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映画・テレビ

2024年4月20日 (土)

星街すいせい「THE FIRST TAKE」出演のサポートチーム インタビュー 

星街すいせい「THE FIRST TAKE」出演。実現を支えたチームにインタビュー
カバー株式会社 (2023/6/13)

★artは技術・芸術

2023年1月20日に星街すいせいさんが一発撮りの動画を公開しているTHE FIRST TAKEにVtuberとして初めて登場した。(https://www.youtube.com/watch?v=AAsRtnbDs-0)
このときのサポートチームへのインタビュー記事があった。

演者の動きをモーションキャプチャして、3Dモデルのアバターを動かす技術は特別なものではなくなってきた。

国民的ネズミのキャラクターやアニメのキャラクターのように、見た目のキャラクターがあって、そのキャラクターを操るダンサーや、アニメーションに合わせて話す声優は昔からいた。
これらは、キャラクターが主で、ダンサーや声優など演者は従の関係だ。

VTuberがこれらと異なる点は、演者とアバターは表裏一体の個性を持った存在ということ。
「星街すいせい」は、あの見た目、あの歌声で歌う存在だ。

TFTで動画が公開されて以来、解説動画がたくさん公開されている。
まだまだVTuberを1人のアーティストとして認識している人は少ないので、「VTuverなのに」というニュアンスのコメントがある。

星街すいせいさんが、NHKの正月番組「新しいテレビ2024」に出演された際に、新しいものは「◯◯なのに」という、既成概念、固定観念で評価されるとコメントされていた。
(NHKで新しいテレビ2024 <◯◯なのに>(2024/02/08))

ところで、
技術屋なので、技術面は興味がある。
技術スタッフのY氏は

──確かにYさんが担当した技術的な部分って、いかに自然にするかが大事ですよね。

Yさん:そうですね。やっぱりピントを合わせて欲しいのは星街すいせいさんの歌なんですよね。なのでとにかく自然に。絶対に技術自慢のような映像にはしないぞ、と思いながら開発していましたね。高い技術を駆使しながら、どれだけ当たり前の映像にするか。そこが肝だったように思います。チーム全員、星街すいせいさんの歌の力を信じていたというところも大きいですね。

らしい。

主役は「星街すいせい」であり、 重要なことは彼女のパフォーマンスが視聴者に伝わること。
技術が、歌手「星街すいせい」の足を引っ張ってはならないの当然として、
技術が、歌手「星街すいせい」の前に出てはならない。

歌はリテイク無しの一発撮りだ。
動画は通常後から編集するらしいが、画像も実写とCGをリアルタイムで合成して一発撮りだったようだ。

TFTは動きの少ない画だけれど自然に見えるように、
実写のマイクの手前にあるCGの左手とマイクの奥手にあるCG右手が自然に合成されていたり、
SONYのヘッドホンに反射する光が再現されていたり、
気をつけないとわからないところに拘って作り込んだようだ。

そのため、録画システムは一品物になったようだ。

会社の「プロダクト」というよりは、「アート」に近くなったなと感じています。量産できるのがプロダクトだと思うんですが、この案件は量産してくれと言われても、悩んでしまうくらい凄いことをやっています。カバーはプロダクトだけじゃなく、アートも出来るようになったというのは、会社としても強みになるんじゃないかなぁと思っています。

とおっしゃる。
もともとartは技術・芸術だ。


ふと気になってSONYのヘッドホンに注目して見たら、SONYのヘッドホンは実写なのか、3Dモデルかわからなくなってきた。
初めて見たときは、動画に引き込まれて気にならなかった。


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2024年2月 8日 (木)

NHKで新しいテレビ2024 <◯◯なのに>

NHKで新しいテレビ2024を見た。

番組の中で若い世代のクリエータ5人による座談会【ダイヤモンドトーク】をやっていた。
参加者は
 漫画家・魚豊氏
 小説家・日比野コレコ氏
 Gacharic Spinのアンジェリーナ1/3氏
 ダウ90000の蓮見翔氏
 映画監督・今井環氏
の5名

彼らは所謂「Z世代」と呼ばれるが、「Z世代」として一括りにされることに違和感があるという。
個々はそれぞれ性格もバックグラウンドも価値観は異なっていて、共通項も少ないにもかかわらずオジサン世代は一括りにしようとするという。

