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2013年11月15日 (金)

書は言を尽くさず、言は意を尽くさず

 文書で通知しているのに分かっていないと憤慨する輩がいる。

 文章にして通知すれば意図することがすべて伝わるわけではない。

子曰、書不盡言、言不盡意。然則聖人之意、其不可見乎。
子曰く、書は言を尽くさず、言は意を尽くさず。然らば則ち聖人の意、其れ見るべからざるや、と。

である。

"書"で"意"が通じるためには。

  • 読む側に受け取る用意があること
  • "書"や"言"を補う共通認識があること

が必須である。

  • 読む側の受け取る準備には"信頼関係"
  • "書"や"言を"補う共通認識には"意思疎通"

が不可欠である。

 通知する側と通知される側に、信頼関係があるのか、意思疎通ができているのか。信頼関係と、意思疎通は片側の努力で改善することはできない。

 逆の立場であれば見えていたことが、立場を変えると見えなくなるのは"信頼関係"も"意思疎通"もないからか。

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