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2014年7月 1日 (火)

ヴァールベリの無線局(SAQ)

 世界遺産に登録されているスウェーデンのヴァールベリの無線局(SAQ) が今年もアレキサンダーソン・ディに運用した。 

 この無線局には世界中で唯一オンエア可能な高周波発電式(アレキサンダーソン式)の超長波送信機があって、毎年アレキサンダーソン・ディとクリスマスに運用しているらしい。

今年のアレキサンダーソン・ディの運用は2014/6/29 9:00(UTC), 12:00(UTC)だった。

 過去に日本で受信に挑戦した人がいたようだけど、聞こえなかったようだ。
依佐美送信所のページ
によると、依佐美の送信所は対欧通信に使われていたらしく、相手局の一覧によると、
スウェーデンの受信局はKungsbacka、送信局はGrieton(SAQ)だったらしい。
とすると日本でも受信できるんじゃないんだろうか。

更に調べてみた。alexander.n.seの「The Alexanderson transmitter」によると、ここの高周波発電機の出力は200kWだけど、現役時代でも米国でちゃんと受信できるくらいのパワーで運用していたようで、最近は80kWで運用されているそうだ。(年代物だからね)
日本で聞くのは難しいかなぁ

 聞いてみたいけど、HFのアンテナも上げられないマンション暮らしなのでVLF(17.2kHz)のアンテナは到底無理だ。

今年はアンテナが用意できないけど、WebSDRなら聴けるだろうということで、WebSDRでVLFを公開しているサーバを探すと

場所 Glid Locator URL
University of Twente, Enschede NL O32KF http://websdr.ewi.utwente.nl:8901
Berlin Germany JO62PM http://websdr-berlin.no-ip.org:8901/ 
Technical School Rudjer Boskovic,Zagreb Croatia JN85AT http://9a1rbz.no-ip.org:8901
Hungary JN97HG http://www.websdr.hu/

あたりが見付かった。今回はオランダのTwente大が公開しているサーバを使って聞くことにした。

Saqwebsdr_2

(WebSDRの受信ソフトはJAVAのアプレットがローカルで動くのでブラウザの設定でJAVAを許可しないと受信できない)

 前日から録音できる用意して待っていたのだが、19:00(JST)には入感しない。やはりダメかとあきらめて夕食をとり、21:10(JST)頃に何気なく聞くと入感しているではないか!。

あわてて録音したら最後の
DE SAQ SAQ SAQ SK
だけ録音できていた。でもキャプチャできなかった。

ダウンロード websdr_recording_2014-06-29T12_11_03Z_17.2kHz.mp3 (258.6K)

21"~30"、38"~40"はチューニングだろうか?それとも連続送信すると負荷で発電機を回しているモータの回転数が変わるのか?微妙にビートの周波数が変わる。

レポートを送るとQSLカードをくれるらしいがWebSDRではダメかなぁ

 19:00(JST)に入感しなかった原因は、タイムゾーンの時差変換を間違えていたこと。
運用は9:00(UTC)、12:00(UTC)だから18:00(JST)、21:00(JST)だ。スウェーデンは今夏時間だから時差は7時間などと考えていて、UTC+9:00するところをUTC+7:00していた。
ログを見るときにはタイムゾーンの変換には気をつけるように、普段若い人たちに言っているのに...(ああ恥ずかしい)

SAQ Transmission」によると、次の運用は、2014 7/2 14:30(UTC)の世界遺産登録10周年記念運用らしい。23:30(JST)なら帰宅しているだろう。全文受信してみよう。


 

 

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