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2026年4月

2026年4月28日 (火)

PPTスライドをアーカイブ資料にする方法

最近実施した、Copilot説明会の際に、PowerPoint(PPT)のスライドを生成する方法を説明した。

PPTのスライドを使用して説明することが普通になって久しい。
プレゼン資料をアーカイブ資料としたり、「プレゼン資料が欲しい」という要望も多い。
後で、スライドをナレッジソースとして使いたいという要求は多いのだろう。

AIの使用とPPTのスライドについて、問題点と解決方法を考えた。
Ppt

【結論を先に】
・アーカイブすることを前提にスライドを作成しよう
・アーカイブ用の文章を書こう
・作成方法を変えよう(アウトライン → Word → PowerPoint)
・発表者ノートを書こう
・動画を作成しよう

【そもそも】
そもそも、
説明でスライド(投影資料)を使用する目的は、口頭では説明しにくい概念や表、グラフなどを図示することで、理解を助けるためだ。
つまり、補助資料である。
また、資料をアーカイブする場合には、口頭説明が無くても、論旨、論理構造、論理展開が理解できる必要がある。

【スライドの作成方法の変化】
スライドの作成方法はICT進歩により変化してきた。
以前は、
 メモ → 文章 → スライド(OHP)
という手順で作成したスライドを発表に使用し、文章とスライドをアーカイブしていた。
最近は、いきなりPPTで作成したスライドを発表に使用し、そのスライドをアーカイブしている。

【問題】
問題は、PPTで作成したスライドは、下記の理由から、アーカイブに向かないということである。
・論旨が読み取れない
 発表用に作成したPPTのスライドは、補助資料であるが故に、論旨が読み取れないことが多い。

・論理構造が読み取れない
 論旨を構成する、「結論」、「根拠」、「コンテキスト」という論理構造が読み取れないことが多い。

・論理展開
 「結論」→「理由」→「具体例」→「結論」(PREP法)などの展開を読み取れないことが多い。

このような理由から、発表用に作成したPPTのスライドはアーカイブ用途には不向きである。
つまり、PPTを使用することで、スライドの作成は便利になったが、組織の知的財産とも言えるアーカイブの質は低下しているのではないだろうか。

【AI使用のメリットと課題】
AIを使用したプレゼン資料作成のメリットは、
スライド(.pptxファイル)の作成に生成AIを使用することで、大幅な時間短縮が可能になること、
アーカイブから必要な情報を検索する際に、AIを使用することで、パターンマッチでなく意味検索が可能になること
である。

AIを使用して、アーカイブを検索する際に、発表用に作成したスライドは、検索精度が低い。
原因は、論旨や論理構造、論理展開などアーカイブに必要な要件を満足していない資料が多いからだ。

例えば、発表に使用したスライドが保存してあるフォルダーをAIで検索すると、検索精度が悪い。
検索精度を向上させるために
・要約をタイトルページの発表者ノートに追加
・発表のトランスクリプトを最終ページの発表者ノートに追加
する前処理を行っている。

これらの処理を行うことで、使い物にならない状態から、普通に使えるくらいには改善した。
しかしこの処理は手作業で行うため効率が悪い。

【提案】
AIを使用することで、発表用のスライドを組織の知的財産(知恵)にすることができる。
そのために、スライドを作成する際に以下の配慮が必要である。

・アーカイブ用の文章を書く
 論旨や論理構造、論理展開は文章の方が伝達しやすいため、スライドだけでなく、文章もアーカイブとして残す。

・作成方法を変える
 アーカイブ用の文章を別に作成する必要はなく、
  アウトライン → Word → PowerPoint
 の方法で作成することにより、文章と説明用のスライドを作成することができる。
 この方法は、一見煩雑に見えるが、生成AIを使用してPPTのスライドを作成するための効率的な手順である。
 構造化されたテキスト(Word)こそが、AIにとって重要なナレッジソースであり、PPTはその出がらしに過ぎない。

