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2026年5月

2026年5月30日 (土)

AIがこう言っていました <自分の頭で解釈する>


【AIが言った】
最近「AIが言った」という言葉を聞くようになった。
AIの使用を推進している立場なので、せっかく使われるようになったのに、水を差してはいけないと思い、ツッコミたい気分をグッと堪えて聞き流している。

AIがこう言っていました <評価・検証をしない人> (2026/5/4)
Ai_20260520233201

【google先生】
google検索がまだ良心的で、「google先生」という言葉が使われ始めた頃に、「googleで調べました」という言葉を聞いていたような気がする。
検索結果の出力を自分で判断せず、検索結果の内容をコピペする人が増えたのだ。

読んでも理解できないなら、 googleのアルゴリズムを信じてコピペする方が、正解の確率が高い、という戦略だ。
潔すぎると思う。

【責任を持つ】
自分が書いた文章や発言した内容の正誤よりも重要なことは、その内容に責任を持つことだ。
世間話ならば、「〇〇らしいよ。知らんけど (^^」でも良いが、仕事では責任が必要なことは言うまでもない。

正解することと、責任を持つことは同じではない。
誤りに気が付いたら、訂正すれば良いのだ。

つまり、「AIが言った」と言う人は、

  • AIの出力が正しいかどうか確認する意思もなく、
  • 誤っていた場合に訂正する意思もない
  • 当然責任を負いたくない

ということだ。
このことは、多くの人が気付いているはずだ。

「AIはこう言ってました」と言う部下。デキるリーダーならどうする? DIAMOND Online (2026/5/16)

には、

私なら、「あなたはどう思う?」と返します。

そして次に、

「それを採用するなら条件は?」
「採用しないなら、何が足りない?」
「現場で試すならどうやる?」

のような質問が紹介されている。

言い方次第だけれど、気を付けないとパワハラだよな...
遠慮して言えない人も多いのだろうと想像する。

【知識が無い領域の情報を検証する方法】
AIの出力を直接検証することができてハルシネーションを検知できる領域はごくわずかだ。
だから、AIの出力はほとんど直接検証できない。

普段の生活で、自分の知識がない領域の情報をどうやって検証しているのかが、AIの出力の検証に現れるのだろう。
例えば専門家が専門用語で説明した内容を検証しようとした場合。

  • 丸呑みする。
  • 権威があれば信頼する
  • 自分に知識がある領域まで分解する。
  • 知識がある人に検証を依頼する
  • 検証に必要な知識を得る

などの方法がある。

これは、学びの姿勢にも通ずるところがあって、問いを立てることをせず、正解を前提に記憶する習慣の人は、丸呑みしたり、権威に頼ったりするのだろう。


ググれカス <ググったらカス> (2017/09/10)
は2017年に書いた記事だけど、

 googleは強力な機械だから、この機械を使う方法を知らなければならないということだ。
簡単な方法は、検索結果をコピペせず自分の頭で解釈して使うことだ。これだけでgoogleという機械が使えるようになる。

は、googleをAIに変えると今でも同じことが言える。

AIを使うことが当たり前になっているからこそ、AIの出力を丸呑みせず、少しでも自分の頭で解釈してみると、1年後には大きな差になる。


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2026年5月27日 (水)

人が余っているから情シス

AIに代替された人材で、情シスの派遣事業を始めるというアイデア



清水博氏は

そんなに簡単な仕事なら、ひとり情シスの方々はこんなに苦労されていないのですよ。

とおっしゃるとおり! 我が意を得たりだ。
世の中の経営者が、「情シス」は誰でもできる程度の仕事と思っているから、情シス不足問題は解決しないのだと思う。
Photo_20260521003001

【1人情シスの仕事】
特に1人情シスの仕事は多岐にわたる。
例えば、ICT機器の保守・整備、ヘルプデスク、情報セキュリティ、開発、ユーザ管理、情報資産の管理などが挙げられる。
それぞれの業務は、専門性があって、複数の業務で高い能力を持つ人材は少ない。

