rm -rf <危険性が理解できない人は使わないこと>
https://x.com/yonemura2006/status/2059236497254138182
rm -rfでやらかしたというお話が流れてきた。
生成人工知能の「チャットGPT」に相談した結果、不要なファイルを削除する方法として rm -rf というものがありますよ、ただし非常に危険ですので対象を必ず確認してください、という形での説明書きがなされ、それでターミナルに向かわせていただきました。
らしい。
事故防止、AIの利用という観点で考えてみる
【事故防止】
rm -rf のやらかしは、ターミナルでUNIXを触っている経歴が長い人は、経験があるのではないかと思う。
気がついた時の冷汗は、経験した人でないとわからないだろう。
また、Enterを押す直前に間違いに気がついたときの、心臓が縮まる感じも体験した人しかわからないだろう。
批判する人の多くは後知恵だ。
rm -rf が危険なコマンドで、対策はいろいろあることを知っていても、やらかすのだ。
原因は、
- ミスしないという、根拠のない自信
- 失敗時の影響の過小見積
- 慣れ
などが挙げられる。
最終的に辿り着いた対策は、「指差し確認」だ。
もちろん、必要な情報は確認できるようにしておく。
rm -rf の場合は、作業しているディレクトリが重要だから、事前にpwdコマンドを実行しておくとか、プロンプトにCWDを含めるなどの方法でカレントディレクトリが目視確認できるようにしておく。
その後、コマンドを入力して、指差し確認する(コマンド、スイッチ、パラメータ、CWD)
そして、OKならEnterを押す。
重要なことは、コマンドを入力した勢いでEnterを押さないことだ。
rmコマンドをラップするaliasを設定する方法もあるけれど、慣れて何も考えないで、キーを押すようになると、やはり事故は起こる。
知識としての対策を知っているだけでは、効果は限定的だ。
それは、自分が失敗したときに初めてわかる。
影響が少ない環境で失敗を体験することが、最大の学びなのだが、今時、コンソールを使う機会が少なくなったから難しい。
職場に、失敗やヒヤリの体験から学ぶ風土がない場合は、事故は無くならない。
このような風土の職場だと気がついたら、自己防衛しておいた方が良い。
後知恵で散々詰められることになるから。
【AI の回答】
AIを使用した結果は自分が引き受けるしかない。
AIの回答が間違っていたり、AIの回答が理解できなかったりすることはあるだろう。
その回答を使用した結果、誰かに不利益が発生した場合は、使用した者が責を負うことになる。
当然のことだが、AIに責任転嫁することはできない。
投稿の例では、AIの注意書きが理解できず、自分や職場の人に不利益を与えたわけだが、自分で結果責任を引き受けているようなので問題は無いと思う。
不利益を被った職場の人からは責められるだろうが、自分のミスとして受け止めるしかない。
しかし、不利益を被っていないネット民に責められる筋合いではない。
【VibeCoding】
同様にVibeCodingで作成した、コードを使用した場合、その結果責任は使用者が負うことになる。
当然、問題が発生したときに、詳細が分からないとか修正できないという言い訳は通用しない。
しかし、問題箇所を調査したり修正するために、専門家に頼らざるを得ない人は、責任を負えない可能性が高い。
だから、
責任を負えないものを作るな!
責任が負えないものを使うな!
と言いたい。
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システム管理業務を行っていた昔、recursive と force を唱えながらコマンドを実行していました。
そして、ディレクトリ名を必ず指定するように注意していました。(ディレクトリ名は foo と指定し、/foo とはしない。/ と foo の間に空白文字が入ると事故になるから。)
投稿: tama | 2026年6月28日 (日) 06時08分
tamaさん コメントありがとうございます。
言葉にして発声することは重要ですね。
自分が喋った声が聞こえることで意識レベルが上がるというのを読んだことがあります。
意識レベルを「フェーズ2:リラックス状態」から、「フェーズ3:適度な緊張」にすることが重要だろうと思います。
先人たちの知恵をまねても、意識レベルがフェーズ2だと、やはり失敗してしまいますね。(何度かやらかしました ^^;)
投稿: Yoshi | 2026年6月29日 (月) 16時42分