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2012年8月27日 (月)

Forming Handwritten-Like Digits on CRT Display (2)

続き
’2’のシミュレーションができたので’0’から’9’までシミュレーションしてみた。
Num0_2Num1Num2_4

Num3Num4_2Num5Num6Num7Num8Num9

シミュレーションしただけで作ったつもりになってはいけない。
実際に作ってオシロで表示してみることが重要だ。

 これらの回路を使用した

時計を考えると

  1. ブランキング
    位相回路+ツェナーを使うと簡単そう
  2. (1)の波形が反転している
    CRTを天地逆にするか。逆立ちして見るか。
  3. オフセット
     数字によってDCオフセットが異なるので切り替えて使うには数字毎に外部からオフセット電圧を加えないと表示場所がずれる。
  4. 多桁表示
     時計なら4桁必要だがダイナミック表示は大変そうだし、スタティック表示にするとこれらの回路が4セット必要になる。

それはさておき
どうやって定数を決めたんだろうか?
出展は、Electronics, 1959 Vol.11 だ。当然その頃Excel等はない。そもそも8080の発売が1974だからマイコンもない。ゼロからC&Tは大変だ。

  1. 手書きの数字をX、Yの波形にする
  2. ↑を全サイクル、半サイクルの正弦波の組み合わせで作る
  3. 移相量、振幅を計算する
  4. 実際に組んで、cut&try

でやったのか?

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コメント

今晩は。非常に面白い実験をされたと思います。大変参考になります。私も、リサージュ図形を使って文字をブラウン管に表示させる方法を研究しており、「サークルグラフィックス」と名付けた方式を使った完成版のCRT時計を実際に作っています。http://oscilloclock.comでは紹介しています。(英語ですが..) 日本語(漢字)の時計表示も出来るように工夫しています。一度、ご覧ください。

アロン ストークスさん コメントありがとうございます。
Webページを拝見しました。(http://oscilloclock.com)
「サークルグラフィクス」は面白いアイディアですね、「目から鱗」です。
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御存知かもしれませんが、トランジスタ技術2004/12, 2005/1にトランジスタだけでオシロスコープに"Q"を表示する回路の記事がありました。
X,Yの波形を複数のtanhで近似するというもので、これも「目から鱗」でした。
http://toragi.cqpub.co.jp/Portals/0/backnumber/2004/12/p205-206.pdf
http://toragi.cqpub.co.jp/Portals/0/backnumber/2005/01/p222-223.pdf
↑PDFは記事の一部です。
↓この本にも収録されているようです。
http://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/41/41711.html

Yoshiさん、追加情報ありがとうございました。2004年当たりはトラ技をたまには見ていたのですが、指摘の記事は知りませんでした。面白いですね。

アナログ・リサージュ図形を用いたCRTの文字ディスプレーについての記事は、ネット上では後一つしか見つかっていません。これは、1年も古い1958年の記事ですが、"Generating Characters for Cathode-Ray Readout" もぜひ一度ご覧になってください。記事の中ではご指摘の課題(難点)についてのヒントが眠っているかもしれません!
( http://www.thecorememory.com/GenCharforCRR.pdf )

アロン
http://oscilloclock.com

アロンさん
"Generation Characters for Cathode-Ray Readout"読みました。
XとYの波形をフーリエ変換して5次高調波で合成するというアイディアは正攻法ですね。
 トランスに使われているF-108というフェライトコアはFDK製らしいのですが現在はFDKのカタログにはありません。(一般的なコアらしい。)
 それにしても10個のトランスを巻くのは大変そうです。トロイダルコアなので機械で巻けません。

Yoshiさん、
Maker Faire Tokyo 2013で「オシロクロック」を展示することになりました!最新モデルの発表をし、オシロクロッ クの制作に関する技術情報も公開します。もし都合が合えばOscilloclock.comのブースに是非立ち寄って下さい。

アロンさん
Maker Faire Tokyo 2013 11/3,4ですね。
今年は行ってみようかな。

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