ベンダーが開発しても内製?
ベンダーが開発しても内製?モヤモヤする「システム内製」の意味を改めて考えてみた
鈴木 慶太 日経クロステック/日経コンピュータ
(2022/11/15)
鈴木慶太氏は
内製で重要なのは、正社員がソースコードを書くか否かではなく、ユーザー企業がきちんと全体をコントロールし開発と運用を密接に結びつけ、リリース後の不具合や改善要望に即座に対応できる体制を整えているかだ。そのため繰り返しになるが、先の開発をしておらず運用フェーズもおろそかにしている「システム企画や設計だけ内製している」という企業は内製とはほど遠いと思う。
IPAによると「内製化とは自社でプロダクトをコントロールすること」らしい
自社でプロダクトをコントロールするって、当たり前ぢゃないか!?
「なる早くで感じでいい具合に作ってよ」でベンダーに丸投げしてるのか?
要件定義書から実際に実装するのは専門的な知識が必要だ。
クラウドサービスとノーコードプログラミングでハードルは下がっているとはいえ、実際に自社内で完結できるのは体力がある企業くらいだろう。
鈴木慶太氏がおっしゃるとおり、
・全体をコントロール
・開発と運用を密接に結びつけ
・リリース後の不具合や改善要望に即座に対応できる体制
が重要だ。
中でも全体をコントロールすることは外注できない。
(できなくはないが、機能するとは考えにくい)
不具合や改善要望への対応は、自社内でコードを書いた方が早いように見える。
事務手続き手間と時間がかからず仕様明確にできるならば、外注した方が短時間、高品質になる可能性は高い。
しかし、部署間の調整ができず仕様が明確にできなかったり、事務手続が煩雑で時間がかかることはよくあることだ。
そもそも、部署間の調整ができないとか、事務手続きが煩雑という問題がある時点で、内製か外注かという問題以前である。
DXを考えるときにICTへの知見や、内製化、ノーコードプログラミングに目が向きがちだけれど、風土を変えることが最も重要だと思う。
風土を変えなければ、内製化しても、外注しても、期待通りにはならない。
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