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2013年8月15日 (木)

未来の働き方を考えよう

未来の働き方を考えよう ちきりん 文藝春秋
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Amazoneの書評を見ると"星5つ"が少ない。
ちきりんさんの主張に対して同意しない人が結構いるようなので読んでみた。

 否定的な意見の人は、ちきりんさんはレアケースであって 一般人はちきりんさんのようにはいかないというものが多いようだ。

 「40歳でキャリアを変えるべし」はキャチーだけれど、基本は前著「自分の頭で考えよう」ではないだろうか。「自分の頭で考えれば40歳でのキャリアチェンジも可能」ということかと思う。

 『「やりがいのある仕事」という幻想』の森博嗣氏は、自分の意見に普遍性は無いとして、他人に生き方指南はしない「自分で考えるべき」と突き放したようにみえるが、よく考えてみると、結論はちきりんさんと同じだ。

 「エンジニアとしての生き方」の中島聡氏の「自分のやりたいことを仕事にすべき」という主張に反論する人もけっこういる

なんだ、おじさん、おばさんたち言うことは同じぢゃないか。(ちきりんさん(1964?) 森博嗣氏(1957) 中島聡氏(1960))

 それにしても、おじさん、おばさんの人生観にに全力で反論する人達がいるのはなぜだろうか?
反論する人たちは、おじさん、おばさんたちの人生は特別だというけれど、おじさん、おばさんたちに限らず誰の人生でも特別なのではないだろうか。

 自分を見付けられない20代の若者なら、おじさん、おばさん達の年齢まで20年以上あるではないか。
 ちょっとくたびれかけた30代のお兄さんでも、おじさん、おばさん達の年齢まで10年以上あるではないか。
今時10年先のことは分からない。リスクを取って失敗したとしても挽回できるだけの時間はあると思うのだが。
 若い頃「やりたいこと」について考えていなかった40代以上のオヤジは、柔軟な考え方はできないかもしれない。
そもそも、おじさん、おばさんたちの主張は若者に向けたもので、オヤジに向けた主張ではないのかもしれないけれど、オヤジたちがくたばるまでには結構あるよなぁ。

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