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2026年7月29日 (水)

AIはクロスワードパズルを生成できるか <結構難しい>

AIはクロスワードパズルを解けるか (2026/7/17)
でクロスワードパズルが解けるか試してみたら、最新モデルを使うと、盤面とヒントの画像を与えただけで解いてしまった。

クロスワードパズルを創ることができるのかとコメントがあったので試してみた。

【クロスワードパズル生成】
無料で生成してくれるサイトやアプリがたくさんあったので、AIで簡単に作れるだろうと考え、5×5マス、小学校4年を対象とした。

パズルを解くより作成する方が簡単と思っていたのだが、縦横がそろったマスに文字が入るタイプ(方眼紙タイプ)のクロスワードパズルは結構難しいようだ。
英文のクロスワードパズルのように縦横のマスにとらわれないパズルは簡単に作れる。

クロスワードパズルを解いたときに、Claude sonnetとGPT 5.6はすぐに解けたので、この2種類で試してみた。

【結果】

  • Claude sonnetは賢いが、無料メッセージを使い切っても生成できなかった。
  • GPT5.6 Think Deeperは生成できたが、正解がないクロスワードパズルを生成した。(作成したパズルを検証していないようだ)
  • GPT5.6 ThinkDeeperで、生成するためのプロンプトを出力させて、そのプロンプトを与えると、正解できるクロスワードパズルを生成した。

【考察】

  • 方眼紙タイプのクロスワードパズルは生成が難しい。
  • 単語の提案、ヒントの提案など、部分的な使用なら簡単なプロンプトで使える。

【感想】

  • 生成した単語とヒントが難しい。
    「ひきかえす」は難しいぞ
  • ことわざや故事成語をから単語を生成した方がよい。
  • 立派なプロンプトだけど。
    2000字書いても、生成した言葉もヒントもイマイチだ。
  • パズルやクイズは、出題者と回答者の会話だ。
    ちょっと難しい故事成語を含めたり、今流行りの言葉入れるには、さらにプロンプトの工夫が必要だ。

〇 生成した盤面と正解

Crossword_5x5_verified 
〇 生成したヒント (ちょっと難しいかも。)
・ ヨコのヒント
1. おなじくらいで、ちがいがないようす。
5. いちどかいたものを、もういちどかくこと。
6. ものごとのいみが、はっきりすること。
7. ひとがくらす、たてもの。
8. そとをあるくとき、あしにはくもの。
10. すわるときにつかう、あしのあるどうぐ。
11. かたちがあって、手でさわれるもの。

・ タテのヒント
1. きたみちを、もとのほうへもどること。
2. すぐよこにあるところ。
3. うみのみずからつくられる、しろいちょうみりょう。
4. かたくて、じめんなどにあるもの。
5. みると、たいせつにしたくなるようす。
8. そらにうかぶ、しろやはいいろのもの。
9. どうぶつのあたまから出ている、かたいもの。

 

〇AIが考えたプロンプトは以下のとおり。(▼で展開)
日本語のクロスワードパズルを1問作成してください。

【重要】最初に論理的に成立する盤面を設計
・検証し、その後で図を作成してください。
見た目を先に作ってはいけません。
画像生成AIに文字入りの盤面を直接考えさせず、確定した盤面データをもとに、プログラムまたは正確な表組みで図を描画してください。

【基本条件】
・日本語のクロスワードパズル
・対象年れいは10歳くらい
・盤面は正確に5行×5列
・黒マスは3~5マス
・答えはすべて、10歳程度が知っている一般的なことば
・答えはすべてひらがなで記入する
・固有名詞、略語、古語、方言、不自然な活用形は使わない
・同じ答えを2回使わない
・1文字だけの答えは作らない
・意味のない文字列は答えとして認めない
・「ゃ」「ゅ」「ょ」「っ」などの小さい文字を使う場合も、1文字につき1マスと数える
・できれば小さい文字や長音記号「ー」を含む答えは避ける
・すべての白マスに文字が入ること
・すべてのヨコの答えとタテの答えが、ヒントに対応する実在することばであること
・交差するマスでは、ヨコとタテの文字が必ず一致すること