大きな企業では、それぞれの業務の作業量が多いから、業務ごとに専門の担当がいる。
一方で、小さな企業や事業所では、それぞれの業務の作業量が少ないから、全ての業務を1人で担当することになる。
これがいわゆる「1人情シス」だ。
つまり、「1人情シス」は、作業量は少ないが専門性が異なる作業を1人で担当している。

全ての分野で、高い専門性を発揮できる人は「スーパー1人情シス」と呼ばれるが、そのような人は、極々稀な存在だ。
ところが、ITを一括りにして、全ての業務に詳しいことを前提にして、作業量が少ないことを理由に低賃金で雇用しようとする。
これが、情シス不足の要因だろう。

【客先常駐の情シス】
業務委託で週3日、客先常駐の情シスをやっていたことがある。
その経験では、最も重要なことは、コミュニケーション能力だと思う。

コミュニケーション能力に難があると、仕事は少なくなるが、何をやっているのかわからないと言われる。
普通のコミュニケーション能力があれば、仕事がふえるが、契約範囲外の依頼がある。
やっている仕事を報告するにも、契約範囲外の仕事を断るにも、コミュニケーション能力は重要だ。

【心がけていたこと】

  • 愛想よくする
    自分の、知識・技能は使ってなんぼと考えているから、なるべく愛想良くしていた。
  • 作業を報告する
    日報が無かったので、グループチャットに作業を投稿していた。
  • 無茶ぶりされたときは、安易に引き受けない
    「それは金で解決する案件ですよ。外注しましょう」と正直に助言していた。

【受注企業】
受注企業は、社員の仕事をサポートするのは当然として、仕事が正当に評価されるよう配慮すべきだ。


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2026年5月25日 (月)

AI時代に文系、理系という分類は意味はあるのか?

「その仕事、AIで十分です」 -- 文系人材に迫る静かなリストラ 中村智彦 Yahoonews (2026/4/22)

日本の会社は、欧米のように簡単に社員を解雇できないから、

  • 新卒採用の抑制
  • 早期退職制度の活用
  • 配置転換
  • 業務委託の見直し
  • 外注業務の内製化
  • 派遣社員の受け入れ停止

が始まっているらしい。

【配置転換
最近はどこも人手不足だから、AIによる」効率化で生まれた労働力を、別の業務に割り振ればよいと考えるが、配置転換は簡単ではない。

AIで代替できる業務をやっていた人が、簡単に別の業務に移れるとは限らない。
簡単に移れるくらいなら、AIに代替されるまで同じ仕事をしていないだろう。

だから、配置転換するより、れまでの基準での採用を控えて、新しい働き方に対応できる人材を採用することで、会社を変えようとする。

中村智彦氏は、

 ITやAIを研究する理系研究者と話をしていると、「これからはむしろ文系人材の役割が重要になる」という指摘を受けることが増えてきました。

とおっしゃる。
ボキャブラリーが豊富で好奇心が強く、知識の幅が広い人が必要なのだと。

【まてよ!】
理系人材には、ボキャブラリーが豊富で好奇心が強く、知識の幅が広い人はいないのか?

【そもそも】
そもそも、文系、理系という固定観念は、AI時代に有効なのか?

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AIの普及で、いわゆる、文系も理系も、専門領域での優位性は低下しているし、専門領域以外部分はAIで補完できる。
つまり、AIが活用できる範囲においては、文系も理系もそれぞれの優位性は低下する。
完全に均一化されることはないだろうが、現在、固定観念化しているほどの差は無くなるのではないかと思う。

【優位性】
今後個人の優位性は、「AIでは解決できないこと」の解決能力」、で測られることになるのだろう。
しかし、文系、理系という分類ではないと思う。


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2026年5月22日 (金)

圧縮型vs展開型 <異なる認知スタイルをどう評価するか>

ソフトウェアの「設計原則」を、なぜ一部のエンジニアは生理的に嫌うのか Zenn Takami Torao (2026/05/11)

Takami Torao氏は、

人が全ての知識や情報を、分割→圧縮→記録 というステップで処理する場合の、
「記録」には、
・保持:すぐに必要な情報を、脳のワーキングメモリに格納する
・外化:すぐに必要のない情報を、外部に配置する
の、2つの方法がある。