・発表者ノートを書く
 AIはPPTのスライドの発表者ノートも検索できるため、発表者ノートを書くことにより、論旨や論理構造、論理展開を含む検索が可能になる。
発表者ノートも、アウトラインがあれば、生成AIを使用して容易に作成可能である。

・動画を作成する
 発表者ノートがあれば、発表用のスライドから、生成AIを使用して、説明音声付きの動画を作成することができる。 

【まとめ】
PowerPointの普及によりスライド作成は容易になったが、アーカイブ資料の質が低下したため、組織の知的財産としての価値が低下している。
発表用スライドの作成方法を、生成AIの利用を前提に変えることで、
・発表用のスライドを組織の知的財産として蓄積し、
・AIを使用して、蓄積した資料を再利用すること
ができる。


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2026年4月25日 (土)

Copilot説明会 <自分をAIのやり方に寄せる>

4月に多くのメンバーが変わったのでCopilotの説明会を開催した。
90分の予定だったが、機能が増えたのと、AIの処理時間が長くなって時間が足りなくなった。
5月に開催する第2回は工夫しよう

Copilot90_2
目的は、有料ライセンスの有効活用だが、本当に伝えたいことは、

【知見の共有】
事例は結果や出力だけでなく手順やプロンプトを紹介しなければ参考にならない。
結果だけを「AIで作ったんだゼ( ̄ー ̄)」とドヤ顔で見せる人は多いのだが、「わ~すごい」で終わりだ。
AIを使用した際の手順やプロンプトなどの、知見を共有してもらいたい。

【自分をAIに寄せる】
AIを自分のやり方に寄せるのではなく、自分をAIのやり方に寄せる。
自分の仕事の中でAIが使えそうな作業を見つけるのではなく、AIが使えるように自分の仕事のやり方を変える。
簡単そうだが、仕事のやり方は体に染みついているので、変えることはなかなか難しい。

【Copilot Cowork】
Copilot Cowork を簡単に紹介した。
まだ、使い込んでいないのだけれど、この機能でライセンス料の元は取れるような気がする。

【スライド】
1年で性能も向上し機能も増えたので、去年のスライドは使えなかった。
増えた内容を追加してスライドを作り直し、説明動画も作成したが、AIを使ったので短時間で作成できた。
収穫は、資料を作り直していて、たくさんの気づきがあったことだ。

【ドキュメント作成】
AIで使用することを前提にスライドを作成する方法を提案した。
PPTで作成したスライドは検索制度が悪い。
発表者ノートがないスライドが多く、スライドから、論旨や論理展開を読み取れないことが原因だと気が付いた。
そこで、「アウトライン→Word→PowerPoint→動画」という手順で作成する方法を説明した。
一見、面倒でも、スライドの生成精度が良く、説明用の文章(Word)、発表者ノート、スライド、音声付き説明動画が作成できる。

作成した資料を、AIを使用して再利用するためには、作成する人の意識を変えるなければならない。



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2026年4月18日 (土)

コパさんの配慮 <フールプルーフが実装されている?>

「AIを使って、過去の原稿データの整理や、それを元に新たな原稿の作成はできるのか?」仕事歴20年超のベテランライター格闘記 
渥美 志保  mi-mollet  (2026/3/10)

「過去原稿のデータベースから、AIに原稿を書かせてみたい」ところが...。仕事歴20年超のベテランライターが気づいた【AIの使いこなし方】とは?
 渥美 志保  mi-mollet  (2026/3/11)

Gemini_copilot_notebooklm_

渥美志保氏は、AIについて、

すごい時代になったと思うけど、この流れはもう止められない。どうにかこうにかついていくか、それとも完全に背を向けた世界に生きるか。選択を迫られているなあ。

とおっしゃる。

冒頭の記事は、渥美志保氏が過去に書いた原稿のファイル名を、AIを使用して一括してリネームしようと奮闘した顛末だ。
渥美志保氏の職業は文筆業だから、この投稿で紹介されているのは、専門分野以外の領域でのAIの使用だ。
だからだろうか、最後の部分は客観的でどこか他人事のようにも感じる。