【ヒントの条件】
・ヨコのヒントとタテのヒントを作る
・ヒントは10歳くらいの子どもが理解できる、短く自然な文にする
・漢字の学年判定ミスを防ぐため、ヒントはすべてひらがなで書く
・答えそのものをヒントの中に書かない
・答えが一つに決まりやすいヒントにする
・句読点は使用してよい

【番号の付け方】
・番号は、ヨコまたはタテの答えが始まる白マスにだけ付ける
・番号は盤面の左上から、右方向、下方向の順に付ける
・同じマスからヨコとタテの両方が始まる場合は、同じ番号を共用する
・答えの途中のマスには番号を付けない

【必須の作成手順】
次の順番を必ず守ってください。
1. 5×5の黒マス配置を決める。
2. 白マスの連続区間をヨコ・タテに分ける。
3. すべての連続区間が2マス以上であることを確認する。
4. ヨコとタテのすべての区間に、実在する自然な日本語の答えを入れる。
5. 交差するすべての文字が一致することを確認する。
6. 各答えの文字数とマス数が一致することを確認する。
7. 各答えに対応するヒントを作る。
8. 番号を正しい規則で付ける。
9. 下記の検証表を作り、すべての項目が合格してから図を作る。
10. 一つでも不合格なら、図を作らず、盤面を作り直して再検証する。

【必須の検証表】
すべての答えについて、次の情報を表示してください。
・番号
・方向(ヨコ/タテ)
・開始位置(行、列)
・終了位置(行、列)
・マス数
・答え
・答えの文字数
・ヒント
・マス数と文字数が一致しているかさらに、次の項目を確認してください。
・盤面が5行×5列か
・黒マスが3~5マスか
・1文字だけの区間がないか
・すべてのヨコの文字列が自然なことばか
・すべてのタテの文字列が自然なことばか
・すべての交差文字が一致しているか
・番号の位置と順番が正しいか
・ヒントと答えが対応しているか
・同じ答えが重複していないか
・答えが10歳程度の語彙か

【出力するもの】
検証に合格した場合だけ、次の順で出力してください。
A. 答え入り盤面
・5行×5列をテキスト表で表示する
・黒マスは「■」で表示する
・1マスにひらがな1文字だけを入れる
・行番号と列番号を付ける
B. ヨコの答え一覧
・番号、答え、文字数、マスの位置を表示する
C. タテの答え一覧
・番号、答え、文字数、マスの位置を表示する
D. ヨコのヒント
E. タテのヒント
F. 解答者用の空欄盤面
・白マスには答えの文字を表示しない
・答えが始まるマスの左上にだけ、小さく番号を表示する
・黒マスは黒く塗る
・正確な5×5の正方形グリッドにする
G. 正解図
・空欄盤面と同じ配置で、各白マスに正解のひらがなを1文字ずつ表示する
H. 最終検証結果
・「成立」または「不成立」を明記する
・成立の場合は、ヨコとタテの全答えを盤面からもう一度読み取り、登録した答えと完全一致することを示す

【図のデザイン】
・白い背景
・黒く明確な罫線
・黒マスは完全な黒
・子ども向けの明るく見やすいデザイン
・盤面は正方形で、5行×5列が明確に分かること
・文字は読みやすい日本語フォント
・装飾よりも正確さを優先する
・マスや文字を画像生成AIの判断で追加、削除、変更しない
・確定済みの盤面データを一字一句そのまま描画する最重要条件:完成図を出す前に、答え入り盤面を行ごと
・列ごとに機械的に読み取り、すべてのヨコ答えとタテ答えが、答え一覧およびヒントと完全に一致することを再確認してください。

【検証】
・文章による自己申告だけで「検証済み」としない
・実際に各マスの座標と文字を照合すること
・図の作成後にも、図に描かれた25マスを再度読み取り、確定した盤面データと1マスずつ比較すること
・不一致が1マスでもあれば、完成品として提示せず修正すること


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2026年7月17日 (金)

