versaloon
STM8S DiscoveryのST-Link部分をVersaloonにする。
STM8S Discoveryはターゲット(STM8S105C6T6)とST-Linkが一体になった安価(\750@秋月)なボードである。
← ST-Link部分にはSTM32F103C8T6が使われていて、この部分だけでも\750ではとても元が取れそうにない。
それはさておき、この部分がCortexのSWDインタフェースとして使えればよいのだがSWDには対応していない。
でも、ファームを書き換えてSWDインタフェース(Versaloon)にすることをねむいさんのページで知り買ってきたが、STM32LVDiscoveryも一緒に買ったので改造する必要がなくなって放ったらかしになっていた。
STM8Sの開発環境は以前使っていたパソコンにはインストールしてみたけれど、パソコンを買い換えてからはインストールしていない。
Cortexプログラム/デバッグ用のSWDインタフェースはST32xxDiscoveryのST-Link部分を使っている。VersaloonがSTM8SDiscoveryに対応したらしく、改造しなくてもファームを書き換えるだけで使えるようになったことを知り、Versaloon化してみた。
ファームはソースツリーをDLしてmakefieにあるハードウェアの指定を HW_BOARD = STM8S_Discovery に変更(コメントアウトしてあるので先頭の'#'を削除)して、core_cm3.cを2箇所直して makeすればOK。
「電子工作マスターへの歩み」にあるjujurouさんの「STM8S-DISCOVERYのST-Link部分をVersaloon化」に詳しい説明がある。
ファームの書き換えにはSTのSTM32 ST-Link utilityとSTM32F0DiscoveryのST-Link部分を使用した。
ここでチョイ嵌り。
STM8SDiscoveryにはSTM32F0Discovyeryから電源を供給しようとした。STM32F0DiscoveryのCN3にSWD I/Fのヘッダがあるのだが、#1ピンに3.3vが出ているものと思い込んでいて、STM8DiscoveryがST-Link utilityから認識されなかった。
STM32F0Discoveryの回路図を見て気が付き、3.3vをSTM32F0DiscoveryのCN3ではなくボードの#1ピンから取って正常に書き込むことができた。
VersaloonはSWD I/Fだけでなく仮想COMポートを持っている。ST-Linkも仮想COMポートをサポートしてくれると助かるのだが。
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