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2014年7月

2014年7月30日 (水)

STM32F0-Discovery + OpenOCD

講義で使おうとSTM32F0-Discoveryを購入したら、主催者側がまとめて買ったとかで出番がなくなった。

Stm32f0discovery0000

でに、いつものように、ねむいさんの置場からOpenOCDの最新版をDL。(ねむいさんありがとうございます)説明を見ると。

-OpenOCD
  OpenOCD 0.9.0-dev-00098-ge03eb89(built on 20140711)
  Windows 32bit Binary Nemuisan's Special Version
  SupportedOS
  ->WindowsXP(x86),Windows7(x86/x64)
  SupportedHardware
  ->JTAGKey,JTAGkey2 and many FT2232 Devices(LibUSBK or WinUSB or LibUSB)
  ->JLink(LibUSBK or WinUSB or LibUSB)
  ->JLink On LPCLink2(LibUSBK or WinUSB or LibUSB)
  ->ULink(LibUSB) (untested)
  ->RLink(LibUSB) (untested)
  ->STLink/V2(STMicro's Distributed USB-Driver/WinUSB)
  ->Versaloon(LibUSBK or WinUSB)
  ->TI-LCDI(TI's Distributed USB-Driver/WinUSB)
  ->CMSIS-DAP(Generic USB-HID/Mbed VCP Driver)
  ->STLink/V2-1(STM32-Nucleo Drivers/WinUSB)

CMSIS-DAPをサポートしたんだと思ったら、0.8.0で既にサポートされていた。

テストプログラムは、同じく置場のkick startをDLした。
このテストプログラムは Lチカ+シリアル でFlashに書かないでRAMで動かす。
OpenOCDを起動して

openocd.exe -s ./tcl -s ./image -f board/stm32f0discovery.cfg

telnetでlocalhost:4444に接続。RAMにロードして動かすコマンドは

> reset halt
target halted due to debug-request , current mode: Thread
xPSR: 0xc1000000 pc: 0x0800087c msp: 0x20000408
> load_image lchika.elf
4356 bytes written at address 0x20000000
download 4356 bytes in 0.090000s (47.266 KiB/s)
> mww 0x40010000  3
> mdw 0x20000000 2
0x20000000: 20002000 20000e25
> reg  sp  0x20002000
sp (/32): 0x20002000
> reg  pc  0x20000E25
pc (/32): 0x20000E25
> resume

set sp 0x20002000, set pc 0x20000E25は間違い
reg sp 0x20002000, reg pc 0x20000E25が正しい
(2015/11/29)

<<stm32f0_ram_exec.tcl>>

proc load_elf { loadfile } {
# vector table address
set vbr 0x40010000
# (top of SRAM)
set mode 3
# reset and halt
reset halt
# set vector table address
mww $vbr $mode
# load ELF file onto SRAM(0x20000000-)
load_image $loadfile
return
}
proc run_sram { } {
# vector address (top of SRAM)
set vectaddr 0x20000000
# get initial SP and reset handler
mem2array vect 32 $vectaddr 2
# display top of vector 4 elements
mdw $vectaddr 4
# set initial SP into SP
reg sp $vect(0)
# set reset handler int PC
reg pc $vect(1)
# execute now
resume
return
}
proc load_run { loadfile } {
load_elf $loadfile
run_sram
return
}

こんなスクリプトを作っておいて

openocd.exe -s ./tcl -s ./image -f board/stm32f0discovery.cfg
             -f stm32f0_ram_exec.tcl  -c "init"  -c "load_run lchika.elf"

で CPUの停止 → バイナリ―のロード → レジスタ(SP,SP)の設定 → 実行 してくれる。

Stm32f0discovery0000←リンク先にAVI(792.5k)

 置場を見ていると、STM32VL-Discoveryのサンプル(TFT/OLED Module Control Sample with ChaN's FatFs(STM32VL-MMC Driver))があったので、STM32F0DiscoveryのテストプログラムをSTM32VLDiscovery用に作ってみた。

main.cはインクルードするヘッダファイルを除いてほぼ同じだ。以前作ったテストプログラムは、機能を削ってようやく8KのRAMの収まるくらいだったが、コンパイルすると、4.5kに収まった。

