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2013年3月12日 (火)

やる気の謎解き

 NHK Eテレ スーパープレゼンテーション 「やる気の謎解き」 Daniel Pink

 Daniel Pink氏のTEDでの講演「やる気に関する驚きの科学」にNHK的字幕を付けた内容で、

成功報酬はしばしば成功報酬を潰す。
アメとムチではなく、内的な動機がいい仕事をさせる秘訣である。やりたいから、やることに意味がある。

というもの。
 どこかで聞いたことのある内容だよなと思ったら、「モチベーション3.0」の著者だった。

 雑誌の特集(おそらく東洋経済)で「モチベーション3.0」の特集があって、これって日本人には普通の感覚じゃないの、何をいまさらと感じたので「モチベーション3.0」は読んでいない。

 スーパプレゼンテーションの中でナビゲータの伊藤穣一氏も

 日本ではお金だけのため働いている人はとても少ないように感じます。そういう意味で日本は、現場でのモノ作りのルーツさえ取り戻せれば、次の時代で成功できるのではないかと思います。

と言っている。

 よく考えてみると、日本人は、金のために働いているわけではないが、内的な動機はそれほど強くないということなのかもしれない。

 Daniel Pink氏が主張する

  • 『autonomy(自主性)』自分で行動できる
  • 『mastery(熟達)』スキル、モノ作りができる
  • 『purpose(目的)』なぜ働くか

は重要である。特に「なぜ働くか」は重要。

 言われたことを素直にやっていると「なぜ働くか」について考えなくてよいので一見ラクなのだが、いずれ考えるときがやってくる。
 例えば、定年になったときや最期の時を迎えたときに思うであろう「自分は何のために働いてきたのだろう」の答えは働いているうちに見付けおかなければ人生に悔いを残す。

 

「減点主義と積極性」(2013/2/2)でアメとムチや内的動機付けについて考えたが、テレビを見ていても最近気になっているキーワードは何故かよく引っかかる。

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