AIはクロスワードパズルを解けるか <最新モデルは強力>

2013年に書いた、「コンピュータが仕事を奪う (2013/01/31)」で、パソコンでクロスワード・パズルを解くプログラムが作れるかもしれないと書いた。

ふとしたきっかけでこの記事を読み直して、パソコンでクロスワード・パズルが解けるのではないかと思い実験してみた。

【結論から先に】
子供向け5マス×5マスのクロスワードパズルは、最新モデル(有料版)の生成AIを使用すると、画像を与えるだけで解ける。
↓Claude Sonnet5の回答 元になった問題のヒントは(https://tokotoko-drill.com/02crossword-001/)
20260713-180346

【使用した生成AI】
2013年に記事を書いたときには、プログラムが作れないかと妄想していたが、今時はAIで解けそうなので、

  •  Copilot / Opus
  •  Claude Sonnet5 / 最大
  •  Gemini 3.5 Flash
  •  ChatGPT(GPT-5.5)

で試してみた。

【クロスワードパズル】
子供向けのプリント無料配布サイト「とことこドリル」にある、問題1を使用した。
(https://tokotoko-drill.com/02crossword-001/)

【手順】
1. 盤面と縦横のヒントが記載された画面をキャプチャ
2. 画像を添付して「クロスワードパズルを解いて」と指示
3. ヒントが認識できなかった場合は、ヒントを文字で与える
4. 誤っていた場合は適宜指摘する

【結果】

・Claude
思考時間6分8秒で正解した。
ヒントから導き出した、単語はすべて正解。
盤面の図も正解

・Copilot Opus
ヒントから導き出した、単語はすべて正解。
盤面の図が不正解。(5,5)を黒マスと認識している。(おしい)

・Gemini
単語が不正解、配置も誤り。
ヒントから導き出した、単語は3つ不正解。

  • タテ8: 野球で、守る側の選手 ➔ シュビ(守備)
    正解はヤシュ(野手)
  • タテ6: 舟の移動などのためにつくられた、水の通路 ➔ スイロ(水路)
    正解はウンガ(運河)で、配置段階で「ガ」があらかじめ配置されているため修正した。
  • ヨコ11: 「ながら」の反対の意味の言葉は? ➔ ナガラガ(ながらが…?)
    OCRの誤り「大がら」を「ながら」と識別したが、配置段階で「大がら」と認識し正解した。

盤面の図が誤り。(5,5)を黒マスと認識している。

・ChatGPT
ヒントがOCRで認識できないらしいので、文字のヒントを与えた。
ヒントから導き出した、単語は2つ不正解。

  • タテ2. 「そんして〇〇取れ」→ 慣用句 「後は野となれ山となれ」→ 答えは ナレ
    「損して〇〇取れ」と漢字でヒントを与えると正解した。
  • ヨコ1.「おいしそうな料理がたくさん!君は何を食べる?」
    「メニュー」が正しくないことは、配置段階で認識した。
    「おいしそうな料理がたくさん!君は何を食べる?」というヒントから考えると、レストランを連想しますが5文字ではないため不一致です。
    と正解していたが、「レストラン」が5文字ではないと判断したことが影響して正解できなかった

盤面の図が誤り。(5,5)を埋めていない。

【考察】

  • 子供向けのクロスワードパズルなので、ヒントの漢字にルビが降ってありOCRの認識率を下げたようだ。
  • ChatGPTは無料版だから解けないのかもしれない。
    「そんして〇〇取れ」を 最初「そして〇〇取れ」と認識していた。
     「そんして〇〇取れ」と修正しても解けず、「損して〇〇取れ」とヒントを与えてようやく正解した。
  • 盤面の5,5が正常に認識できていない。(Copilot, Gemini, ChatGPT)

【感想】
13年前に、AIが画像認識して、クロスワードパズルが解けることは予想していなかった。技術の進歩は大きい。

調べてみたら、シソーラスや共起(コロケーション)のデーターベースは2013年当時すでに公開されていたようだ。
あまりに見事にAIが解いてしまったので、プログラムを作るモチベーションは上がらない。
アイディアだけでなく実行に移しておけばよかった。