40年くらい前、彼らと同じくらいの年齢の時に「新人類世代」とか「シラケ世代」と呼ばれていた。
「焼け跡世代」や「全共闘世代」からみるとやる気が無いように見えたのだろう。

でも、個々はそれぞれ性格もバックグラウンドも価値観は異なっていて、共通は同じ頃に生まれ、同じような義務教育を受けたころぐらいだ。ところが、20年も同じ職場で働いていると、没個性で、同じ価値観になっていたような気がする。

学校の同調圧力にも馴染めなかったが、職場の同調圧力にも馴染めなかった。
社会は多様性に対する許容範囲が狭いので、同質性から逸脱すると、異端児扱いされるのは、今も昔も同じだろう。

40年前の「シラケ世代」と現在の「Z世代」が異なるのは、「一括りにされたくない」と主張できること、社会からの同調圧力に容易に同調しないことだろう。

番組の中で「○○なのにという前置きがある」という発言があった。
今井環氏は「小学生なのに」、
星街すいせい氏は「Vtuberなのに」と言われるらしい。
映画やパフォーマンスなどを評価する前にある、固定観念が鬱陶しいのだろう。


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2023年7月 5日 (水)

村下孝蔵 <時代は繰り返す>

村下孝蔵がバズっているらしい。
1年くらい前に読んだ「A面に恋をして(2022/02/04)」で紹介されていたので、懐かしくなりしばらく毎日聴いていた。
オンタイムで聞いていたオヤジ世代はとても懐かしいが、若い人たちには新しいのだろう。

Room3というインディーズバンドが、Youtubeで村下孝蔵を熱く語っている。
たまたま取り上げた「初恋」を語った動画がバズったらしい。

村下孝蔵氏は曲の良さ声の良さの他に卓越したギターテクニックを持っていた。
中でも「踊り子」のギターテクニックを解説した動画もバズっているようだ。
他にも、
「初恋」の発売から40年を過ぎて
ビデオクリップが公開されている。

意外にも、主人公は女の子だった。
この歌は男の初恋の思い出の歌だ。「遠くで君を探している」姿は酸っぱい思い出だけどビデオクリップにはならないよなあ。

村下孝蔵氏の ご冥福をお祈りいたします。 合掌


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2023年1月19日 (木)

電話対応コンクール

NHKの「ニッポン知らなかった選手権 実況中!」で「第70回 電話応対コンクール東京大会」をやっていた。

プロの技を見た。
東京は企業の本社も多いので参加者も多くレベル高く激戦区らしい。
全国大会の結果が 第61回 電話応対コンクール全国大会結果 にある。
東京代表の4人のうち東京大会で惜しくも準優勝だった江口真由氏の3位が最高だった。

上には上がいるものだ。
優勝した寺内里佳氏の動画と

準優勝の中原由加里氏の動画


が公開されている。

このレベルになると正直、差はわからない。

閑話休題

このコンクルールの全国大会は第61回らしい。
第1回が開催されたのは1962年で、この頃は電話交換手がいた時代だ。
電話交換手は看護師、タイピストと並んで女性の代表的な職業だった。

電話機のダイアルを回す(もう無いけど)と相手につながる自動式ではなく、交換手を呼び出して、相手に繋いでもらう方法だった。
新しい技術が登場して、自動式交換機が普及したので、電話交換手は不要になり、電話交換手という職業は無くなったが、受付業務やカスタマーサービス業務では今でもプロとしての電話対応が必要だ。

最近は、音声認識、発話、意味解釈技術も向上しているから、近い将来には機械(AI)が電話対応するようになるのだろう。
しかし、全国大会に出場するレベルの人たちは、AIの教師になることができるから、仕事がなくなることはないだろう。

AIは職を奪う存在として議論されることが多いのだけれど、
交換機が普及して交換手という職業がなくなっても、電話対応のプロとしての仕事が生まれたように、
今後AIが普及して電話対応業務がなくなっても、プロにしかできない新しい仕事が現れるのだろう。

電話応対が身苦手な身としては、立派なAIを育ててほしいと思う。


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2023年1月 9日 (月)

魔改造の夜 <Sニー登場>

魔改造の夜 電気ケトル綱引き の再放送を見た。
今回のお題は電気ケトルを魔改造して発生した蒸気を動力にして綱引きをするというもの。

この番組には毎回大手メーカーが参戦している。
過去には、自動車メーカー 世界のT社、バイクや小型ジェットまで 世界のH技研、世界の自動車メーカー N産、事務機器の巨大メーカー Rコーが参戦し今回は、多様な事業の世界的ブランド Sニーが参戦していた。

