「文章の書き方」本
コラム・イナモトというblogに「嫌いな書き方」という記事があった。
ここで3冊の「文章の書き方」本が紹介されている。いずれも、著者が避けたほうがよいと考えている書き方、あるいは許してはならないと考えている書き方が紹介されている書籍である。
その3冊とは
- 理科系の作文技術(中公新書)木下是雄
- 日本語の作文技術(朝日文庫)本田勝一
- 「超」文章術 (中公新書)野口悠紀雄
である。
偶然にも、この3冊は、私が薦めている「文章の書き方」本である。
数ある「文章の書き方」本で1冊だけ薦めるとしたら「理科系の作文技術」、3冊薦めるとしたら上記の3冊である。
この本を先ず薦めている。職業柄、レポート、報告書、説明書、マニュアルを書いたり添削することがあるが、私が書き方について説明するよりこの本を読んでもらった方が話が早い。
この本は、「事実的」「実用的」な文章を書く技術が論理的に説明してあり、練習したら書けると思うきっかけとなった本である。
この本は、後発だけあって非常にまとまっていて、いいとこどりの感がある。
今の職種でなければ、この本を一番に薦めると思う。
「文章の書き方」本をたくさん読んで分かったことは、
- 事実を伝える目的の作文は才能ではなく技術である
- 日本の国語教育では事実を伝える目的の作文技術を教えない
ということである。
義務教育で書いた作文と言えば、読書感想文や、遠足の感想文、反省文^^;)等の、自分の感情を表現する文章である。 しかし、事実を伝える文章を作文する技術がないので感情を伝える文章は書けなかったし、先生に添削されても何が悪いのかわからないので身に付かなかった。
事実を伝える目的の作文は技術なので、大人になってから習得可能である。
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