【おまけ】
ChatGPT(無料版)が残念な結果だったので、
Copilot + GPT5.6 Think deeper に画像を与えてみたら、1分もかからず正解した。
最新モデルの性能の差は大きい。


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2026年6月29日 (月)

思考様式を数値化してみる

AIは増幅装置 <劣っている思考様式も拡大する> (2026/07/02)

で、AIは使用者の思考様式・行動様式を加速すると書いた。
ところで、
「思考様式」は概念的にはなんとなくわかるけれど、言語化するのが難しい。
自分の思考様式を定量的に表せるならば、AIを使用する前と、使用を始めた後の思考様式を比較できるのではないかと考えた。

※この記事は、実験レポートではありません。

【アイディア】
このブログの記事は思うがままに書いているので、思考様式を分析しやすいだろう。
さらに、10年以上書いているので、思考様式の時間的変化がわかるかもしれない。

映画、インサイド・ヘッドのように、自分の頭の中に複数の人格がいて、与えられたテーマについては話し合いと考える。
思考様式を、話し合いへの各人格の関与の度合いを数値化することで表せるのではないかと考えた。

Photo_20260628003601

【手順】

  1. 人格群の認識
    1. 初期人格: 自覚している複数の人格を初期人格群として、各人格の説明とともにAIに与える。
    2. 分析: ブログの記事を分析させて、人格群の関与度合いを出力させる。
    3. フィードバック:初期人格群以外の人格を認識した場合や、初期人格の挙動が認識からズレた場合は、人格の特徴を更新する。
    4. 推測人格群:複数のブログの記事を分析させて、AIが修正した人格群を得る。
  2.  推測文章作成
    1. AIにテーマを与えて、推測人格群を使用してブログ記事を出力させる。
    2. AIに、推測人格群が書いたブログ記事を分析させる。
    3. 自分が書いたブログを分析させる。
    4. 2つの分析結果を比較する
  3.  他人が書いた文章との比較
    1. 他人のブログ記事を、推測人格群で分析する。
    2. 同じテーマで自分が書いたブログ記事を、推測人格で分析する
    3. 2つの分析結果を比較する

【プロンプトの認識】
自覚している複数の人格と脳内にあるアイテムの説明を初期人格群として与え、分析方法を指示したところ、AIは以下のように認識した。

初期人格群

  • 第1人格:窓口担当
  • 第2人格:観察者
  • 第3人格:哲学者
  • 第4人格:演出家
  • 第5人格:平和主義者
  • 第6人格:格闘家

オブジェクト

  • 円卓
  • 本棚
  • ごみ箱

分析

  • どの人格が前面に出ているか
  • 人格同士の協力関係
  • 人格同士の対立関係
  • 円卓・本棚・棚・ごみ箱の動き
  • このモデルに存在しない新しい人格や物の兆候

    を中心に読み解き、

  • どの人格が主導しているか
  • 人格間の力関係
  • 円卓・本棚・棚・ごみ箱の状態推定
  • このモデルに存在しない新たな人格・物の有無
  • 心理学的観点からの考察

    を整理して分析する。

【推測人格群】
10編のブログ記事を入力した結果、AIは20の人格を認識した。

中核人格は、

  • 哲学者
  • 観察者
  • 仲介者
  • 地図製作者

で、思考パターンは、

  • 観察者が客観的に材料を集め、
  • 地図製作者が対立構造を描き、
  • 哲学者が「本当の問い」を定義し、
  • 仲介者が、誰が悪いのかではなくなぜそう見えるのかを考える。

らしい。

【推測文章の生成】
既に書いているブログ記事を同じテーマを指定して、推測人格群を使用してブログ記事を作成させた。
推測人格群が自分の思考様式を表しているならば、人間が書いた文章と似ているだろう。

ところ、異なる特徴を持った文章を出力した。
それぞれ分析したところ、文章から推測できる人格構成が異なっていた。

AIの予測は

  • 生態学者
  • 検証者
  • 職人

が中心で、人間が書いた記事は

  • 仲介者
  • 地図製作者
  • 生態学者
  • 観察者

が中心だった。

人間がブログを書くときには、観点や切り口を考えて文章をまとめるので、これらの情報を与えると、推測できる可能性はある。

【筆者の識別】
他人が書いた記事を、推測人格で分析させ、登場人格と関与度を出力させた。
同様に、同じテーマで自分が書いた記事を、推測人格で分析させ、登場人格を出力させた。

