業は「呪いであり祝福である」
kumikomi.netにRuby言語開発者のまつもと ゆきひろ氏の、第14回 組込みシステム技術に関するサマーワークショップ(SWEST14)での講演の記事があった。
気になった部分を引用すると
そんなまつもと氏が「世界に通用する技術者」になるために必要と考えているものは,才能や努力ではない.動機(モチベーション)であり,熱意の対象になるものがあるかどうかだという.また,それを継続できることだという.例えばまつもと氏は自身のことを,日本でもっともプログラミング言語のことを考え続けている一人であると考えている.
そこまで強い動機とは,一種の業(ごう)でもある.まつもと氏は小学生のころ,「どうしてほかの人と同じことができないの!」と教師に叱られたという.業は,情熱や動機になると同時に,「普通の人」とは違うことにより,葛藤や衝突を生む.だから業は「呪いであり祝福である」(まつもと氏).
他の人と同じことをしている「普通の人」は 「世界に通用する技術者」になれない。とも読める。逆は真ならずで「変な人」だから「世界に通用する技術者」なれるわけではないが、自分の好きなことをしている人は「変な人」として扱われることを甘んじて受け入れる覚悟が必要なのであろう。
子供の頃に、普通の人と違っていていいよと言ってくれる大人の存在が必要だ。両親、祖父母、学校の先生あたりだろうか。
孫が生まれたら「今のままでいいんだよ」と言ってやれる爺さんになろう。
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