己所不欲。勿施於人
昔々、がん保険勧誘の回覧が回ってきたので、庶務担当の人にパンフレットが欲しいというと「パンフレットが手元にないので、保険はいるのなら取ってきてあげる」と言われ苦々しい思いをしたことがある。
パンフレットは保険に入るかどうか検討するために必要なもので、入ると決めているのなら必要はない。その、庶務担当の人は面倒だったのだろう、簡単に言うと「メンドクサイこと言うな!」である。
最近、ある部署からとある作業の相談があった。自前でやるか、業者に依頼するか検討するために、窓口担当の人に対応できるか業者に問い合わせてくれるように頼んだら、「本当に業者に作業を依頼するなら、問い合わせてやる」とのこと...
昔々、自分が苦々しく思った対応を、他部署に対してしていることに気が付いた。
その窓口担当の人も、前の部署にいた時にそんな対応をされたならば憤慨していただろうに、立場が変われば言動も変わる。人間はそうしたもんだ。
就職して最初に配属された部署の課長が事ある毎に「お膳の向きを変えよ」と仰っていたのを思い出す。
「己の欲せざるところ人に施すこと勿れ」である。
立場によって言動が変わらないようにするためには私利を捨てることが必要だが、これは難しく、部署全体が私利に依らないように行動するのはもっと難しい。
他人の考え方を変えることはできない、先ず自分から。
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