そして、保持に比重を置く人を圧縮型、外化に比重を置く人を展開型と定義して、それぞれの型の特徴を考察しておられる。
Ai_20260516125901

【自分のタイプ】
自分のタイプは、「圧縮型」だと思う。

圧縮型の特徴である、先天的に大きなワーキングメモリを持っているわけではない。むしろ、先天的にワーキングメモリが小さいと思う。
さらに、片づけられない性格だから外化も苦手だ。

外化できず、小さなワーキングメモリで対応しようとした結果、知識や情報は重要ではない部分を切り捨てて、さらに抽象化して理解しようとしていたので、圧縮型になったのだろう。

インターネットの情報が検索できるようになった当初は、有用な情報のリンクを保存する方法で、外化していたが、ほどなくしてやめた。
必要になったときに検索することにして、欲しい情報を効率的に発見するノウハウをワーキングメモリに置く戦略に変えた。

圧縮型にとってインターネット検索は究極の外化ツールだと思う。
さらに、AIを外化の手段として使用すると、検索だけでなく、再構成、要約してくれるので、外化した情報を活用できる。

【異なるタイプの評価】
他人を評価する際に、タイプが異なる人の能力を低く評価しがちだ。
タイプの差は、処理方法の差だから、能力の差ではないし、それぞれのタイプに向いている業務と、向いていない業務がある。
だから、他人を評価する場合は、タイプを認識しなければならないと思う。

研修の講師をやっていて気になっていたことがある。
それは、説明用スライドを欲しがる人が多いのだ。

経験では、説明用の資料をもらっても後から見返すことは稀で、後から見ても理解に役立った経験が無かった。
もっぱら、自分で実行、実践してみて、問題はその都度解決する方法で、知識・技能を習得していた。
だから、説明用スライドを欲しがる人の気持ちが理解できなかったのだが、圧縮型と展開型の違いと考えると理解できる。

自分は圧縮型だから、外化用の資料を入手してもあまり役に立たないが、
資料を欲しがる人は、おそらく展開型で、説明資料があると、自分で外化する手間が省けるため有効なのだろう。

【AIの存在】
AIは圧縮型が優位な作業も、展開型が優位な作業も代替することができる。
つまり、タイプに関係なく作業はAIに代替されるということだ。

そう考えると、今後、AIを使って作業を効率化できることは、当然求められる能力になるだけでない。
作業を効率化した上で、さらに、何ができるかを考えて、それを実践できる能力が重要になると思う。


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2026年5月20日 (水)

AI-VTuber <AI燦鳥ノム デビュー>

燦鳥ノムさんについて書いた記事へのアクセスが急増している。

調べてみたら、AI燦鳥ノムさんがデビューするらしい。


【AI燦鳥ノム】
本人の声をサンプリングすれば音声モデルができるから、らしく見えるのではないだろうか。
燦鳥ノムさんは動画勢だったし、トークスクリプトが作りこめるAIの方が運用しやすいのかもしれない。

VTuber学にあるように、VTuberの演者とモデルは不可分だから、AIとモデルを組み合わせたAI燦鳥ノムは、同名で同じ声とモデルを使用した、別のVTuberとして認識することになる。

【VSinger燦鳥ノム】
企業公式VTuber <燦鳥ノムの魂はいずこ> (2024/09/08) で

良いと感じていたのは
見た目、MV、歌など画面越しの「燦鳥ノム」なのか
「燦鳥ノム」の歌唱なのか
正直なところよくわからない。

と書いたのだが、それは、燦鳥ノムさんの歌だと気がついた。

歌も含めてAIで生成できるかもしれないが、聴きたいのは、AIではない燦鳥ノムさんの歌だ。
しかし、AIの出来が良い場合は、歌っているのがAIか人間か判断できない可能性がある。

AIではない燦鳥ノムがいなくなるわけではないらしい。
AIノムさんが注目されて、フェスやコラボで生歌を聴く機会が増えることを期待している。
お披露目生放送にが楽しみだ。



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2026年5月19日 (火)

星新一賞 <AIを使用した作品が受賞>

『星新一賞』でAI小説が上位独占も…審査員「AIの文章は読みたくない」人間がAI創作物に“拒否感”抱くワケ ピンズバNEWS -2026.4.23)

