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2012年3月24日 (土)

耳鳴り

10年前から耳鳴りが始まっていて、最近気になるので耳鼻科で診てもらうことにした。

 病気をしたか?投薬治療を受けたか?などの問診の後に聴力検査を行った。
診断は、いわゆる老人性難聴ってやつで、だれでも歳を取ると高域の聴力が落ちてそのあたりの周波数で耳鳴りがするらしい。聴力試験結果(耳のf特)をみせてもらうと,2kHzまでは異常はないが、4kHzで30dB, 8kHzで35dBでかなり落ちている。
医師曰く、「普通より10年早く来ましたね。日常生活に支障はないので、治療の必要はありません。」
だそうだ。

 耳鳴は周波数が高くノイズが混じった音である。
ふと、耳鳴りの周波数が気になったのだが、絶対音感がないので周波数がわからない。
ならばと、ヘッドホンで単音を聞いて耳鳴りとのゼロビートをとれば周波数がわかるのではと思い早速やってみた。

 パソコンのサウンドボードでサイン波(単音)や三角波、矩形波が発生できるWaveGeneというソフトで実験したのだが、ビートは聞こえない。
どうやら、耳鳴りは機械的な振動ではないようだ。本を読んでいるときなど何かに集中した時には耳鳴りが聞こえなくなるので心因的なものかもしれない。

 折角なのでf特(周波数特性)も取ってみた。
結果は↓こんな感じ(3kHzを測るの忘れた)
Photo

聴力検査の測定方法を知らないので、それぞれの周波数で聞こえなくなるレベルを測って、2kを基準に相対レベルで目盛ってみた。
人間の耳の感度(検知限界)を正確に測るのは難しい。音の出力レベルを下げる方向と、上げる方向では測定値の差が5dB~10dBある。いったん聞こえると、レベルを下げても聞こえる(ような気がする)のである。

 結果を見ると、結構特製の良いLPFだ。ご丁寧に4kHzにノッチも入っている。
最近ヒソヒソ話が聞き取りにくい原因はこのノッチのせいなのかもしれない。
 受信機を作るときには、天然のLPFがあるのでフィルタが甘くてもいいかなと思った。

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