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2014年6月 3日 (火)

他人の思考の9割は変えられる

他人の思考の9割は変えられる  與良 昌浩 マイナビ新書

出張の飛行機に
(ANA272 21A)
本を忘れたので画像はない

 「他人の思考にアプローチするのがきもちわるい。(2014/6/1)」という人もいる。

タイトルだけ見ると他人を自由に操る方法のようだが、そのようなトデモ本ではない。

 変わりたくても変われない人の環境を変えて自ら変われるようにするという内容なので、変わりたいと思っている人と、変わってほしいと思っている人の方向が同じ方向の場合に使える。

 言葉の綾かもしれないのだが、他人の思考は変えられないと思う。
理由は簡単!これまで他人に自分の思考を変えられたことが無いから。
他人の意見は参考にしたけれど、自分が考えて、自分の意思で変えた。
いや、自分で考えて、自分の意思で変えたいからである。

與良昌浩氏は
「学生と社会人で「何のために働くのか」を気楽に真剣に語り合える場を創る、増やす。」
ことを目的とした「ハタモク」を主宰しておられる。

 「やりがい」とか「働く意義」を求めなくてよいという意見もある。
『やりがいのある仕事』という幻想」の森博嗣氏のように、「やりがいがなくても金が貰えたらいいじゃないか」という意見もある。

 30年働いた経験では、「やりがい」は措いておいても「何のために働くのか」は考えるようになった。そして、「何のために働くのか」を考えると「やりがい」を考えないわけにはいかないので考えた。

 「何のために働くのか」を1人で考えるのは大変だ。本屋に行けばこの手の本はいっぱいあるけど、立派な人の言うことは実際の行動に移すのが大変だ。
「ぶっちゃけ、アンタ(著者)みたいな立派な人ではないですから!」と投げ出したくなる。

 「何のために働くのか」や「やりがい」は本を読むと著者の意見を知ることはできるが、分かるものではなく、自分で考えてたどり着くものだ。しかも、歳と共に変わる。

 「何のために働くのか」や「やりがい」はどうしても見付けなければならないのか?というとそうでもなく、やりがいがなくても金が貰えたら暮していける。

 「何のために働くのか」を考えるようになったきっかけを思い出してみると、

最初は、幼稚園だった娘の「お父さんのお仕事なあに?」だった。

 「社会の役に立っているのか?、やりがいがあるのか?」と聞かれたような気がした。
娘はその後も頼んだわけではないのに小学校、中学校、高校と定期的に「お父さんのお仕事なんだったっけ?」と聞いてくれるので、その都度「何のために働くのか」や「やりがい」について考えさせられた。

次は病気で入院し手術を受けて退院した後だった。

 手術前夜にちょっと弱気になり無事退院したら「やりがい」のない仕事はしないようにと心に誓ったので、退院後一生懸命考えた。

最近、若い人たちに話す機会があり、資料を作る際にもう一度考えた。

昔あれほど一生懸命考えたのに資料(形式知)にするのは大変だった。

 「何のために働くか」や「やりがい」は一度考えればよいというものではなく、歳ととも変わる。それが成長というもかのしれない。

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