渥美志保氏が専門分野でAIを使用(評価)した、投稿を読んでみたいと思う。

閑話休題

この投稿では、ファイルを一括してリネームするPowerShellのスクリプトを、Copilot(コパさん)に作成させようと奮闘し、結果的にスクリプトが生成できなかったようだ。
コパさんはフェールセーフを考えているような気がする。

「ほぼ1人情シス」の業務に、M365の管理が含まれている。
作業が、GUIで実現できない場合や、手間がかかる場合は、PowerShellのスクリプトを作ることが多い。
使い捨てではなく、他の人が使うスクリプトを作る際には、-Execオプションがない場合は、 -WhatIf オプションを付けて実行するようにしている。
いわゆる、フールプルーフだ。
破壊的なコマンドレットが含まれる場合、いきなり実行してエラーが発生したときの、復旧作業は面倒だから、なるべく事前に防ぎたい。

2年くらい前に、Copilotに簡単な作業のスクリプトを書かせたら、ネットからパクってきたような出力だったが、最近は、時に過剰なコードを出力するくらい賢くなった。

おそらく、渥美志保氏が使ったコパさんも、フールプルーフが実装されていて、危険度のレベルを超えたら、コードを出力しないようにしているのだろう。
相当ヤバいコードになっていた可能性がある。

蛇足だが

ファイル名を規則的に一括リネームするなら、PowerToys に含まれている PowerRenameを使うと目的は達成されるような気がする。
複雑な変換は正規表現を使用しなければならないから、コパさんに教えてもらうことになるけど。


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2026年4月15日 (水)

「技術者でいたい」は甘えか? <管理者と技術者、どちらも現状に甘えることはできない>

技術者を管理職に出世させる愚かな日本企業、タコツボ組織がDXを阻む 木村岳史 日経 XTECH (2026.03.30)

木村岳史氏の名物コラム「極限暴論」としては、いつもの切れ味がないように感じた。

結論を先に、

管理者になるにしても、技術者でいるにしても、現状に甘えることはできない。
Photo_20260406132301

「『技術者でいたい。だから管理職にはならない』というのはプロの技術者として当然の思いだが、その希望を上司に伝えると『向上心が無い』と評価されるのではないか、との声あり。残念ながら、それは事実。他の仕事でも全く同じで、日本企業に共通する根深い問題」

という投稿は普通過ぎて面白くないと思っていたら、「ディスリ」が多く届いたらしい。

「管理職になりたくないというのは甘え」や「マネジメント適性がないので逃げているだけ」というコメントが多いらしい。

木村岳史氏は、
管理職は技術職とは別の能力が必要な仕事だが、日本の組織に根強く存在する、年功序列や歪んだ実力主義の影響で「努力すれば誰でもできる仕事」という認識があることを指摘している。

そして最後に、

「技術者でいたい。だから管理職にはならない」に強く賛同してくれた人にも言っておくよ。
あなたが技術者ならば、現状に甘えていては駄目だな。最後まで読
んでくれたのだから、その意味は分かるよね。

とある。ここが、最も言いたいことだろう。
冒頭で切れ味が悪いと思ったと書いたが、、最後に白刃を突き付けられるような鋭さがあった。

「管理職になりたくない」と「甘え」
「管理職になりたくない」を「甘え」と批判されないためには、技術者としての能力を維持し続ける必要がある。
また、最低でもセルフマネジメント、そして、チームやプロジェクトがマネジメントできる能力が必要だ。
それができなければ、終身雇用を利用した「甘え」という批判はやむを得ない。

つまり、管理職にならず、技術者でい続けるためには、「技術者としての能力を維持し続けること」「マネジメント能力を持つこと」が必要だ。
「管理職になりたくない」 が批判されるのは、「甘え」や「マネジメント能力」がない「技術者くずれ」が多いのかもしれない。