星新一賞の受賞作品の大半がAIを使用していたという記事。
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審査員の最相葉月氏は

たとえAI小説がどれほど面白かったとしても、私は人間の内から生まれた言葉こそが尊いと思う。人間の尊厳を守りたい。AIの執筆した文章は、もう読みたくない

らしく、もうAIを使用した作品の審査員はやらないそうだ。

【自分のスタンス】
文学、美術、音楽など文芸部門でのAIの使用に拒否感はない。
芸術分野では、好き嫌いは受け手が判断することだから、第三者がべき論で語るべきではないと思う。(←べき論だ ^^ゞ)
だから、最相葉月氏のAIの執筆した文章を読みたくないという意見も否定するつもりはない。

【星新一の世界】
若い頃、星新一のショートショートにはまった。
行間が読めないので、登場人物の心の機微を描いた小説は苦手だ。
星新一のショートショートはSFで、展開がはやく、伏線回収が分かりやすいので読みやすく、ほとんどの作品を読んだ。

星新一のショートショートには、AIが普及している世界が描かれた作品がたくさんある。
科学・技術が進化した社会と、昭和の価値観を持った人間とのギャップから生まれる、滑稽さが作品の魅力だ。

「科学技術の進化と昭和的価値観の人間とのギャップ」という観点でこの話題を見ると、まさに、リアル星新一ワールドだ。
人間が書いた作品をAIが審査する、「人間部門」を作ると面白いのではないかと、1人妄想して楽しんでいた。

【芸術作品の評価】
ふと考えた。
1回2回は興行的には注目されるかもしれないけれど、人間の作品をAIが審査して表彰することは、文化的、科学的に意味があるのだろうか。

人間の審査員の講評は、行間が読めない人間には正直なところ、理解できない。
人間の審査員の評価基準の大きな要素は「好き嫌い」ではないかと思っている。

AIが人間の「好き嫌い」を真似るのではなく、AIに「好き嫌い」が実装できたら、人間の作品を審査できるのではないだろうか。
と考えれば、AIによる審査は、技術的には意味はありそうだ。


余談
geminiさんに、誤字脱字をチェックしてもらった後に、AI審査員について雑談をした。
G:様々な嗜好を持った仮想エージェントを作って審査させることとで、「ひねりが効いた」作品が選べるかも。
Y:芸術作品の審査は、商業的側面があるから、「忖度」の実装が必要だ。
G:AIは「打算」や「保身」がないから、完璧な「忖度」が可能で、「人間よりも人間らしく忖度するAI」ができるかも。

geminiさんが考えた、「人間よりも人間らしく忖度するAI」が審査した結末

AIが忖度しすぎた結果、落選した作家のプライドを傷つけないために、「あなたは落選しましたが、実はあなたが一番でした。ただ、社会がまだあなたに追いついていないので、あえて賞をあげないという『忖度』をしたのです」という、救いようのない嘘(配慮)を個別に送るようになる

星新一的結末だ!


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2026年5月15日 (金)

求人票のPCスキル <今後AIスキルに?>

6年前、就活の際に、PCスキルを条件とする求人票を目にした。
特に事務職は基礎、中級、上級などの記載がある。

具体的なチェックリストは

にある。

最近、このチェックリストを眺めていて、違和感があった。
AIに関するスキルが無いのだ。
Aipc

【AIで代替される】
事務職の多くの業務は、AIで代替されることが指摘されている。
上級レベルのスキルは、結構高いスキルだけれど、AIで代替されるということだ。

だから、上級レベルのスキルを持っていたとしても、採用されなかったり、採用されてもすぐにAIで代替される可能性がある。

【AIスキル】
面接でAIスキルを問われたときに、「チャッピー使っています」は初級レベルだ。
今後、求められるAIスキルは、PC上級レベルをAIで代替できるレベルだろう。
少なくとも、AIで業務を効率化できるレベルが欲しい。

仕事で求められるAIスキルは、実業務で使えるAIスキルだから、今現在、業務でAIが使用できるならば、積極的に使用した方が良い。
さらに、AIスキル向上を意識することで、中級、上級レベルになれる。

