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2013年1月 7日 (月)

原理主義者

原理主義者:原理・原則に忠実、悪くいえば固執する人

 mmpoloの日記 職場の原理主義者 を読んだ。よくある話である。

 原理主義の対極を現実主義とすると、実は筋金入りの原理主義者、現実主義者は少ない。原理主義・現実主義を極めるにはとてつもないエネルギーを要する。特に日本社会では。

 大抵は、適当な現実主義になっているもので、他人には原理主義を強要するが、自分は他人から見えないところで現実主義であったり、原理主義的な人には現実主義的に振る舞い、現実主義的な人には原理主義的に振る舞うなどだ。

  これは現実主義ではなく御都合主義である。

 人が見ていないところにおいても原理主義を貫く人は立派な人である。
例えば、闇米を拒否し死亡した山口判事のように原理主義を貫くことができる人は立派である。

 相手によって原理主義的対応、現実主義的対応を変えるのは究極の御都合主義である。
原理主義者が忌み嫌われるのは、自分の利益を原理・原則で守ろうとするものは論外として、困った時に自分の都合で原理主義を撤回してしまうことでははないだろうか。
困った時に自分の都合で原理・原則を棚上げしてしまうのはよくあることで、しかも避けることが困難である。普段原理主義者然としていればいるほど、いざとなれば御都合主義者に豹変することを皆知っているのだろう。

 原理主義者は何かにつけ正論をぶつわけだが、 正論をぶつ者=原理主義者ではない。 自分も含め大抵の人が御都合主義であるとすると、御都合主義の者が正論をぶってはならないのであろうか?
現実主義の人はそのあたりをうまく回避しているように見える。

 正論をぶったとき、正論として受け入れられるか、御都合主義のたわごととして受け入れられるかが問題である。

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