結果は、

人格 他人の文章 自分の文章
職人 30 10
格闘家 25 0
守護者 20 0
観察者 15 10
哲学者 10 25
仲介者 0 20
地図製作者 0 20
生態学者 0 15

と、明確な違いが出た。
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【考察】

  • 自分が認識している初期人格では格闘家が主要な人格だったが、AIの認識人格では格闘家は主要な人格ではなくなっている。
    最近、攻撃的な文章を書かなくなったことが影響していると推測する。
  • 推測人格を使用して文章を作成した場合ずれが大きい。つまり、「Yoshiらしい」文章を書かせるのは難しい。
    試行回数を増やすこと、追加の情報を与えると、「Yoshiらしい」文章に近づく可能性はある。
  • 推測人格群を使用すると筆者の識別ができるかもしれない。
    「Yoshiらしくない」が検出できる可能性がある。

文章から「思考様式」、「らしさ」をAIで検出するアイディアを試してみた。
プロンプトを手入力したので、試行回数が足りない。自動化して試行回数を増やすと傾向が見えてくるかもしれない。

何に使えるかって?  後から考えればいいんじゃない ^^)


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2026年6月14日 (日)

AIが書いた文章のAIっぽさはAIで消せるか? <人間でなければ書けない部分がわかった>

保存版】AIっぽい文章表現大全 @ysk_motoyama (2026/2/3)

AIっぽさを感じる表現をまとめた投稿が流れてきた。

人は、AIを使ったことが分かると、内容には関係なく「手抜き」と感じ、
逆に、手作業で作成したことが分かると、内容には関係なく、評価が高くなるらしい。

AIっぽさが言語化できれば、AIっぽさが無くなるように文章を修正することができる。
更に、AIを使うことで、元の文章の情報を増やさず、論理構造を変えず、AIっぽさが無くなるように書き換えることができるかもしれない。

この投稿に、「文章のAIっぽさを、AIに修正してもらうプロンプト」があったので、試してみた。
(※プロンプトは元記事を参照してください)
Aiai_20260525230801

【結論を先に】
AIっぽさは完全に消せない。
判断に関する部分は人間が書くしかない。
人間が書いたことをアピールしないとAI判定される!?

【AIっぽい文章】
元の文章は、リサーチツールで作成したレポート(約2,200字)で、AIっぽさ満載の文章だ。
自分が読んだり、部内で共有するだけならそのままでも良いできだ。
この文章を書き換えてみた。
※書き換え前の文章には、固有名詞やセンシティブな話題が含まれているので公開しない。

【書き換えた文章】
書き換えた文章は、AIっぽさは減っているけれど、まだ残っている。
最も感じるのは、抑揚や感情の起伏がなく、淡々としていること。
元の文章は調査レポートだから、それで良いのだが、感情に訴える部分が必要なら物足りないと思う。

【比べてみた】
書き換える前と後の文章のAIっぽさを比較してみた。
それぞれの文章をファイルに保存して、同じプロンプトを使用して、4種類のAIに、人間の関与とAIの関与を判断してもらった。

【プロンプト】

アップロードしたテキストファイルについて、AIの出力に見られる特徴を一覧してください。それぞれの文章について、人間の関与とAIの関与を判断してください。

【結果】
Copilot、gemini、ChatGPT、Claudeで比較してみた結果同じような結果だった。

  • 書き換える前の文章は、AIが生成した特徴が網羅されている
  • 書き換えた後の文章は、AIの出力を人間が編集したと判断
    geminiさんだけ、人間が書いたと判断
  • AIを使用しているけれど、人が一手間かけたと判断できなくもない。