もちろん、ポータブルスキルが重要なことは言うまでもない。


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2026年5月12日 (火)

AIによるリライト <別のAIで評価してみた>

AIがこう言っていました <評価・検証をしない人>

Simpleflatillustrationstyleminimalistvec
を書いて、いつものようにGeminiさんに誤字脱字をチェックしてもらったら、頼んでいないのに、ブラッシュアップ案を出力してくれた。
(誤字脱字と助詞の誤りは指摘してもらっていて、文章の訂正案も出力してくれるが、採用していない。)

せっかく出力してくれたのだからと、
誤字脱字修正版と、Geminiさんブラッシュアップ版を、ChatGPTさんに、AIが出力した文章の特徴があるか比較してもらった。

ChatGPTさん曰く、誤字脱字修正版はAIの出力そのままの文章で、ブラッシュアップ版はそれを編集したものという見立てだった。(誤字脱字修正版は人間が書きました!)
ChatGPTさんは、誤字脱字修正版をリライトして、さらに、ブログ向けに崩した文章を出力できるというので、お願いした。

せっかく出力してくれたのだからと、
Copilotさんに、3つの文章を比較してもらった。

エッセイ1:Geminiブラッシュアップ案
エッセイ2:誤字脱字修正版
エッセイ3:ChatGPTリライト版

Copilotさんは、かなり詳細に検証してくれた。総括は、

3つのエッセイを並べると、AIが文章に対して行う2種類の介入が明確に見えます、らしい。

推敲型(エッセイ1):原文の「突起」を削って滑らかにする。個性は薄れるが構造は残る。
パラフレーズ型(エッセイ3):原文を「咀嚼」して別の文章として再出力する。読みやすくなるが、誰の意見なのかが曖昧になり、出典が消える。

そして皮肉なことに、エッセイ3こそが、石井氏が警鐘を鳴らす**「AIがこう言ってました」問題の構造そのもの**を体現しています。つまり、他者の知見をAIに通して「自分の言葉」に変換し、元の出典も検証過程も消してしまう——まさにこのエッセイが批判している行為を、エッセイ3自体が実演しているわけです。

らしい。

想定されるプロンプトは、
Geminiブラッシュアップ案:「この文章を整えて」
ChatGPTリライト版:「この内容を自分の言葉で書き直して」
だと推測している。

Geminiさんは、SNSに投稿したときに読みやすいように、ブラッシュアップしていて、ChatGPTさんは、ブログ用にあえて崩しているから、推測は的を射ている。

今のところ、生成AIはリライトする能力より、AIによるリライトを検出する能力のほうが高そうだ。

【AIによるリライト】
事実を伝える文章を書く場合は、アウトラインを書いて、必要な情報を与えてAIで作成したり、AIでリライトすることがある。
もちろんハルシネーションのチェックは必要だが、主観や感想を省きたい場合はAIによるリライトは有効だと思う。

エッセイをAIでリライトすると「自分らしさ」が失われることが多いようだ。
AIの性能が向上して、「自分らしさ」を失わないで、リライトできるようになっても、AIは使わないだろう。

しかし、「自分らしさ」を失わずにリライトするためのプロンプトには興味はある。


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2026年5月 9日 (土)

サイゼリヤの非公式クライアント

サイゼリアの非公式クライアントの話題がバズっているようだ。

AIを使用して作成した、サイゼリアのセルフ注文クライアントで実際に注文できたという、高校生の投稿が火種だ。
不正アクセス警察や倫理警察、イノベーション保護主義者が入り乱れて炎上している。
彼が検挙されているわけではないが、この実験やアプリの公開はグレーゾーンなので、NET民の格好のターゲットになったようだ。

多くの人が様々な観点からコメントしているので、ちょっと斜に構えて書いてみる。
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【自分のスタンス】
まず、自分のスタンスから。

動機が、『「お勧めのデザートを注文して」でデザートが届く、を実現したい』ならば、
行動力と実現する具現化能力は素晴らしいと思う。
ICT業界で成功した人たちの行動様式は、とりあえずやってみて、叱られたら改める方法で成長してきた。