 ところが、RAMにロードして動かそうとするとうまく動かない。LEDは点灯するだけで点滅せずシリアルにメッセージも送信されない。

 ソースを見ても分からないのでデバッガで追ってみた。こんなことならInsightを入れとけばよかったと思ったが、gdbでシコシコ

 実行する度に暴走する場所が異なる。メインから全てステップで追ってみるとxprintf()の中でgdbが返事をしなくなる。ところがxprintf()にブレークポイントを張って実行すると、ブレークポイントにたどり着く前にどこかへ行ってしまう。挙動不審だ。

 LチカでSysTickを使っているのだが int TimingDelayの値がデクリメントされていないことに気がつた。そこで、SysTick_Handlerにブレークポイントを張ってちゃんと割り込みが掛かっているか確認すると、SysTic_Handlerに飛んでこない。
割り込みべタはRAMに設定しているのに??

 悩むこと半日とうとう見付けた
src/hw_config.c

/**************************************************************************
#ifdef  VECT_TAB_RAM
/* vector-offset (TBLOFF) from bottom of SRAM. defined in linker script */
extern uint32_t _isr_vectorsram_offs;
#endif
void NVIC_Configuration(void)
{

    /* 20090429Nemui */
    #ifdef  VECT_TAB_RAM
      /* Set the Vector Table base location at 0x20000000 + _isr_vectorsram_offs */
      NVIC_SetVectorTable(NVIC_VectTab_RAM, (uint32_t)&_isr_vectorsram_offs);
    #else  /* VECT_TAB_FLASH  */
      /* Set the Vector Table base address at 0x08000000 */
      NVIC_SetVectorTable(NVIC_VectTab_FLASH, 0x0000);
    #endif
    /* 20090429Nemui */

        (
         )

NVIC_SetVectorTable()は
lib/STM32F10x_SetPeriph_Driver/src/misc.c

/**
* @brief  Sets the vector table location and Offset.
* @param  NVIC_VectTab: specifies if the vector table is in RAM or FLASH memor.
*   This parameter can be one of the following values:
*     @arg NVIC_VectTab_RAM
*     @arg NVIC_VectTab_FLASH
* @param  Offset: Vector Table base offset field. This value must be a multipl
*         of 0x200.
* @retval None
*/
void NVIC_SetVectorTable(uint32_t NVIC_VectTab, uint32_t Offset)
{
  /* Check the parameters */
  assert_param(IS_NVIC_VECTTAB(NVIC_VectTab));
  assert_param(IS_NVIC_OFFSET(Offset));

  SCB->VTOR = NVIC_VectTab | (Offset & (uint32_t)0x1FFFFF80);
}

 この関数で VTOR(Vector Table Offset Register)を設定して割り込みベクタをリマップしている。
VECT_TAB_RAM/ VECT_TAB_FLASHはmakefieでコンパイル時に -DVECT_TAB_FLASHが宣言されている。

 OpenOCDでバイナリをRAMにロードして、実行する前に割り込みベクタ・テーブルをRAMに設定しているのだが(mww 0xE000ED08 0x20000000) main()の先頭で呼ばれるSet_System()関数から Set_System() -> NVIC_Conviguration() -> NVIC_SetVectorTable() の順で呼ばれて割り込みベクタをFLASHの先頭に戻していたようだ。

 コメントを見ると、/* 20090429Nemu */のシグネチャがある。
ねむいさんはプログラム中で割り込みベクタ・テーブルをリマップするというお考えだったらしい。それに気が付かないで自分で設定していたのが原因だった。

