気がする。
とりあえず影響の少ない所で使ってみようとか、とりあえず調査してみようとか、とりあえず技術的に研究してみようとかだ。
世の中は、馬車から車になっているのに...
【7割程度しか使わない】
宮澤弦氏は、「環境を整えたままでは7割程度しか使わない」とおっしゃるのだが、
環境を整えたまま放っておいて使うのはせいぜい3割、良くて5割程度だと感じていた。
この差が、Yahooという会社の、経営者の危機意識、社員のITリテラシーの差なのかもしれない。
そもそも、Yahooは「AIを使いましょう」ではなく、「Agentを普及させましょう」だ。
個人が使うAIは作業を効率化するだけだが、Agentは会社の業務を変えることができる、
この差は果てしなく大きいような気がする。
【プログラミング教育】
宮澤弦氏は、
この先プログラミング教育は不要で、人間にしかできない能力を磨いて「また会いたい人」になることのほうが重要だとおっしゃる。
プログラミング教育が、プログラミング言語の習得やコーディング能力の取得を意味するのならば、そのとおりだ。
しかし、プログラミングの肝は、問題解決する際に、どの部分にどうやって、コンピュータを使うかを考えることだから、人間にしかできない能力だ。
これまで重要だった、コンピュータに指示する手段としての、プログラミング言語を使用したコーディングは、今後、AIに対する自然言語を使用した指示に代わるだろう。
しかし、プログラミングの重要な部分は変わらないから、プログラミング教育の重要性も変わらないと思う。
【まとめ】
LINEヤフーは、大企業になっても相変わらず先を行く会社と感じる。AI時代に最初の一歩の差は極めて大きい。
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