2026年広島市原爆死没者慰霊式・平和祈念式
今年の広島市原爆死没者慰霊式・平和祈念式はYouTubeで視聴した。
亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
【核実験抗議活動】
1960年代~1970年代に大国は頻繁に核実験を行っており、被爆者団体は、その都度、広島平和公園で座り込みによる抗議活動を行っていた。
この抗議活動は無意味だという意見も多い中、1人の参加者による抗議の座り込みが行われ、メディアで報道されたことがあった。
当時、核実験への抗議活動も形骸化していたし、市民の関心も薄れていた。
そのニュースを見たときに、なぜ、1人でも抗議活動を行うのか理解できなかったのを覚えている。
記憶に残っていた人は森滝市郎氏ではないかと思い、調べてみたのだが、その記事を見つけることができなかった。
【平和の誓い】
1995年から、式典で小学生による平和の誓いが述べられている。(今年の平和への誓い)
為政者など大人に向けた言葉は無く、広島に生まれた者としての決意が述べられていた。
大人を頼らないという子供たちからのメッセージかもしれない。
「平和への誓い」の中に
平和への思いを、自分なりの方法で表現すること。
一人一人の小さな行動が、平和への後押しとなります。
という言葉があった。
たとえ、効果がわずかでも、まず自分が行動することが重要であることは、先人が身をもって示している。
その意志は、子供たちに受け継がれているようで、未来に希望が持てる。
【平和宣言】
松井一實市長による平和宣言を聞いて、マイルドになったように感じた。(令和8年(2026年)平和宣言)
市長の政治的スタンスが平和宣言に反映されることはよくあることだ。
今年の宣言に、政府に行動を求める内容はあったが、政府の公式見解に沿った内容であったように感じる。
【総理挨拶】
それを受けてだろうか、高市総理は抑揚をつけて明るい感じで挨拶された。(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式挨拶)
被爆者の高齢化により、活動団体はイデオロギーを前面に出せなくなり、首長も政府に強い提言をしなくなった感じがする。
政府と活動団体、政府と首長との関係に緊張感がなくなったことが、総理の声が明るくなったことと関係しているのだろうか。
この式典は、原爆死没者慰霊式でもあるのだから、もう少しトーンを落としてもよかったのではないだろうか。
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