「自分」の壁
日本人は暗黙のルールで生きているという指摘は、その通りだと思う。
西洋の二元論や要素還元主義とは相いれないという指摘は最近分かるようになってきた。
σ^^)はいわゆるKYなので「暗黙のルール」が気持ち悪い。
養老先生も感じている社会に対する心地悪さ。である。
「暗黙のルール」を形成している大多数側に溶け込めない自分を感じていると、西洋の二元論や要素還元主義が素晴らしく思えるのである。
しかし、知らず知らずのうちに「暗黙のルール」に適応しているので、二元論や要素還元主義にどっぷりハマることができない。
今も昔も、神様は八百萬人いて良いと思っている。
昔は、「このメモリはこのCPUと相性が悪い」等と言う輩は信用しなかった。素直に「不具合の原因が分からない」と言えと。さもなくば原因を追究しろと。
最近は「メモリとCPUの相性」が良い組み合わせを知っているなら良いかと思うようになった。(ちょっと堕落した...)
世間が言うこと(暗黙のルール)を鵜呑みにせず、一度は考え直してみることが必要だと思っているので、若い人たちには「常識とは皆が信じているウソかも」と言っている。
今時の若い人たちは個性重視で育てられたといいながら、世間に適応しているように思う。
個性が重要と言われて、それを真に受けて個性を発揮するのは、大多数側に入れない人、社会に対して居心地の悪さを感じている人ではないだろうか。
この本は大多数側に溶け込めないで、大多数側を客観的に見ている養老先生が大多数側に向けて書いた本なのだろう。Amazonの書評を見ると、大多数側にいる人の中には目から鱗という人がいる。
この逆で、大多数側(普通の人)が少数側(ちょっと変な人)に向けて書いた本があってもいいのではと考えた...理系本だ。
でも、理系本を読んでも目から鱗だったことがないのは、σ^^)が変な人だからだろうか。
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