【チェック項目】
Copilotが、AI生成テキストに典型的な特徴(チェックリスト)を出力してくれた。

  特徴 説明
見出し+箇条書きの定型構造 「項目名: 説明文」の形式(太字コロン区切り)が連続する
網羅的・MECE志向の構成 「まず/次に/最後に」「以上のように」など整理癖が強い
ハルシネーション残骸・引用番号の残留 「可能性もあります9」「に努めることです3」のような脚注番号が本文に紛れ込む
常套句・締めの定型 「重要なのは~ことです」「~が望まれます」「~に他なりません」「メッセージは明確です」
過度の固有名詞列挙 検索結果を取り込んだ痕跡として、人名・役職(〇〇名誉教授、〇〇会長)を断片的に挿入
抽象語・カタカナ語の頻出 「プロトコル」「ガバナンス」「リスクマネジメント」「ネットリテラシー」
語尾の単調さ 「~でしょう」「~と考えられます」「~が望まれます」が反復
両論併記の慎重表現 「~ものの」「~という観点はあるものの」が機械的に挿入
結論段落の自己要約 「以上のような対策は~」「最後に、~」と自己メタ的にまとめる
文と文の論理接続が薄い 段落内が「並列の事実積み上げ」になり、因果のうねりが弱い

AIっぽさを消した文章は、①~⑦が改善されているようだが、⑧~⑩には対応できないようだ。
特に⑧と⑩は、AIは判断しないように学習しているので、AIによる書き換えでは対応できないのだろう。
書き換えプロンプトに、人間の判断を加えると書き換えられる可能性はある。

【結論】
「AIを使用しているけれど、人が人手間かけたと判断できなくもない」、という判断は予想通りの結果だ。
レポートの場合は、AIの調査分析結果はそのままにして、考察や結論など判断を人間が書くという方法がよさそうだ。

AI判定されることを考えると、人間臭さや人間でなければ知りえない情報をちりばめて、人間が書いたことをアピールする必要があるかもしれない。
面倒な世の中になったものだ。


この投稿は人間(Yoshi)が書いた文章です。(チェックリストはCopilotさんの出力)
Copilotさんに、この投稿と、geminiさんが生成したこの投稿の修正案とどちらがAIっぽいか判定してもらったところ、この投稿の方がAIっぽいのだそうです。 +_+)
もう、AIっぽさを気にするのはやめようと思います。


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2026年5月12日 (火)

AIによるリライト <別のAIで評価してみた>

AIがこう言っていました <評価・検証をしない人>

Simpleflatillustrationstyleminimalistvec
を書いて、いつものようにGeminiさんに誤字脱字をチェックしてもらったら、頼んでいないのに、ブラッシュアップ案を出力してくれた。
(誤字脱字と助詞の誤りは指摘してもらっていて、文章の訂正案も出力してくれるが、採用していない。)

せっかく出力してくれたのだからと、
誤字脱字修正版と、Geminiさんブラッシュアップ版を、ChatGPTさんに、AIが出力した文章の特徴があるか比較してもらった。

ChatGPTさん曰く、誤字脱字修正版はAIの出力そのままの文章で、ブラッシュアップ版はそれを編集したものという見立てだった。(誤字脱字修正版は人間が書きました!)
ChatGPTさんは、誤字脱字修正版をリライトして、さらに、ブログ向けに崩した文章を出力できるというので、お願いした。

せっかく出力してくれたのだからと、
Copilotさんに、3つの文章を比較してもらった。

エッセイ1:Geminiブラッシュアップ案
エッセイ2:誤字脱字修正版
エッセイ3:ChatGPTリライト版

Copilotさんは、かなり詳細に検証してくれた。総括は、

3つのエッセイを並べると、AIが文章に対して行う2種類の介入が明確に見えます、らしい。

推敲型(エッセイ1):原文の「突起」を削って滑らかにする。個性は薄れるが構造は残る。
パラフレーズ型(エッセイ3):原文を「咀嚼」して別の文章として再出力する。読みやすくなるが、誰の意見なのかが曖昧になり、出典が消える。

そして皮肉なことに、エッセイ3こそが、石井氏が警鐘を鳴らす**「AIがこう言ってました」問題の構造そのもの**を体現しています。つまり、他者の知見をAIに通して「自分の言葉」に変換し、元の出典も検証過程も消してしまう——まさにこのエッセイが批判している行為を、エッセイ3自体が実演しているわけです。

