いい会社をつくりましよう
「かんてんぱぱ」で有名な伊那食品工業の社長塚越寛氏の経営理念を紹介した本。
伊那食品は「日本でいちばん大切にしたい会社」(坂本光司)で知った。
伊那食品工業に自動車で通勤している社員は必ず左折で会社の敷地に入るのだそうだ、右折による渋滞で迷惑をかけないようにという気遣いらしい。また、病院やスーパーの駐車場に車を止めるときには、なるべく離れた駐車場に車を止めて建物まで歩くのだそうだ。これも、妊婦や高齢者、障害者のことを気遣ってのことらしい。
他人を気遣うことが自然にできるようになる会社、人間性が磨かれる会社は素晴らしい。人間性を高める経営があるからだろう。
売り手、買い手が共に損をしない価格は1点しかないという信念のもと適正価格であれば値切らないらいのだそうだ。
見積もりで値切って、そこからまた値切るという京都の有名な会社とは対極だ。
どちらも経営者のビジョンどおりだから、どちらが良いという問題ではない。確実に言えることはどちらの会社も継続的に利益を上げ存続しているということ。その会社で働く人、取引する人が選べばよい。
冒頭に紹介されている、21世紀のあるべき経営者の心得その八に
専門知識は部下より劣ることはあっても、仕事に対する情熱はだれにも負けぬこと。
がある。
組織の中のそれぞれの立場の人に向けたメッセージだろうか。
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