ROMエミュレータ (2)
AVRを使ってROMエミュレータ作るアイディアを「ROMエミュレータ(2012/12/7)」に書いた。
アクセススピードを求めるなら256byte(8bit)以上は難しいし、部品が多い。
ネットで調べてみると、ChanさんやKiの研究室さんやオプティマイズのEZ-FTPGAを使ったものがある。 ROMエミュレータはボードに接続したままデータを書き換える必要があるので、RAMとボードを切り離してRAMにデータを書く機能が必要だ。
なるべく少ない部品で作ることを考えてみた。
少ない部品で作ろうとするとFPGAかCPLDを使うことになるが、FPGAはボードが大きくなるので小規模のCPLDを使いたい。 256kのRAMを使うなら、I/Oは最低 (Data 8bit + Address 15bit + 2(OE,CE)) x 2 + 1(RAM
WE) = 51 が必要である。
RAMにはJTAGを使ってデータを書くことにすると、マクロセル、スライスは不要でI/Oブロックがあれば良い。
- 5Vトレラント
- 小規模(安価)
- 51以上のI/O
この条件で探してみると、Xilinxでは、 XC9572XL-QV64(64pinQFP) で実装できそうである。XC9572XL-PC44(44pinPLCC)は安価なのだが、I/Oが足りない。では、I/Oブロックさえあれば良いので XC9536XL-QV64(64pinQFP)はどうかというと、端子の数だけI/Oブロックがあるわけではなく、内部には36個のI/Oブロックしかない。残りの端子は未接続だ。XC9572はコア電圧が5Vなので尚良いのだがパッケージがPLCC84だし、高価だ。(XC9572-10PCG84:\1,000@RS、XC9572XL-7QV64:\580@RS)
Alteraでは、EMP7064S(MAX7000)でもよさそうだがパッケージがPLCC86だ。5M40Z(MAX V)にはQFP64があるが、5Vが入力できない。
これくらいなら手配線でなんとかなるだろう。
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