仕事の段位
仕事の段位 前田隆敏 インデックス・コミュニケーションズ
「あいつは仕事ができる」とか「できない」とかよく言われる。
評価している人の主観なのだが、大抵は「そうだよね」ということになる。
ということは、仕事の実力の判定基準にはある程度普遍性があるのだろう。
この本は、暗黙知に頼っていた、仕事の実力を判定する項目を形式知化したものである。 著者は心理カウンセラーで経営コンサルタントなのでサンプルも多いのだろう、ただのカンではなさそうである。
自分の「仕事の実力」の判定だけでなく他人の「仕事の実力」の判定にも使うと、「仕事の実力」の見える化にも使える。
個人の「仕事の実力」の見える化ができると、組織の実力の見える化ができるようになるかもしれない。
この本では、11問の質問で「仮の段位」を決め、その後に30問の質問をすることで、4級以下~3段以上まで7段階の「仕事の段位」を決定する。
仕事のレベル | 仕事の段位 | 「プロ」と「アマ級」 | 割合 |
---|---|---|---|
極めて高い | 3段以上 | 超一流 | - |
非常に高い | 2段 | 一流 | - |
初段 | 5% | ||
高い | 1級 | プロ | 10% |
2級 | 20% | ||
高くない | 3級 | アマ | 50% |
低い | 4級以下 | 15% |
「プロ」と評価されるのは2級、1級で割合はそれぞれ20%、10%だから、このあたりはクリアしたいものだ。
初段に必要なスキルは
- 変化させるスキル
- 前進させるスキル
- マルチタスク処理スキル
- ナントカするスキル
- ゴールを起点にするスキル
- 続ける動機を維持するスキル
だそうだ。 たしかにデキル人の「ナントカするスキル」はすごいと思う。
いつでも再評価できるように、この本の評価方法をExcelで作っておいた。
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