ワタシの夫は理系クン
※「オタク」という表現を使いますがネガティブな意識はありません。むしろ親しみを感じています。 |
この本に登場する夫妻は共にオタクなので、非理系オタクvs理系オタクについて書かれている。
オレンジの部分vs濃い青の部分である。
この本のエピソードのほとんどは、性格的(オタク的)要素が多く「理系」であることに起因する問題ははそんなに多くないように思う。
結論は、価値観が異なる人間が共同生活するためには、相互理解と譲歩が必要であるということである。
娘がこの本をパラパラと読んで、「おとうさんに話しかけると黙ることがあるよね、脳内会議やってるの」という。確かに質問に即答できないことがあることは自覚しているのだが、会議というほど大げさなものではなく、もう一人の自分を相手に詰将棋をしているような感じだ。2人とも自分なのでなかなか最善手が見つからず、質問に対する回答が遅れてしまう。
難しい質問をされて2、3日考えた後に回答すると、たいてい「何の話?」と言われる。話しかけた側は深い意図がないことが多いことは知っているのだけれど。
我が家は、理系男性1名、非理系女性3名、非理系猫1匹である。
妻と娘の会話を何気なく聞いているととても疲れる。一応交互に発言しているが(妻は無理やり割り込むことがある)、会話の主題が発言ごとに変わっていく。
この事実を発見した時にはちょっとしたショックを感じた。なんと、互いの主題、趣旨が異なったまま会話が続いているのである。会話として成立していない(ように聞こえる)2人の発言を一連の会話として理解しようとするので精神的に苦痛である。
最近は慣れてきた。似たような話題の放送を2CH分一度に聞いていると思うと結構楽に分離できるようになってきた。分離した内容は他愛のないもののことが多く、精神的な苦痛もなくなった。
この例はおそらく理系vs非理系ではなく、男性vs女性かもしれない。
何かの問題の原因を全て「理系だから」といってはいけない!
「これだから理系はね...洒落が通じないんだよね」という声が聞こえてきそうだが...
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