でもね、STM32F0DiscoveryのKickStartではベクタテーブルのリマップしてないんだよね。^^)尤も、cortex-M0にはVTORはないんだけどね。

 cortex-M0にはVTROはなくても、ベクタテーブルのリマップ関数はあるのではと思い、探してみるとちゃんとあった。

/lib/STM32F0xx_StdPeriph_Driver/src/stm32f0xx_syscfg.c

/**
  * @brief  Configures the memory mapping at address 0x00000000.
  * @param  SYSCFG_MemoryRemap: selects the memory remapping.
  *          This parameter can be one of the following values:
  *            @arg SYSCFG_MemoryRemap_Flash: Main Flash memory mapped at 0x00000000 
  *            @arg SYSCFG_MemoryRemap_SystemMemory: System Flash memory mapped at 0x00000000
  *            @arg SYSCFG_MemoryRemap_SRAM: Embedded SRAM mapped at 0x00000000
  * @retval None
  */
void SYSCFG_MemoryRemapConfig(uint32_t SYSCFG_MemoryRemap)
{
  uint32_t tmpctrl = 0;
  /* Check the parameter */
  assert_param(IS_SYSCFG_MEMORY_REMAP(SYSCFG_MemoryRemap));
  /* Get CFGR1 register value */
  tmpctrl = SYSCFG->CFGR1;
  /* Clear MEM_MODE bits */
  tmpctrl &= (uint32_t) (~SYSCFG_CFGR1_MEM_MODE);
  /* Set the new MEM_MODE bits value */
  tmpctrl |= (uint32_t) SYSCFG_MemoryRemap;
  /* Set CFGR1 register with the new memory remap configuration */
  SYSCFG->CFGR1 = tmpctrl;
}

 MemoryRemapConfig(SYSCFG_MemoryRemap_SRAM); をmainの頭で呼んでやればよさそうだ。

ついでに、スタートアップルーチン("lib/CMSIS/Device/ST/STM32F0xx/Source/Templates/gcc_ride7/startup_stm32f0xx.s)も調べてみると、Reset_Handlerの先頭でスタックの設定も行っていることが分かった。

 つまり、OpenOCDのコマンドは

> reset  halt
> load_image  main.elf
> reg  pc  Reset_Handlerのアドレス

で良さそうだ。

2014年7月28日 (月)

修理(2)

 かみさんに頼まれてヒーターの修理をしたら(といっても断線していたのを繋いだだけだけど)、「他にも壊れている物があるんだけど」ということで修理することになった。
MwMw1

またもや根本で断線である。ガムテープで動かないようにして使っていたらしい。

Mw2

 ACコードを巻き取る際にブッシングの根本の部分でACコードに力がかかっているのようなのでインシュロックで止めてみた。今度はインシュロックのところで断線しそうな気もするのだが...

 娘曰く、「ちゃんと技術料を請求すべきだよ!」 嬉しいことを言ってくれる。
でも、線を切って繋いだだけだからなあ...

 かみさんは気を良くしたのか、もう一つ壊れ物を持って帰ってきた。
電源コードをACコンセントに挿して、リモコンを操作しながら「時々電源が入ることがあるんだよね」と言うので、ようやくまともな修理かと思ったら。

Photo

 「をいをいACコードが燃えるぞ!!」と、慌ててACコードをコンセントから抜いた。
どうも、ACコードに力がかかっても気にしない使い方をしているようだ。

 製造業の皆さ~ん!シロウトさんの使い方ってこんなもんですよ~!!
ACケーブルが燃えるのだけは勘弁してもらいたいと切に思う。

 ネットでブッシング付のACコードを探したけど見付からない。秋葉で現物を探すしかないか。

2014年7月26日 (土)

援助じゃアフリカは発展しない

援助じゃアフリカは発展しない ダンビサ・モヨ (著), 小浜 裕久 (翻訳) 東洋経済新報
Photo

 NHKのスーパープレゼンテーションでやっていたダンビサ・モヨ氏の「中国は今や新興国の憧れなのか」を聞いて興味が湧いたのでこの本を読んでみた。

 内容はずばり
「援助じゃアフリカは発展しないどころか欧米の援助がアフリカ発展の障害となっている。」という内容。

 資本主義、自由主義の欧米がアフリカ援助においてイデオロギー的で、共産主義の中国が全くイデオロギー的でないというと奇異な感があるが、唯我独尊的で成長が止まろうとしている欧米、先進国と超現実主義で成長途中の中国と考えれば納得である。

