AIで仕事を効率化したら、なぜか僕の仕事だけ増えた話 <報酬の定義を変えてみる>
AIで仕事を効率化したら、なぜか僕の仕事だけ増えた話 はてな匿名ダイアリー (2026/08/05)
はてな匿名ダイアリーの投稿がバズっているようなので読んでみた。
AIで仕事を効率化したら、逆に仕事が増えたという、最近よく見る話題だ。
「生産性に関する経営者と労働者の認識のズレ (2026/03/17)」にも書いたのだが、
多くの労働者は、AIを使用しても生産性は向上しないどころか、効率化すると生産性が低下する。
これは、コメントにもあるようにAI特有の問題ではない。
投稿の後半に、視点を変えた考察があったので最後まで読んで、考えた。
【報酬を定義する】
元増田さんは、
誰も頼んでいないのに、勝手に会社の未来を背負っていました。
とおっしゃる。
これは昭和的価値観では正しい行動だった。
社員の労働時間に対する報酬は、賃金やポスト、表彰だ。
今時は、終身雇用で定年時の退職金を期待して働くという時代ではなくなっているから、社員が投入したリソースに対する報酬は得られなくなっている。
だから、社員が、契約で決められた報酬の範囲内で働く「静かな退職」は合理的かもしれない。
社員の選択肢として、「静かな退職」の他に「報酬を自分で定義する」という選択肢もある。
(詳しくは、「公平理論(2025/08/24)」を参照)
「静かな退職」と「報酬を自分で定義する」働き方の違いは
- 前者は旧来の価値観での働き方
- 後者は自分の価値観での働き方
という点が大きく異なる。
客観的にみると、元増田さんが体験した、
- 業務を効率化する知識と技能を得たこと
- 組織的な効率化が達成できなかったこと
- 人の働き方を考えたこと
は貴重だと思う。
「旧来の報酬」では、この経験に価値はないが、「自分が定義した報酬」次第では大きな価値になる。
課題を解決するためには共に働くメンバーを集める必要がある。
その時に、失敗経験を含めて、多くの経験を持っている人、報酬の定義を変えられる人は貴重だ。
【これから】
元増田さんは、これから
誰にも説明を求められず、役に立つかどうかも問われず、面白いからやる。
とおっしゃる。
主観だが、とても良いと思う。
自分の報酬を「仕事への興味と面白さ」と定義すれば
それを達成したときの満足感はPricelessだ。
一生同じ定義である必要はなく、この先の人生で賃金が重要な局面では、報酬を賃金とすればよい。
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