「老子道徳経」の読み方
「老子道徳経」の読み方 早島正雄 経済界
「雨降らし男の物語」(2012/12/10)で老子のいう「道」が難解だった。古本屋で「道徳経」の解釈をしている本を見つけたので読んでみた。
老子は具体的でないので難解だ、孔子は「べからず集」と筆者はいうが具体的であるぶん分りやすいのであろうか。
原文
治大國、若烹小鮮。以道莅天下、其鬼不神。非其鬼不神、其神不傷人。非其神不傷人、聖人亦不傷人。夫兩不相傷。故徳交歸焉。書き下し文
大国を治むるは、小鮮(しょうせん)を烹(に)るが若(ごと)し。道を以(も)って天下に莅(のぞ)めば、その鬼(き)も神(しん)ならず。その鬼の神ならざるに非(あら)ず、その神も人を傷(そこな)わず。その神も人を傷わざるに非ず、聖人もまた人を傷わず。それ両(ふた)つながら相い傷わず。故に徳こもごも焉(これ)に帰す。引用;ちょんまげ英語日誌 「老子 第六十章 大国を治むるは、小鮮を烹るが若し」
「治大國若烹小鮮」の例えはちょっとだけ分かりやすい。
小魚を煮るときには、つついたり混ぜたりしてはならない。国を治めるときも同じである。
田坂広志氏が雨降らし男の物語で書いておられた「なにも働きかけず心の静寂を取り戻す」はこのことか。
つついたり混ぜたりしてはいけないのは分かる。では具体的にどうすればよいのかである。
放ったらかしにすればよいというものではなかろう。
「口を出さず、手を出さず、心穏やかに見守る」
か。
修業が足りないなぁ...
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