 結局、欧米も中国も真にアフリカのことを考えていないということだが、アフリカにしてみれば欧米より中国の方が発展が期待できるということか、更に独裁体制を変えることなく成長した中国はアフリカの発展モデルになるという。

 中国のなりふり構わないアフリカ進出について危機感を感じているのは日本だけではない。先進国としてこれまで散々援助した挙句、アフリカが中国になびくのは承服できないといったところだろうか。

 序文にあるようにこの本は劇薬である。
これを書いたのがボノではなくザンビア出身のエコノミストである。先進国は発展途上国の援助について考え直す時期に来ているのだろう。

 余談だが、こんな意見もある。
援助貴族のJAICA職員がこのような本を翻訳することに違和感があるのだそうだ。

2014年7月24日 (木)

情報セキュリティのシンポジウム

 とある情報セキュリティ関係のシンポジウムに参加した。楽しみにしていたパネルディスカッションでは主催が教育関係だからだろうか人材育成が話題になったのだが、かなり違和感があった。
パネルディスカッションはたいていなあなあだから議論にならないのは分かっている。違和感は、議論にならないことではなく、人材育成のとらえかたである。

 情報セキュリティ・エンジニアの不足は以前から言われていて、様々な取り組みが行われている。情報セキュリティ・エンジニアにはICTに関する高い知識・技能とセキュリティに関する知識と倫理が必要である。こんな人材いるのかと思ってしまうのだが。

 つまり、情報セキュリティ・エンジニアの人材育成は

  • ICTに関するスキル
  • セキュリティ(リスク評価、危機管理等)に関する知識
  • 倫理(職務倫理と技術者の倫理)

について考える必要がある。

 ところが、パネリストは 人材育成=職業訓練 で議論していたようだ。確かに、ICTに関するスキルは訓練でそこそこのレベルまで習得できるだろう。(高いレベルは訓練だけでは無理だ)

 パネリストの皆さんは「ICTに関する高いスキルの習得」につい述べておられた。

 あるパネリストは2種類の育成方法が必要であると仰る。

「普通の人は訓練する。そして、変な人(尖った人)を見つけて正しく導く。」

だそうだ。

 変な人を自認している者からすると「大きなお世話だ!!その上から目線が気に入らない!!」

 パネリストの皆さんは、それぞれの組織ではICTに関するスキルが高く、組織内では「変な人」のようだ。「ICTに関する高いスキル」と「高い倫理観」の両方を修得することの困難性について考えたことがないのだろうか?。少なくとも、「ICTに関する高いスキル」と「高い倫理観」は訓練で習得できるものではない

 他のあるパネリストは仰る。

「変な人の考え方や手法・手順を教えることは可能だ。」
「その後は教えられる者がどれだけやるかである」

と。
 前段は訓練である。後段は育成だが本人任せは育成ではない。育成は、いかに関わるかが重要である。
このパネリストは自身を超える人材を育成することはできないのではないだろうか。

 結局、訓練で実現できる「ICTに関するスキルの訓練」について、各パネリストが持論を述べただけで、「情報セキュリティ・エンジニアの人材育成」には程遠い残念なパネル・ディスカッションだった。

 情報セキュリティ業界はようやく「喰っていける」ようになったが、継続的に人材を育てるところまで成熟していないと言うことだろうか。

2014年7月22日 (火)

SY6502

SY6502をヤフオクで入手した。

出品の表示は6520だったのだが、写真がSY6502だったので入札してみたら、写真のとおりSY6502が送られてきた。
Sy6502

ついでにSY6521/6821 PIAも
Sy6521

今回欲しかったのは、HN58C256 中古\400だ。
Hn58c256

64kのEEPROMは中古、新品結構みかけるのだけれど256kのEEPROMの中古は見かけない。新品は秋葉原サンエレクトロで\1,648なのでいつも買えないでいた。