動機が、「注文クライアントのAPIのハッキング」ならば、
探求心をもつことは素晴らしいと思う。
探求心はイノベーションには欠くことができない要素だから、イノベーションを起こすことができる才能を持っていると思う。

動機が、「私利私欲」ならば、クソガキだな。

【神目線】
レスを読んで感じたことは、神目線が多いということ。
(※神目線:自分を安全な場所において議論を進めること)
彼と同じ目線に降りて考えてみると、違う議論ができると思う。

【倫理】
一般人よりも、力(能力)を持つ者は、その分野についての倫理観が必要だ。
だから、技術で生きる者は、技術の使用についての倫理観が必要だと考えている。

投稿を読んで、「才能の芽をつむな」「正しい方向に導く」「倫理観は後から」など、神目線の発言が気になった。

人様に人の倫を解く柄ではないので、若者を、正しい方向に導いたり、倫理観を醸成させることは、かなり難しいと思っている。
今でこそ、技術者倫理が必要だと考えているが、10代、20代の頃は、フラフラだったし、他人が自分の信念に干渉することに抵抗があった。
若いころの自分を考えてみると、神目線からの正論パンチでは「曲がった根性」はまっすぐにはならなかったと思う。

【技術】
開発界隈で仕事をしている人は、技術的な詳細を取り上げて、拙いとか、AIを使うと誰でも書けるなどと評価している人が多いようだ。
彼より長く生きてきた経験で、今の彼の技能を評価しているのだろう。
将来、自分と同じだけの経験を積んだ彼と自分を比較するのは、仮定の話として逃げることができるから。

では、習得速度で考えた場合はどうだろうか。
習得レベルに対する習得期間を考えると、AIを使っている彼の習得期間は、せいぜい2年だろう。
技術の習得は習得期間に対して直線的ではないから頭打ちになる可能性はあるが、好奇心と行動力がある人は、頭打ちになりにくいように思う。

実は、新しい知識、技能の習得速度と、歳をとっても低下しないことが、自分の強みだと秘かに思っていた。
しかし、学習にAIを利用すれば、いとも簡単にその強みではなくなるようだ。
AIを利用して学習速度を加速する方法を習得する必要がある。

【羨ましい】
正直なところ、彼が羨ましいと思う。
IT黄金世代(1945年~1955年生まれ)と第2IT黄金世代(1971年~1973年)との間に生まれた。
IT業界で生きるようになったときに、IT黄金世代の才能や環境が羨ましかった。
某OSのメーカー創業者に対して、「高々BASICを移植しただけ」と揶揄していたが、実は羨ましかったのである。
それと同じように、環境と才能に恵まれた彼が羨ましい。

【まとめ】
年寄りは余裕を見せて、「社会を変えるイノベーションを期待している」と書いておこう。


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2026年5月 7日 (木)

バイブコーディング <割を食う人>

なぜ、世間はバイブ性=ゼロのAIコード生成作業を「バイブコーディング」などと呼ぶのか?
Zenn pdfractal (2026/04/05)
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pdfractal氏は、

世間がこの語を好んだ理由は、作業の中身にバイブ感があったからではありません。
むしろ、軽く見える名前で参入障壁を低く見せられ、非技術者に希望を売りやすく、企業にも営業的に使いやすかったからです。言い換えれば、技術用語として流行ったのではなく、物語として流行ったのです。

とおっしゃる。

そして、この呼び名で得をする人と割を食う人について、
得をする人は、

  • ツールの提供者
  • 内製化や少人数化を進めたい企業
  • 教育商材や周辺コンサル

割を食う人は、

  • 出口(完成後)の責任を負う技術者

とおっしゃる。

とりあえず動くコードが生成できたとしても、使った結果の責任や、保守の責任は、人が引き受けなければならない。
コードを生成した責任を負わない者にとって、AIの生成効率の良さは大きなメリットだが、
責任を負う技術者にとっては、大量に生成されるコードが、負える責任のキャパシティを超えてしまう。

 

最近、AIを使用したプログラミングが楽しくないとか、AIが書いたコードのレビューの負担が大きいという投稿を見ることが多くなった。

責任を負えるコードの生産性が、プログラマーの能力だとすると、負うべき責任の大きさに応じてコードの生産量はほぼ決まってくる。
AIは責任を負わないから、大量のコードが生成可能になるが、人はAIが作成した大量のコード全ての責任は負えなくなる。