らしい。

想定されるプロンプトは、
Geminiブラッシュアップ案:「この文章を整えて」
ChatGPTリライト版:「この内容を自分の言葉で書き直して」
だと推測している。

Geminiさんは、SNSに投稿したときに読みやすいように、ブラッシュアップしていて、ChatGPTさんは、ブログ用にあえて崩しているから、推測は的を射ている。

今のところ、生成AIはリライトする能力より、AIによるリライトを検出する能力のほうが高そうだ。

【AIによるリライト】
事実を伝える文章を書く場合は、アウトラインを書いて、必要な情報を与えてAIで作成したり、AIでリライトすることがある。
もちろんハルシネーションのチェックは必要だが、主観や感想を省きたい場合はAIによるリライトは有効だと思う。

エッセイをAIでリライトすると「自分らしさ」が失われることが多いようだ。
AIの性能が向上して、「自分らしさ」を失わないで、リライトできるようになっても、AIは使わないだろう。

しかし、「自分らしさ」を失わずにリライトするためのプロンプトには興味はある。


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2025年7月31日 (木)

中学受験の問題を生成AIに解かせてみた <geminiの推論>

SNSで中学受験の問題が流れてきた。

図のような半径10cmの半円を5等分する、点B,C,D,Eがある。
グレーの部分の面積の合計を求めなさい。
2_20250728122601  

この問題は、複雑そうだけど、簡単な答えになる。
生成AIに解かせてみた。

〇制限「三角関数は使えない」
この問題は、中学受験の問題なので、小学校で習っていない三角関数を使用することはできない。
「三角関数を使用できない」という制限が無ければ、AIは正解を回答するが、「三角関数を使用できない」という制限を加えると、三角形の高さを求めるためには三角関数を使用する必要があるから答えを導くことはできないと回答した。

〇ヒント1「三角形の等積変形を使用して良い」
そこで、ヒントとして「三角形の等積変形を使用して良い」を与えると、思考過程は間違っているが正解を回答した。

・Geminiの推論
Geminiは推論の過程を出力してくれるので、読んでみると楽しい。
Geminiの推論は、

1)「三角関数を使用しなければ答えを導くことはできない」問題にヒントを与えたのだから、三角関数を使用しない解法がある。
2)「3つの領域個々の面積を求めなさい」ではなく「3つの領域の合計の面積を求めなさい」という問いだから、合計を求める過程で高さを含む項が相殺される解法がある。

だった。 おお鋭いぞ... 

推論2 の高さを含む項がキャンセルされる。は、たくさん問題を解くと分かる。
推論1 の問題にヒントを与えたのだから、三角関数を使用しない解法がある。 は、数学に関する推論ではないのでちょっとした発見だった。

解法をいくつか試した結果、思考過程は間違っているが正解を回答した。

〇ヒント2:「弧(A,F)と線(B,E)、線(C,D)は平行」
そこで、ヒントとして:「弧(A,F)と線(B,E)、線(C,D)は平行」を与えると、正解を求める解法を見つけた。
ところが、途中の計算が間違っている。
おしい...

20250723-125406  20250723-125456

答えは間違っているが、思考過程が正しいのでほぼ正解だ。
子供のころに、この手の失敗を数多く経験したのでシンパシーを感じてしまった。

〇自分で解いたのだが
生成AIにこの問題を解かせる前に自分で解いたのだが、実は三角関数を使用して正解を求めて、その後で、三角関数を使用しない解法を見つけた。💦

小学生がこの問題を解くためには、geminiの推論のように、「等積変形で問題が解ける」「高さは求めなくてよい」という前提に気づくことが必要だ。
正直なところ、小学校6年生の自分には到底解けない問題だと思う。

中学受験する小学生の多くは、「等積変形で問題が解ける」「高さは求めなくてよい」という前提を進学塾で教えてもらうのだろう。
しかし、進学塾に通えない子が、自力でこの前提に気づくことは難しい。
とすると、巷で指摘されている、「経済格差が教育格差につながる」は正しいのかもしれない。


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