オマケでUART COM8502/SMC8440も
Com8502

COM8502/SMC8440は、今時のUARTと違って、TransmitterとRecieverの信号が別に出ている。データラインも別だし、OverRun,Framing error,Parity errorなどのステータスレジスタにあるような信号や通信速度,データビット数,パリティなどのコントロールレジスタにあるような信号もそのまま端子に出ている。

 CPUから制御しようとするとPIO経由でアクセスしなければならないので面倒だが、CPUを使わないハードウェアにUARTを実装するには便利が良い。

 昔々CPUを使わないハードでシリアル接続する回路にはIM6402が使われていた。田舎にいるとトラ技の広告に載っていない部品は買うことができず、何処で売っているのだろうか?と思っていた。

 よく調べてみるとCOM8502はIM6402とコンパチのようだ。

2014年7月19日 (土)

上司になってはいけない人たち

上司になってはいけない人たち 本田 有明 PHPビジネス新書

Photo

本田有明氏によると、上司になってはいけない人たちは、

  1. 問題があるのに「ない」という〈無責任上司〉
  2. 自分が「問題そのもの」になっている〈鈍感上司〉
  3. 何もしないで会社の評論ばかりする〈負け犬上司〉
  4. 「ほかにやることがある」でごまかす〈煙幕上司〉
  5. その場しのぎの対応に終始する〈お調子者上司〉

だそうだ。
この本は、ダメ上司を分析しているので、あるあるで読めてしまう。

 組織の構成がよくある2:6:2とすると。デキル2割は良いとして、フツウの6割の人がフツウに上司になる年頃になると「上司になってはいけない人」になるのではないだろうか。人間ってそんなもんだと思う。(1~5までコンプリートしている人はデキナイ2割)

 「上司になってはいけない人」にならないようにするには、上司になる前から心掛けるのはもちろんだけど、第三者に自分を客観的に評価してもらわなければならないだろう。これは難しい。

 上の5か条に該当しないことを上司になるための要件にすればよいのだが、「上司になってはいけなかった」上司は部下を正当に評価できないので選考が難しい。負の連鎖をどこかで断ち切る必要がある。

 「悪化は良貨を駆逐する」の例えどおり、「上司になってはいけない人」が1人でも上司になると、いつの間にか「上司になってはいけない人」が8割を占めてしまう。

 「上司になってはいけない人」だけど仕方ないよね
  ではなく
「上司になってはいけない人」は上司になるべきではない!

という空気が必要だろう。

2014年7月17日 (木)

E-mail 本文の改行

 最近E-mailはWebメールになってしまった。

 あるMLに投稿されたメールを読んでいて気が付いたとがある。60文字や70文字で改行しないで、読点まで改行しない人がいるのである。

 携帯では画面が狭く画面の幅は機種によって変わるので、読点まで改行しないほうが読みやすい。でも、Webメールではブラウザを使って読むので読点まで改行していないと横スクロールしなければならず、読み難くてしかたがない。

 昔は1行の文字は70字がよいとか65字がよいという論争があったものだが携帯が主流になった今日では改行しないほうがよいのだろうか。σ^^)は昔の人なので、メールを送るときには、律儀に70(漢字40)文字付近で改行している。

 よく見ると、HTMLメールで送ってくる人は読点まで改行しない人が多い。
HTMLメールのHTMLをブラウザ(FireFox)で表示するとスクロールバーが表示されないで窓の大きさで自動的に折り返されるようだ。おそらく、改行しない人はメール作成のデフォルトがHTMLメールになっているのだろう。

 σ^^)はHTMLメールを受信してもテキスト部分しか読んでいないので気が付かなかった。

 E-mailを送るときにはメールを読む人の立場に立って送るべしは、インターネットの黎明期にはネチケット(死語)として認識されていた。

 HTMLメールは誰でも見えるわけではないので相手に断ってからと言われていたのだが、今はソフトウェアが賢くなってよろしく処理してくれるようになったし、ブラウザがない環境はまず考えられないので人間はそこまで考えなくてよくなったのかもしれない。

