AIは増幅装置 <劣っている思考様式も拡大する>
なぜ、AIは頭が良い人が使うとより頭が良くなるのに、頭が悪い人が使うとより頭が悪くなるのか? pdfractal Zenn (2026/06/02)
pdfractal氏は
AIが人を賢くしたり馬鹿にしたりしているのではありません。考えるためにAIを使う人 と 考えなくて済むようにAIを使う人 の差を、AIが容赦なく拡大しているのです。
とおっしゃる。
賛成である。
【思考様式の差を拡大】
自転車は、誰でも大なり小なり運動能力を拡大してくれるが、AIは、使う人間の思考様式の差を拡大する。
使うたびに、その差は拡大していくことになるので、考えなくて済むような思考用様式の人は考えられなくなる。
閑話休題
【違和感を覚えた話】
最近、調査・研究の中間発表があり、ながら聞きしていたら、違和感を覚えた。
以前、研究部門で勤務したことがあるので、引っかかったのかもしれない。
違和感の正体を考えて、2つの点に気がついた。
【反証がない】
1つ目は、反証がないのだ。
仮説を立てて、検証データを集めて結論を導く過程に、反証の検証が無く、仮説が自明であるかのようなストーリーになっている。
所謂、独りよがりの論説感がある。
今時は、誰でも、どの用途にもAIを使用する。
違和感を覚えた調査・研究でもAIが使用されていた。
AIは、仮説の正しさを補強するデータの収集や考察には使用されているが、反証にはAIは使用されていなかった。
だから、独りよがりの論説が際立ったのかもしれない。
つまり、
・「自分の都合の良い情報だけで判断する」という思考様式
・「反証も含めて客観的に判断する」という思考様式
の差が、AIにより拡大されたのだろう。
【AIの出力の検証】
2つ目は、反証がないことを指摘する人がいないこと。
それは、中間発表を聞いていた人たちの、
・「AIの出力は検証して使用すべき」という思考様式
・「AIの出力は正しいものとして使用できる」という思考様式
の差が、AIにより拡大されたのかもしれない。
【再び思考様式の差の拡大】
AIは、
・良い思考様式の結果を、正の方向に拡大する。
・劣った思考様式の結果を、負の方向に拡大する。
その結果、
「AIは頭が良い人が使うとより頭が良くなり、頭が悪い人が使うとより頭が悪くなる」
ように見えるのだろう。
【凡人】
凡人にとっては、「頭が良い人がより頭が良くなる」のは仕方ないと思うが、
「頭が悪い人が使うとより頭が悪くなる」のはちょっと困る。
せめて、頭が悪くても現状維持になる方法は無いのだろうか。
『この説の反証を挙げて』とAIに頼んでみたら、とGeminiさんに煽られたので、ChatGPTさんに反証を頼んでみたら、別の観点があることが分かった。
反証モードのChatGPTさんは手ごわいのだが、昔みたいに頑固ではなく、着地点を見つけいようとしているみたいだ。
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