責任を負わない生成AIのコードの生産量と、人が責任が負えるコードの量との間には、容易に縮められない差があるということだ。
つまり、誰も責任を負わない(負えない)コードが蔓延する可能性がある。

人の命に関わる分野では御免こうむりたい。


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2026年5月 4日 (月)

AIがこう言っていました <評価・検証をしない人>

「AIを使って評価が下がる人」が言いがちな“言葉”・ワースト1 DIAMOND online  石井力重: アイデアプラント代表 (2026/4/14)
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石井力重氏は、

 最悪なのが、「AIがこう言っていました」という言葉。
 これを言うと、信頼は一瞬で失われます。

とおっしゃる。

最近、生成AIを使う人が増えて、このフレーズをよく聞くようになった。

自分は理解していない場合に、相手を黙らせるための言いぐさのようだ。
「偉い人が言っている」とか「欧米では◯◯だ」などと同じで、自分は検証していないし、その結果を使用したことによる責任を取りたくないという、人間の弱さが伝わってくる。

仕事を振った人も、「AIを使ってテキトーにやっといて」などと、雑な振り方をしているから、「AIが言いました」と答えられたときに、「AIは時々嘘を言うけど、大丈夫なの」と詰めることができないのだろう。

どっちも、どっちだ。

今時「AIを使いました」に価値は無い。(2025/11/19)
「AIが言いました」と言う人は、結果は見せるけれど、プロンプトは共有しない。

今に始まったことではなく、以前は、「ググったら見つかった」だった。
検索キーワードと、絞り込みの過程が分からないから再現性がなく、検索エンジンでヒットしたWebページの内容を、評価、検証もせず信用するのかという指摘があった。

「AIがこう言っていました」と言う人は、尋ねる相手が「Google先生」から「チャッピー」に変わっただけで、自ら評価、検証しない。


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2026年5月 1日 (金)

説明文から図を生成してみた

1600字くらいの、説明文から画像を生成してみた。
PPTスライドをアーカイブ資料にする方法 (2026-04-28 )

ブログの挿絵に使う画像は、1行程度のプロンプトから生成しているので、概念的、抽象的になることが多い。
この投稿はブログとしては長めの1600字くらいある。

【プロンプト】

以下の説明文をイメージできる画像を生成して。
---
 文章を貼り付け

同じプロンプトを使用した。

【ChatGPT】
まず、驚いたのはChatGPTだ。

Chatgpt-image-ppt

概念的な図ではなく、原文の構成どおりに、文章と挿絵が図に落とし込まれている。
原文をPPTで要約した図になっている。

【Copilot】
Copilotで作成すると、説明文が少なくなり、概念的な図が増えている。

Designer_ppt

【gemini】
geminiで作成した図は、ChatGPTのように、構成と文章が図に落とし込まれているが、ChatGTPより文字が少ない。
CopilotとChatGPTの中間くらいだ。

Gemini_ppt

【画像生成モデル】
最近、ChatGTPの画像生成モデルが GPT-Imagean-2.0に変わり、geminiが使用している NanoBanana2を超えたという評判だ。
Copilot はGPT-Imagean-1.5を使用していて、まだGPT-Imagean-2.0に代わっていないようだ。
今回作成した図を、原文の要約という観点からみると、
GPT-Imagean-1.5 < NanoBanana2 < GPT-Imagean-2.0
のようだ。

閑話休題
GPT-Imagean-2.0の出力を資料として見ると、文字が多いので、読まなければ理解できないが、わかりやすい資料だと思う。
どの程度、詳細に出力するかは、プロンプトで調整可能だろう。

  • 霞が関パワポも作れそうな気がする。
  • 小説から作成すると、ストーリーを図解してくれるのだろうか?

青空文庫にある、夏目漱石の夢十夜の第六話から作成してみた。
Chatgpt-image_
ストーリーではなく挿絵が作成された。
文章与えられた文章が、説明文か小説か判断して、作成する図を変えているようだ。


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