(HTMLメールを開くのは抵抗感があるんだよね。)

2014年7月15日 (火)

ガラケー(2)

 ヤフオクでSO902iと間違えてSO705iを落札してしまった。その後SO902iに参戦するが、なかなか落札できなかったので、狙いを決めて終了間際に勝負したら、\1,600で無事落札できた。

 出品者はショップだったので、取引ナビではなく、オーダーフォームに入力するとショップから連絡があるはずなのだが、週末を挟んだとはいえ4日間も放置プレーだ。凸--)
掲示板で催促したらようやく返事があった。

So902_so905
SO902i(左)   SO905i(右)

このOS902iは色、スタイル、大きさがとてもよい。裸眼で画面が見える歳なら欲しいかも。

 この頃SONYは携帯のOSにSymbianを使っていたけど、なぜかSO905iはLinux(MOAP(L))だ。
Soserise
SO705i   SO702i   SO902i   SO905i

並べてみると同じメーカが作った製品とは思えない出来だ。SO902i開発チームに人を集めて他は手を抜いたとしか思えない。

SONYのガラケーばかり集めてどうするって? ^^)

2014年7月13日 (日)

中国は今や新興国の憧れなのか

NHK Eテレ スーパープレゼンテーション再放送(2014/7/6)

Dambisa Moyo 「中国は今や新興国の憧れなのか」(Is China the new idole for emerging economies?)

 新興国にとっては、欧米の民主主義とか自由資本主義とかのイデオロギーでは腹は満たない。中国は全体主義だけど、とりあえず経済的成長をもたらしてくれる。
まさに「衣食足りて礼節を知る」ということだろうか。

 先進国が、搾取した、労働力や鉱物資源、森林資源などの富のごく一部を新興国援助という名目で還流させている訳だが大きく見ると 援助<<搾取 だ。

 それでもイデオロギーと宗教を押し付けてくるのが欧米のやり方だ。新興国からするとずっと前から思っていたことなのだろう。

アフリカの欧米に対する積年の恨みが背後にあるような気がする。

2014年7月12日 (土)

90,000アクセス

90,000アクセスを超えていた。
90kaccess

2014年7月 9日 (水)

仕事の段位

仕事の段位 前田隆敏 インデックス・コミュニケーションズ

Photo_2

「あいつは仕事ができる」とか「できない」とかよく言われる。
評価している人の主観なのだが、大抵は「そうだよね」ということになる。
ということは、仕事の実力の判定基準にはある程度普遍性があるのだろう。

 この本は、暗黙知に頼っていた、仕事の実力を判定する項目を形式知化したものである。 著者は心理カウンセラーで経営コンサルタントなのでサンプルも多いのだろう、ただのカンではなさそうである。

 自分の「仕事の実力」の判定だけでなく他人の「仕事の実力」の判定にも使うと、「仕事の実力」の見える化にも使える。
個人の「仕事の実力」の見える化ができると、組織の実力の見える化ができるようになるかもしれない。

 この本では、11問の質問で「仮の段位」を決め、その後に30問の質問をすることで、4級以下~3段以上まで7段階の「仕事の段位」を決定する。

仕事のレベル 仕事の段位 「プロ」と「アマ級」 割合
極めて高い 3段以上 超一流 -
非常に高い 2段 一流 -
初段 5%
高い 1級 プロ 10%
2級 20%
高くない 3級 アマ 50%
低い 4級以下 15%

「プロ」と評価されるのは2級、1級で割合はそれぞれ20%、10%だから、このあたりはクリアしたいものだ。
初段に必要なスキルは

  • 変化させるスキル
  • 前進させるスキル
  • マルチタスク処理スキル
  • ナントカするスキル
  • ゴールを起点にするスキル
  • 続ける動機を維持するスキル

だそうだ。 たしかにデキル人の「ナントカするスキル」はすごいと思う。

 いつでも再評価できるように、この本の評価方法をExcelで作っておいた。

2014年7月 7日 (月)

