「技術者でいたい」は甘えか? <管理者と技術者、どちらも現状に甘えることはできない>
技術者を管理職に出世させる愚かな日本企業、タコツボ組織がDXを阻む 木村岳史 日経 XTECH (2026.03.30)
木村岳史氏の名物コラム「極限暴論」としては、いつもの切れ味がないように感じた。
結論を先に、
管理者になるにしても、技術者でいるにしても、現状に甘えることはできない。
「『技術者でいたい。だから管理職にはならない』というのはプロの技術者として当然の思いだが、その希望を上司に伝えると『向上心が無い』と評価されるのではないか、との声あり。残念ながら、それは事実。他の仕事でも全く同じで、日本企業に共通する根深い問題」
という投稿は普通過ぎて面白くないと思っていたら、「ディスリ」が多く届いたらしい。
「管理職になりたくないというのは甘え」や「マネジメント適性がないので逃げているだけ」というコメントが多いらしい。
木村岳史氏は、
管理職は技術職とは別の能力が必要な仕事だが、日本の組織に根強く存在する、年功序列や歪んだ実力主義の影響で「努力すれば誰でもできる仕事」という認識があることを指摘している。
そして最後に、
「技術者でいたい。だから管理職にはならない」に強
く賛同してくれた人にも言っておくよ。
あなたが技術者ならば、現状に甘えていては駄目だな。最後まで読んでくれたのだから、その意味は分かるよね。
とある。ここが、最も言いたいことだろう。
冒頭で切れ味が悪いと思ったと書いたが、、最後に白刃を突き付けられるような鋭さがあった。
「管理職になりたくない」と「甘え」
「管理職になりたくない」を「甘え」と批判されないためには、技術者としての能力を維持し続ける必要がある。
また、最低でもセルフマネジメント、そして、チームやプロジェクトがマネジメントできる能力が必要だ。
それができなければ、終身雇用を利用した「甘え」という批判はやむを得ない。
つまり、管理職にならず、技術者でい続けるためには、「技術者としての能力を維持し続けること」「マネジメント能力を持つこと」が必要だ。
「管理職になりたくない」 が批判されるのは、「甘え」や「マネジメント能力」がない「技術者くずれ」が多いのかもしれない。
結論
管理者になるにしても、技術者でいるにしても、現状に甘えることはできない。
「技術者くずれ」
「技術者くずれ」になる原因は以下の特徴がある。
- 技術の進歩について行けなくなった者
- 「マネジメントで食っていく」決心がない者
- 客観視(技術の翻訳)ができない者
については過去の記事を参照されたい。
- 技術者のマネジメント
- 技術者のマネジメント(2014/11/6)
- 技術者のマネジメント(2)(2014/11/10)
- 技術者のマネジメント(3)(2014/11/16)
- 技術者のマネジメント(4)(2019/07/08)
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