結論
管理者になるにしても、技術者でいるにしても、現状に甘えることはできない。


「技術者くずれ」
「技術者くずれ」になる原因は以下の特徴がある。

  • 技術の進歩について行けなくなった者
  • 「マネジメントで食っていく」決心がない者
  • 客観視(技術の翻訳)ができない者

については過去の記事を参照されたい。


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2026年4月11日 (土)

エンジニアの想像力のなさに落胆 <歴史は繰り返す>

正直、エンジニアの想像力のなさにちょっと落胆してる

ちょっと刺激的なタイトルだ。
投稿主は、情報科学系の方らしい。
この投稿に対して、技術系の人たちは概ね否定的だ。

【プログラミング】
未だに「プログラミング」≒「プログラミング言語」と考えている人は多く、エンジニアも例外ではないのだろう。
現在、.md + Claude を使用してシステムを開発した場合、仕様が満足できなかったり、製品の保守性が維持できないという指摘はある。
特にシステムを開発の現場にいるエンジニアは、そう感じるのだろう。
しかし、多くの問題は、時間が解決することは歴史が証明している。

昔々、高級言語だけでは解決できないから、アセンブラ(機械語)の理解は必要だよねという議論があった。
デバイスドライバーなど低レイヤを扱う場合はアセンブラが必要だった、と言っても信じられない人も多いだろう。

【抽象化してみる】
技術系の人の反対投稿を読むと、「.md」や「Claude(生成AI)」など、今目に見える物に反応しているように感じる。

コンピュータに対する指示を、

人間の指示 → I/F → コンピュータ

とすると、これまで、長い期間、

プログラミング言語 → 処理系 → コンピュータ

という構成だった。

「処理系」は、 アセンブラ、コンパイラ、インタプリタ、フレームワークなど変化している。
「プログラミング言語」も変化しているが、人間が話す自然言語ではなく、制約が強い形式言語を使用している。

ところが、AI技術の向上で、

自然言語 → AI → コンピュータ

という構成が可能になった。

自然言語と形式言語では大きな差がある。自然言語は習得しなくて良いのだ。(論理的思考は必要だ)
つまり、形式言語(プログラミング言語)の習得が障壁だった人でも、コンピュータに指示が与えられるようになるという意味で、革命的だ。

【論理的思考】
当面、論理的思考は必要だが、
自然言語で論理的思考ができて、論理的な文章で指示を与えられるならば、形式言語は不要だろう。

しかし、今現在では、多くの人が、自然言語による指示は困難だ。
そこで、習得が容易なMarkdown記法を使用して、指示することが効率が良いということだろう。

Markdown記法の使用が、論理的思考を助けるという効果もある。

今後、AIの性能が向上したり、AIに代わるI/Fが登場すれば、Markdown記法より習得が簡単な言語になったり、自然言語で指示が与えられるようになるのだろう。

【創造力】
論理的思考能力で解決できる課題は多いが、創造力が必要な課題もある。
AIが自然言語で指示できるようになった。
そこで重要な能力は、創造性を言語にする能力だ。
例えば、頭の中でイメージした「もの」「こと」「感覚」を自然言語に変換できれば、AIに入力できるようになる。
この能力を持っている人はいると思うのだが、効果的な方法論は無いようだ。

###
自称技術屋だけど、事務処理でも .md + 生成AI は最強だと思う。


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2026年4月 8日 (水)

BSOD <SSDが原因のようだ>

6年くらい使っているPC(HP Pavilion 15-cu1013tx)が、1年くらい前からBSOD(Blue Screen of Death )が発生するようになっていた。
修復コマンドで修復しても効果はなく、騙し騙し使っていた。
Ssd

【原因究明】
このPCは6年前に買って、
Windows7 32bit → Windows7 64bit → Windows10 → Windows 11にアップデートしてきた。
4年前に、SSDを128GB→500GBに、 メモリを16GB→32GBに換装している。

1か月前くらいから、BSODが頻繁に発生するようになったので、MinidumpをAIに分析させて、要因を1つずつ潰していったが、それでも、BSODの発生は止まらなかった。

