トラ技 2012/10
トラ技2012/10の特集は、「ちょこっとお試し!ARM32ビット・マイコン」 で
NXPのLPC1114FN28/102(DIP28)がオマケで付いているのでつい買ってしまった。
来月号(2012/11)でこのチップが載る基板だけがオマケで付くらしい。オマケを2月に分けることで雑誌の単価を下げ、部品を実装しないことでおまけの価格を下げたってところかな。
LPC1114FN28/102は既に秋月で売られていて、基板と部品セットはマルツが販売するようだ。一頃すぐ使えるオマケ基板が付いたことがあったが、このオマケはすぐ使えるというわけではない。
開発環境は2012/10のオマケCDにLPCXpresso、IRA、Keilが付いていて(NetからDLできるけどね)、ソースレベル・デバッグするにはLPC11U14評価ボード等を買うと左側に付いている LPC-LinkなるI/F(ST-Linkのようなもの)が必要である。
最強のデバッガはprintfと言う人は、シリアル経由でフラッシュに書けるので評価ボードは不要だ。
つまり、今回のオマケでソースレベル・デバッグしようとすると、LPC11U14等の評価ボードを別途購入するしなければならない。
う~ん、だったらこのオマケでなくLPC純正の評価ボードを使えばいいんじゃね?と思ってしまうのだが...
各社のARMをいじっていると開発環境だらけになってしまうので、ここはgcc+OpenOCDに統一したいところである。ねむいさんのぶろぐを見るとST-Linkでできそうだ。
閑話休題
マルツが売る部品セットにUSB-Serialのチップ(MPL-2303SA)が含まれている。部品実装済みの基盤を見ると8Pin SOPのチップだ。
どうやらMPL-2303SAはPL-2303SAの間違いのようで、データシートはProlific本家のサイトでは見付からないが、ProlificUSのサイトにPL-2303SAのページがあってデータシートもDLできる。
このチップはTXDとRXDだけという素晴らしい割り切りだが(Arduinoには使えない)、最近フロー制御することはないし、なんといっても実装が簡単だ。
外付け部品が少ないFT2232RLを何回か使ったがSSOPは年齢的に厳しくなった。CP210xはQFNなので更に厳しいし、高価だ。
マルツではPL-2303SA単体の販売はしていないようだけど\892でモジュールを売っているようだ。(マイクロUSBにしなくていいのに)
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う~ん来月号も結局買うのかなあ...
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