Sニーの公式サイトに、魔改造参加者が開発の裏側を語る特設ページがある。
魔改造にメンターとして参加した鳳康宏氏は

メンバーに最初に伝えたのは「アイデアに価値はない。議論から価値はうまれない。試して初めて価値が出る。失敗してもその情報が価値になる。何も得られなくてもその経験が価値になる。思いついたらすぐに手を動かして試すこと」でした。

らしい。
技術に携わる者が持つべきスピリットだ。
Sニーは今や金融とエンタメを柱とするコングマリット企業になったけど、このスピリットが企業文化として残っているのだろう。

動画もあってYoutubeで公開されている。
この動画の中で、3Dプリンタ持っている人に挙手を求める場面がある。
魔改造に参加しようという人がちだから当然かもしれないけれど、なんと、ほとんどの人が自前の3Dプリンタを持っている。

ラピッドプロタイピングという言葉があるようだ。
3Dプリンタを使うと、アイディアを素早くプロトタイプにすることができるし、空想やイメージだけででなく、実体を評価できる。
インターネットの世界でも、AWSのクラウドサービスを使うと、アイディアを素早くプロトタイプにすることができる。

昔は、設計、製造、営業は分業化してしていたけれど、
今どきは、理論が解って手が動かせる人材(テクノロジスト)が必要だ。
ハード分野もソフト分野も3DプリンタとAWSのお陰で1人でできるようになった。
楽しい世の中になったものだ。


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2022年10月11日 (火)

ABUロボコン <技術で社会の問題を解決する>

NHKでABUロボコンを放送していた。 (NHK+見逃し配信11/17まで)


日本代表は豊橋技術科学大学で、惜しくも予選敗退
日本代表が予選敗退したからだろうか、涙のストーリー演出は無かった。

番組の最後でインド、インドネシア、カンボジアの学生のインタビューが紹介されていた。
共通していたのは「技術で社会問題を解決したい」という目標だった。
日本の参加者のインタビューが無かったのはちょっと残念。

技術には社会を変えるだけの力がある。
今時は、ロボットに関する情報も制作に必要な部品調達も、インターネット(googleとamazon)のおかげでどこでも手に入るようになった。
だから、知識と技能を身に付けてモノを創り、社会に提供することで、「技術で社会問題を解決する」ことはどこの国でも可能だ。

ところが、日本では知識と技能があっても、社会に提供するには大きな壁がある。
子供のときに、「技術で社会問題を解決したい」と思っていても、大人になるにしたがって壁を認識するようになり、能力を試験に合格すること、大手の会社に就職すること、給料を上げることに使うようになる。

インタビューに答え学生は、技術での社会問題の解決に関わることが日本より容易なのだろう。


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2022年1月26日 (水)

情熱大陸 ハラミちゃん <幸運は誰にでも訪れる>

2022/1/23の情熱大陸はハラミちゃんだった

ピアニストという職業は狭き門らしい。
需要が少ないようだ。クラシックのピアノプレーヤーは特に需要が少ないから、競争が厳しく、コンテストでハクをつけないと食べていけないようだ。

ハラミちゃんは、子供の頃からピアノを習って、音大で挫折して、IT企業に就職したら体調を崩して、休職中に都庁でピアノを弾いた動画をYoutubeに投稿したらバズって、トントン拍子に武道館まで行った。

多くの人が言うように、これは幸運だ。
幸運は誰にでも訪れる。その幸運を掴んだのだ。

日本人は、努力の末に成功したと言う話が好きだからなのだろうか、他人の幸運を祝福しない人が結構いる。
しかし、成功した人は試行錯誤して(もがいて)いたら幸運に恵まれたというケースが多いのはないだろうか。

幸運は誰にでも訪れるからそれを掴めばよい。そうしたら、他人の幸運を妬んだり否定しなくて良いのにと思う。

Youtubeに最初に都庁のピアノを弾いた動画がある。

この動画は"ハラミちゃん"になる前で、本当に楽しそうだ。ハラミちゃんになってからとはちょっと雰囲気が違うような気がする。

この動画は幸運が訪れた瞬間かもしれない。

そして、幸運を掴んだのは、会社を辞めてポップス・ピアニストになろうと思ったときなのかもしれない。


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