やる気
2012/6/8に『「見せかけの勤勉」の正体』について書いたので、やる気について考えてみた。
昔々、難しくはないが大量の仕事を、プログラムを作って短時間で終わらせた部署より、休日に総出で人海戦術で終わらせた部署を評価した上司がいて、たいそうモチベーションが下がった記憶がある。汗かきっ子を評価したいわけだ。
どちらもσ^^)がいた部署ではないが、技術屋の端くれとしては、技術を全否定された気分だ。「お前達の技術はとるに足らない。肉体労働+人海戦術でいく」というわけだ。
このような評価をすると、腕の良い者にモラルハザードが起こる。
腕の良い者は、自分の技能を使って仕事を早く終わらせると評価されないので、技能の劣る者よりちょっとだけ早く終わるように調整する。
調整して余った時間を、技能向上や学習に割り当てる者はまだ良いのだが、人間のやる気はそんなに持続しないので、ただの要領がいい奴(見せかけのやる気)になってしまう。
若い人たちの研修に関わることがある。彼らが研修の最後に言う言葉はやる気に満ちている。おそらく「見せかけのやる気」ではないのだろう。 このときに必ず「自宅に帰るまでに自己投資せよ」とアドバイスするようにしている。
本屋に寄って専門書を買って帰るとか、秋葉に寄って興味があるH/Wを買って帰るとかである。 何人が実行しているかは分からないが、丸善、書泉、八重洲ブックセンターや秋葉原には地方にはない雰囲気があるので、やる気に満ちていれば普通ではない気持ちになって、つい何か買ってしまうだろう。 この1歩が後々大きな差になるように思うのである。
”やる気”は有限で、しかも”やる気”の半減期は短い(3日坊主と言う諺があるように)。研修が終わって自宅に帰りホットした頃には、”やる気”が半分になっている可能性がある。
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