中野セントラルパーク ビアパーク2014

中野セントラルパークでビアパークが7/1から始まっている。
今年は「バー・コングレッソ」の屋台と「フットニック」のフードバスが増えている。

入口に近いほうから順に

グッドモーニングカフェ
Beergardenfesta2

バー・コングレッソ
Beerpark2014barcongresso

千年の宴
Beerpark2014sennen

フットニック
Beerpark2014footnic

日が落ちるとこんな感じ
Beerpark2014

2014年7月 5日 (土)

知性の磨き方

知性の磨き方 林望 PHP新書

Photo

 「知性を磨く」田坂広志、光文社新書と間違えて、ポチっとしてしまったので読んでみた。

 国文学者で小説家の林望氏が知性について書いたエッセイ。

「学問の愉しみ」で林望先生はいう

いい先生というのは、「方法」を教えてくれる先生であって、知識を教えてくれる先生ではないということに尽きるでしょうね。

若い頃、直接教えてくれない師について研究に没頭していたこと。その後大学教授として学生に教えていただけに重みがある。誰かに教えられたことではない。

 この考え方は、学問を行っている人、研究者、職人には良く当てはまる。
しかし、職業訓練の先生(講師)はちょっと違う。

 研究者、職人に教える先生(親方)は、はできる者、自分で学ぶことができる者を伸ばせばよい。林望先生の言うように歩留まりは悪いが先生(親方)を超えるものが出る。

 一方、職業訓練の講師の場合はどうかというと、最低限のことはできるようにしなければならない。理解していない場合には、マニュアルでもなんでも与えて。最低限の作業ができるようにする必要がある。そうしなければ皆おまんま食い上げだ。

 このあたりが、学者の先生と職業訓練の講師との根本的に異なる部分だ。かといって、自ら伸びる者に対してもマニュアルを与えて終わりにしたいわけではない。職業訓練の講師はそれなりに葛藤があるのだ。

 マニュアルをもらえばOKという者は多く、明日から使える手法はメモを取りながらちゃんと聞くけど、「その手法を発見する手法を教えて欲しい」という、メタな質問をする者は今も昔も少ないような気がする。

 もっとも、講師も「その手法を発見する手法」を教えることはとても難しく、自ら学び成長できるが者が自ら「その手法を発見する手法」を発見するのを見守ることしかできないのだが。

 「自ら学び成長できる人」の割合が今も昔も変わっていないとしたら、

問題は、

 昔のおじさん(先輩)達は、「自ら学び成長できる者」を見つけて成長を見守っていたのだろう。年代の近い人で「自ら学び成長できる人」を何人か知っている。

一方、今のおじさん(自分)達はどうだろうかと考える。「自ら学び成長できる人」を見つけて成長見守っているのだろうか?「最近の若い者は...」と嘆いているだけではないだろうか?

2014年7月 3日 (木)

ヴァールベリの無線局(SAQ)(2)

 世界遺産に登録されているスウェーデンのヴァールベリの無線局(SAQ) が世界遺産登録10周年記念で2014/7/2 14:30(UTC)に運用した。 

 この前の日曜のアレキサンダーソン・デイ(2014/6/29)に運用したときは、時間を間違えていて、本当に最後の DE SAQ SAQ SAQ SK しか録音できなかったので全文受信してみた。

 今回もインターネット上に受信機を公開しているUniversity of Twente PI4THT (http://websdr.ewi.utwente.nl:8901/)にお世話になることにする。

 準備して待つこと2時間 14:10(UTC)/23:10(JST) に予定どおり試験電波が送信され、14:30(UTC)/23:30(JST)よりちょっとだけ早めにメッセージが送信された。

Saq201407021

 

Saq201407022 ←拡大

メッセージはこちら

cq cq cq de saq saq saq
=
this is grimeton radio / saq in a transmission using the alexanderson 200kw alternator on 17.2khz
=
today we celebrate 10 ii 10 years since grimeton radio station  was designated a world heritage site by unesco ii unesco .
today we also salute the first 12 ii 12 ambassadors of world heritage grimeton .
signed : this alexander-grimeton veteranradios vaenner association and world heritage grimeton AR
=
no qsl reports required AR
de saq saq saq SK

