思考は現実化する
「ビジネス書を読んでもデキル人にはなれない」に出てくる、「7つの習慣」に並ぶ自己啓発本の古典。
なるほどどこかで読んだような内容である。(こちらが本家)
「富」を得る方法や「成功」するための手段についての方法論であるが、目指すべき 「富」や「成功」 について定義されていないような気がする。「富」や「成功」については、文化的な暗黙の了解があるのだろうか。
良く考えると、これがベストセラーの原因かもしれない。
「富」や「成功」の定義が明解でないので派生本が書きやすい。「富」や「成功」を自分で定義して、解釈と具体的な行動、経験を盛り込むと、狭い範囲でウケる派生本ができそうだ。このあたりは、「ビジネス書を読んでもデキル人にはなれない」で指摘されているとおりである。
「富」は必ずしも「金銭」ではないらしいが、「富」は、財貨としての「富」として記述されていることが多いような気がする。「富」を得ることは目的か手段かもよく分からない。
こんな、かわいそうな人がナポレオンヒル・プログラムで財産を築きました。
というお話が多数収録されているのだけれど、成功した人の具体的な行動が書かれていない。
詳しくは、ナポレオンヒルプログラムを買ってね。
ということらしいが、すごく高価だ!(中古買取、販売しているサイトもある ^^;)
「7つの習慣」もそうだけど、派生本で刷り込まれているのか、内容至極御尤である。
これらの本には、いずれも派生ビジネスが存在する。著者の意志かどうかは分からないが、「思考は現実化する」をネタに「富」を得ようという思考を現実化した人がいるのだろうか。
深夜にやっている通販番組のダイエット商品のセールストークを聴いているような気がするのはσ^^)だけだろか。
気持ちがネガティブになっているのかもしれない。時間を置いてまた読んでみよう。
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