やっぱりソニーの話題に反応してしまう
日経Tech-Onの谷島宣之の「さよなら技術馬鹿」というコラムに「みんなでソニーを考えよう」という記事があった。2005/5/25なのでずいぶん前に書かれたものだ。
その中で気になる文を見つけた。
かつては技術者が現場で面白いものを勝手に作り、経営が『何かないか』といったときに『これはどうでしょう』と出せる余裕があった。ポケットの中にいつも
何か入れていたわけです。ところがカンパニー制を取り入れ、事業ごとの収支を厳密に管理するようになり、『今後は勝手に開発するな。会社が優先順位を付け
るからポケットに入っているものを全部出すように』と言って、おもちゃを取り上げてしまった。--中略--
創業者が築いた、技術者がやる気を出す社風をどう維持し、しかも複雑多岐に渡った事業をどう管理していくか。かつて優良と言われた企業の経営者たちが苦しんでいる問題と言える。
身近にある光景だ。
最近身近で机上の空論が多く聞かれるようになった。机上の空論に正論をまぶしてあるので始末が悪い。
正論を吐くなら覚悟を決めて吐けばよいものを、後ろに逃げ道が見え隠れしている。
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