アップデートを重ねているから、古いドライバーや不要なドライバーがインストールされていた。

【 Windows再インストール】
AIもとうとう諦めて、Windowsの再インストールを勧めてきたので、しかたなく、Windowsを再インストールした。
HPのサイトにあるドライバーは古いので、チップメーカーを回ってドライバーをダウンロードした。

これで安定すると思っていたら。
Windowsを再インストールする前と変わらない頻度でBSODが発生する。
最近のエラー画面は青ではなく黒だ。

【SMART】
SSDメーカーのツールでSSDを調べたら、ファームウェアは最新でSMARTも正常だったが、エラーがたくさん記録されていたので、SSDを交換することにした。
今のところエラーは発生していない。

CrystalDiskInfoで、SMART レポートを取得してみた。

----------------------------------------------------------------------------
(03) CT500P2SSD8
----------------------------------------------------------------------------
Model : CT500P2SSD8
Firmware : P2CR033
Serial Number : 2116E597845A
Disk Size : 500.1 GB
Interface : UASP (NVM Express)
Standard : NVM Express 1.3
Transfer Mode : ---- | ----
Power On Hours : 9165 時間
Power On Count : 4995 回
Host Reads : 17359 GB
Host Writes : 29032 GB
Temperature : 48 C (118 F)
Health Status : 正常 (84 %)
Features : S.M.A.R.T., TRIM, VolatileWriteCache
Drive Letter : F:
-- S.M.A.R.T. --------------------------------------------------------------
ID RawValues(6) Attribute Name
01 000000000000 クリティカルワーニング
02 00000000013C 温度
03 000000000064 予備領域
04 000000000005 予備領域 (しきい値)
05 000000000010 使用率
06 0000022B8002 総読み込み量 (ホスト)
07 000003A10727 総書き込み量 (ホスト)
08 0000208E82D0 リードコマンド数 (ホスト)
09 00004817B4CE ライトコマンド数 (ホスト)
0A 000000002A21 コントローラービジー時間
0B 000000001383 電源投入回数
0C 0000000023CD 使用時間
0D 000000000204 アンセーフシャットダウン回数
0E 000000000000 データエラー回数
0F 000000003061 エラーログエントリー数

エラーログエントリー数と安全でないシャットダウンが多数記録されている。
このSSDはSMART的には、今のところ正常だが、今後エラーが多発する可能性がある状態という診断結果だ
SSDを交換して以来、BSODは発生してないので、SSDが原因だろう。

【学び】
AIの診断は、可能性が高い順に要因を出力するけれど、可能性が低い要因が原因だった。
SMARTの「正常」という文字に惑わされず、エラーログの数値を見極めることの難しさを痛感した。


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2026年4月 5日 (日)

読めない専門用語

Xでこんな投稿が流れてきた。

 

1. あしんく
2. あいとりぷるいー
3. えんじんえっくす
4. ??
5. くーばねてぃす
6. しーえっちおうん/ちぇんじおうん
7. ざっしゅ
8. あじゅーる
9. すーどぅー(すどー)
10. らむだ

※ちなみに、Linux は「りぬくす」

「a11y」
が読めなかった。
「a11y」や「k8s」のような略し方を見たのは、30年くらい前に、「l9n」や「i10n」で知った。
当時、アプリのローカライズやそれを発展させたインターナショナリゼーションが話題になっていたので、ざっしの記事で見かけた。
堅い記事では「現地化」とか「国際化」と記述されていたが、柔らかい記事では、「l9n(Localization)」「i18n(internationalization)」などと記述されていていたように記憶している。

「chown」

は、はファイルの所有者を変更するUNIXのコマンドで、「しーえっちおうん」とか「ちぇんじおうん」と読んでいる。
UNIXはコマンドやシステムコールを短縮してあるしてあるので、初見では読めないことがよくある。
読めなくても、適当に読んでいるから、方言がたくさんある。

