WORK SHIFT
WORK SHIFT リンダ・グラットン著 池村千秋訳 プレジデント社
将来は環境が変わるので働き方もシフトすべきということらしい。
- ゼネラリストから「連続スペシャリスト」へ
- 孤独な競争から「協力して起こすイノベーション」へ
- 大量消費から「情熱を傾けられる経験」へ
第三のシフトにある
「お金のためだけに働く」という古い考えでなく、「働くのは、充実した経験をするためで、それが幸せの土台」となる。 自分の生き方と選択に責任と理解を持つ。
は、将来ではなく、今からそうすると良いと思う。
「それは理想だけど、世の中そんなに甘くない。」という年寄りが多く、若者達までも年寄りくさい考え方に染まっているような気がする。
肝は
自分の生き方と選択に責任と理解を持つ。
だろう。
自分の生き方や選択に対して、他人はもとより教師や親が責任を取れるわけではない。
他人、教師、親が言う「君のためだから」「あなたのためだから」は、たいていウソだ!!
同じように、「××のために働きたい」も、たいていは自分を騙すためのウソだ。
「働くこと」についてを考えると「幸福とは」にたどり着くが、今時は「幸福」について考える機会が減っているのではないだろうかと思う。「幸福」と「モラル」は関係が深く、「幸福」は「モラル」の一部かもしれない。「モラル」が宗教に根ざしている人たちは、「幸福」について考える機会も多いだろうし、宗教によって定義された「幸福」がある。
多くの日本人は宗教に根ざした「モラル」がないので、特に若いうちに「幸福」について考えることが重要だけれど、今時の教育ではその機会は少ないのではないか。その結果、右肩上がりの時代の(団塊の世代の)「モラル」に囚われているのではないだろうか。
「幸福」について自分で考え、自分が「幸福」になるための働き方を考ればよいのではないかと思う。
« Bluetoothアダプタ | トップページ | テスタ »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 責任あるAI <「AI倫理」は「AIを使う人の倫理」>(2021.09.24)
- 好きのパワーは無限大 <笑顔のヒミツがココにある>(2021.06.30)
- AM/FMラジオ&トランスミッタ製作集(2021.06.25)
- 起業の天才(2021.06.23)
- 不屈の棋士 <AIの捉え方と情報リテラシ->(2021.06.06)
コメント