ダウンロード websdr_recording_2014-07-02T14_39_50Z_17.2kHz.mp3 (1,322.1K) (5'30")

今回の運用は、NO QSLだって。

 クリスマスイブの運用に向けて受信用のアンテナを作ろう。


2014年7月 1日 (火)

ヴァールベリの無線局(SAQ)

 世界遺産に登録されているスウェーデンのヴァールベリの無線局(SAQ) が今年もアレキサンダーソン・ディに運用した。 

 この無線局には世界中で唯一オンエア可能な高周波発電式(アレキサンダーソン式)の超長波送信機があって、毎年アレキサンダーソン・ディとクリスマスに運用しているらしい。

今年のアレキサンダーソン・ディの運用は2014/6/29 9:00(UTC), 12:00(UTC)だった。

 過去に日本で受信に挑戦した人がいたようだけど、聞こえなかったようだ。
依佐美送信所のページ
によると、依佐美の送信所は対欧通信に使われていたらしく、相手局の一覧によると、
スウェーデンの受信局はKungsbacka、送信局はGrieton(SAQ)だったらしい。
とすると日本でも受信できるんじゃないんだろうか。

更に調べてみた。alexander.n.seの「The Alexanderson transmitter」によると、ここの高周波発電機の出力は200kWだけど、現役時代でも米国でちゃんと受信できるくらいのパワーで運用していたようで、最近は80kWで運用されているそうだ。(年代物だからね)
日本で聞くのは難しいかなぁ

 聞いてみたいけど、HFのアンテナも上げられないマンション暮らしなのでVLF(17.2kHz)のアンテナは到底無理だ。

今年はアンテナが用意できないけど、WebSDRなら聴けるだろうということで、WebSDRでVLFを公開しているサーバを探すと

場所 Glid Locator URL
University of Twente, Enschede NL O32KF http://websdr.ewi.utwente.nl:8901
Berlin Germany JO62PM http://websdr-berlin.no-ip.org:8901/ 
Technical School Rudjer Boskovic,Zagreb Croatia JN85AT http://9a1rbz.no-ip.org:8901
Hungary JN97HG http://www.websdr.hu/

あたりが見付かった。今回はオランダのTwente大が公開しているサーバを使って聞くことにした。

Saqwebsdr_2

(WebSDRの受信ソフトはJAVAのアプレットがローカルで動くのでブラウザの設定でJAVAを許可しないと受信できない)

 前日から録音できる用意して待っていたのだが、19:00(JST)には入感しない。やはりダメかとあきらめて夕食をとり、21:10(JST)頃に何気なく聞くと入感しているではないか!。

あわてて録音したら最後の
DE SAQ SAQ SAQ SK
だけ録音できていた。でもキャプチャできなかった。

ダウンロード websdr_recording_2014-06-29T12_11_03Z_17.2kHz.mp3 (258.6K)

21"~30"、38"~40"はチューニングだろうか?それとも連続送信すると負荷で発電機を回しているモータの回転数が変わるのか?微妙にビートの周波数が変わる。

レポートを送るとQSLカードをくれるらしいがWebSDRではダメかなぁ

 19:00(JST)に入感しなかった原因は、タイムゾーンの時差変換を間違えていたこと。
運用は9:00(UTC)、12:00(UTC)だから18:00(JST)、21:00(JST)だ。スウェーデンは今夏時間だから時差は7時間などと考えていて、UTC+9:00するところをUTC+7:00していた。
ログを見るときにはタイムゾーンの変換には気をつけるように、普段若い人たちに言っているのに...(ああ恥ずかしい)

SAQ Transmission」によると、次の運用は、2014 7/2 14:30(UTC)の世界遺産登録10周年記念運用らしい。23:30(JST)なら帰宅しているだろう。全文受信してみよう。


 

 

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