「cd」

10選にはないが、cd(しーでぃー) はカレントディレクトリを変更するコマンドで、Change Directory を省略している。
MS-DOSやWindowsでも同じコマンドが実装されていて、コンソールを使用する場合は、必須のコマンドだ。

cd を動詞的に使用することがある。
「zipを解凍して、そのディレクトリに、しーでぃーして」などと使うことがある。

前提として、
・ファイルシステムのツリー構造
・ワーキングディレクトリ
・絶対パス/相対パス
の知識が必要だ。
この操作を、普段CLIを使わない人向けの説明書で説明しようとすると面倒だ
最近は、画面キャプチャを貼って、説明を減らしている。

【初心者でも読めばわかる】

「初心者でも読めばわかるような(ニワトリでもわかる)手順書を」要望されることは多いのだが、極めて難しい。
要望する人は、理解していれば、それをニワトリでもわかるように説明することができると思っているのだ。
これらに必要な能力は、まったく別物だと説明するのだが、なかなか理解してもらえない。

フリーソフトを配布していたころに、この問題で困っていた。
詳しく書けば分かりやすいとは限らないし、文字数が増えると、そもそも読んでもらえない。
そこで、分からなくても、手順書のとおりに入力したら最低限使える説明と、ソースを読む際に参考になる解説に分て、
解説は、自分と同じくらいの知識がある人を対象に、ちょっと丁寧に書いていた。

【本当の問題】
ニワトリでもわかる手順書は、本当の問題にならない。
ニワトリでもわかる手順書が必要な人は、ちょっとしたトラブルに対応できないことが多いからだ。

職業プログラマーではなく、「ほぼ1人情シス」だから、現場で作業を効率化するくらいのツールを作ることが多い。
そのツールを他の人が使えるようにと、ニワトリでもわかる手順書を書いたとしても、トラブル対応が減らないとしたら、自分の仕事は効率化できていない。

ICTで効率化したいならば、そもそも、トラブル対策が必要なツールと「ニワトリでも分かる説明書」で一時しのぎせず、システムを外注すれば良いと思う。


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2026年4月 2日 (木)

Azki 香川県警交通安全アンバサダー就任 <開拓者の目の付け所>

香川県警察交通安全アンバサダーに VTuberのAzkiさんが任命されたそうだ。

Azkiさんの配信で就任の経緯を聞いたら、香川県警察本部交通規制課に「開拓者(Azkiさんのファンの総称)」がいて、Azkiさんの起用を企画したらしい。
役人は新しことに消極的な人が多いが、運よく「開拓者」の上司の課長が「アニオタ」で理解が得られたらしい。

【開拓者の目付け所】
この「開拓者」は目の付け所が良いと思う。
最近は、観光大使や、VTuberを起用することが多くなったが

Azkiさんのイメージは、

  • 知的
  • 落ち着いた雰囲気
  • 親しみやすいビジュアル
  • 人型モデル
  • 大手事務所所属

つまり

  • ★炎上しそうにない
  • ★広い年齢層に受け入れられそう
  • ★役所の事務手続ができそう

見た目は尖っていないが、知名度があり、不安要素が無く、役所との契約ができそうなところが起用しやすかったのではないだろうか。

・VTuberになじみがない人は、獣耳のモデルに違和感がある人もいるかもしれないが、Azkiさんは初期から人型モデルだった。
・第1世代、第2世代の衣装は、露出が多く尖ったアーティストという雰囲気があったが。第3世代のアイドルっぽい衣装を経て、現在の衣装になり、活動も歌だけでなく、「地図のお姉さん」「魔王」など知的なイメージが定着してきた。
・大手VTuber事務所所属だから、マネジメント部門がある。

結果的には、VTuber界隈での知名度により、ネットのニュースにも取り上げられていたので、広報としては成功だろう。

それはさておき、企画した「開拓者」は役得だなぁ


警察関係のでは、根間ういさんが、2025/1/29に沖縄県警のバーチャル広報官に任命されている。



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