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2014年7月 9日 (水)

仕事の段位

仕事の段位 前田隆敏 インデックス・コミュニケーションズ

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「あいつは仕事ができる」とか「できない」とかよく言われる。
評価している人の主観なのだが、大抵は「そうだよね」ということになる。
ということは、仕事の実力の判定基準にはある程度普遍性があるのだろう。

 この本は、暗黙知に頼っていた、仕事の実力を判定する項目を形式知化したものである。 著者は心理カウンセラーで経営コンサルタントなのでサンプルも多いのだろう、ただのカンではなさそうである。

 自分の「仕事の実力」の判定だけでなく他人の「仕事の実力」の判定にも使うと、「仕事の実力」の見える化にも使える。
個人の「仕事の実力」の見える化ができると、組織の実力の見える化ができるようになるかもしれない。

 この本では、11問の質問で「仮の段位」を決め、その後に30問の質問をすることで、4級以下~3段以上まで7段階の「仕事の段位」を決定する。

仕事のレベル 仕事の段位 「プロ」と「アマ級」 割合
極めて高い 3段以上 超一流 -
非常に高い 2段 一流 -
初段 5%
高い 1級 プロ 10%
2級 20%
高くない 3級 アマ 50%
低い 4級以下 15%

「プロ」と評価されるのは2級、1級で割合はそれぞれ20%、10%だから、このあたりはクリアしたいものだ。
初段に必要なスキルは

  • 変化させるスキル
  • 前進させるスキル
  • マルチタスク処理スキル
  • ナントカするスキル
  • ゴールを起点にするスキル
  • 続ける動機を維持するスキル

だそうだ。 たしかにデキル人の「ナントカするスキル」はすごいと思う。

 いつでも再評価できるように、この本の評価方法をExcelで作っておいた。

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