上司になってはいけない人たち
上司になってはいけない人たち 本田 有明 PHPビジネス新書
本田有明氏によると、上司になってはいけない人たちは、
- 問題があるのに「ない」という〈無責任上司〉
- 自分が「問題そのもの」になっている〈鈍感上司〉
- 何もしないで会社の評論ばかりする〈負け犬上司〉
- 「ほかにやることがある」でごまかす〈煙幕上司〉
- その場しのぎの対応に終始する〈お調子者上司〉
だそうだ。
この本は、ダメ上司を分析しているので、あるあるで読めてしまう。
組織の構成がよくある2:6:2とすると。デキル2割は良いとして、フツウの6割の人がフツウに上司になる年頃になると「上司になってはいけない人」になるのではないだろうか。人間ってそんなもんだと思う。(1~5までコンプリートしている人はデキナイ2割)
「上司になってはいけない人」にならないようにするには、上司になる前から心掛けるのはもちろんだけど、第三者に自分を客観的に評価してもらわなければならないだろう。これは難しい。
上の5か条に該当しないことを上司になるための要件にすればよいのだが、「上司になってはいけなかった」上司は部下を正当に評価できないので選考が難しい。負の連鎖をどこかで断ち切る必要がある。
「悪化は良貨を駆逐する」の例えどおり、「上司になってはいけない人」が1人でも上司になると、いつの間にか「上司になってはいけない人」が8割を占めてしまう。
「上司になってはいけない人」だけど仕方ないよね
ではなく
「上司になってはいけない人」は上司になるべきではない!
という空気が必要だろう。
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